「追って連絡」の意味と使い方・敬語・返信の仕方・類語
更新日:2024年06月30日
「追って連絡」と言われた場合の待つ期間
一般的に「追って連絡」という言葉が使われた場合、その言われた相手が待つ期間はどれくらいか、ということが問題に上がってきます。この場合、当然「なるべく早い時期」が理想的ですが、状況や個別の報告内容によって一概には言えません。3日間である場合や5日間の場合、または一週間待ってくれる場合もあります。
しかし、ビジネス上のやり取りや社会に出て公の物事(式典や礼典などを含む)などにおいて「追って連絡いたします」と言われた場合は、基本的にその日の内から3日以内程度に連絡することがマナーになります。
ビジネスを問わず「3日」というのは基本的に1つの節目の時期となるため、一般的には「3日間のうちにあるていどの物事を片付ける・計画を進展させる」などの流れが普通に見られます。3日以上かかる場合は、あらかじめ相手と相談をしておき、それ以上待ってもらう旨をきちんと伝えておくことが大切です。
面接
就職活動などで「面接の日時を追って連絡いたします」などと会社側から言われる場合が多くあります。この場合はたいてい3日から一週間くらい待たなければならない場合もあり、この場合には相手が雇用主の会社であるため、被雇用者の就活生は待たなければなりません。
稀に、この「追って連絡します」と言われてから一週間以上経っても連絡がこない場合があります。こんな場合は就活生からその会社に連絡を入れ、その件について率直に問い合わせる必要が出てきます。その場合は必ず「一週間以上経ってから連絡をする」ということを心がけてください。
一般的には面接後に必ず「面接結果については追って連絡いたします」という旨を伝えられるため、それから暫く連絡がこないで「どんな結果・進展になっているのか」と疑問になった場合は、誰でもその会社に連絡を入れることができます。
最終面接
最終面接というのは、主に就職活動において「その面接で採用・不採用が決まる段階」を意味し、いわゆる面接のうちでは最重要の面接になります。そのため、「結果は追って連絡いたします」と言われた後に合否の確認の連絡を受けることは、どの就活生にとっても大事です。
この最終面接での合否について連絡を待つ場合、早いときは3日後、それ以外の普通の場合は約一週間(就活生が多いことも原因します)、遅くても二週間以内には必ず連絡が入ります。特に大手企業や資格などを必要とする専門分野での就職の際は「二週間後」という場合も普通に想定されます。
しかし一般的に「一週間を過ぎても何の連絡もない」という場合には当然不安になります。この場合はその一週間を待ち、必ず一週間を過ぎた時点でその会社に連絡を入れることが大切です。その場合は直接電話を入れてもかまいません。
書類選考など
「書類選考」というのは主に、あらかじめ提出した履歴書を(会社側に)見られて面接への進み具合を判断され、「こういう人材なら一度面接してみたい」という人事の基準に適していればその就活生は面接試験(質疑応答試験)に進めるという、「生き残り」的な選考進展が認められます。いわゆるステップアップの形式です。
この場合、書類選考というのは面接試験の前段階的な試験となるため、それほど合否の通知において時間がかからないことが多いです。たいてい3日間から5日間、遅くても一週間程度が目安になります。
しかし、初めて書類選考される場合や就職活動をする際には、その既定の「待ち時間」というのがはっきりわからない場合も出てきます。その場合は3日以上経ってから会社に連絡を入れ、「確認させていただきたいのですが」ときちんと敬語表現をする上で、書類選考期間について問い合わせることも可能です。
「追って連絡」は失礼なのか
ビジネス上のやり取りで「追って連絡する」という表現は普通に使われていますが、場合によっては失礼に当たる場合もあります。それは「急ぎの用事で相手が連絡をしてきた場合」や、「あらかじめ連絡を密にしていなければならない場合」などで、特に相手会社との連携・即時の対応を必要とする場合がほとんどです。
しかし、どうしても連絡を受けた段階では即答できない状況も確かにあるため、その場合には「追って連絡します」という旨を伝えるために別の敬語表現を使うことが必要になります。
・大変申し訳ございません。本日中に必ずご連絡をさせていただきます。
・ご対応させていただけ次第、ご連絡をさせていただきます。
・大変申し訳ございませんが、もう少々お待ちいただければ幸いです。
「追って連絡」と言う場合の注意
先述しましたように、「追って連絡させてください」と言う場合には、先に「大変申し訳ございません」などの謝意の言葉を必ず付け添えておき、「本日中」や「お待ちいただければ幸いです」など、はっきりした日時の明示・きちんとした謝意の旨を伝えることが大事となります。
「追って連絡」の英語表記と意味
「追って連絡」という言葉を英語に直すと、「postmortem contact(事後連絡、追って連絡)」、「contact at a later date(後日に連絡する、追って連絡)」、「contact later(事後連絡、後ほど連絡、追って連絡)」、「second contact(第2次連絡、追って連絡)」、「contact in 3 days(3日後に連絡する、追って連絡する)」などの言葉に置き換えられます。
初回公開日:2018年04月17日
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