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「おみ足」の意味と使い方・漢字・類語・敬語|悪い中/手

初回公開日:2018年05月27日

更新日:2020年05月27日

記載されている内容は2018年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「おみ足」は普段あまり聞かない言葉です。しかし接客業などでは単に「足」というと粗野なイメージを与えてしまいます。「足」を丁寧に言えば「お足」となるはずなのに、「おみ足」というのはなぜでしょうか。今回は「おみ足」の意味や使い方などをご紹介していきます。

「おみ足」の意味と使い方

「おみ足」の意味と使い方・漢字・類語・敬語|悪い中/手
※画像はイメージです

「おみ足」という言葉を聞いて何を想像するでしょうか。「足」を指す言葉なのか、それとも何かの慣用表現なのか、普段聞きなれない「おみ足」という言葉にはどのような意味があるのかをみていきましょう。

「おみ足」の意味

「おみ足」とは、慣用表現ではありません。「足」を指す言葉です。「足」を丁寧に表現すると「おみ足」となります。この「おみ足」は、主に女性に使われる言葉です。

女性に対して、「おみ足を楽にしてください」などと使われます。それでは男性の場合はどのようになるのでしょうか。

男性に使う場合は

「おみ足」は一般的には男性には使いません。ただし、相手が高貴な方の場合には「おみ足」と言っても問題ないでしょう。

「足を楽にして」というのを男性に、しかも敬語表現で使いたい場合には、「どうぞ楽になさってください」という言い方もあります。

このような言い方をすると、足だけではなく全体的に楽な姿勢で聞いてくれてOKというニュアンスが相手に伝わりますので、結果として「足を楽にして」につながるということです。

おみ足の悪い中など

「おみ足の悪い中」は、相手の足が不自由あるいは、相手の方が足を怪我しているという意味ではありません。例えば、大雨のなかをいらっしゃったお客さまなどに「おみ足の悪い中、お越しくださり、誠にありがとうございます」というような言い方をします。「お足元の悪い中」と同じ意味です。

しかし、「おみ足の悪い中」というのは、敬語表現として間違ってはいないものの、言い回しが少しくどい印象を与えてしまいます。したがって、「お足元の悪い中、お運びくださり、ありがとうございます」のほうが良いでしょう。

「お足」と「おみ足」の違い

「おみ足」の意味と使い方・漢字・類語・敬語|悪い中/手
※画像はイメージです

足を丁寧に言うと「お」をつけて「お足」となります。しかし、「お足」とは言わずに「おみ足」というのはなぜでしょうか。それは「お足」には別の意味があるからです。詳しく見ていきましょう。

「お足」とは

「足」を丁寧に言うと「お足」になると思いがちですが、「お足」には別の意味があるので注意が必要です。それは、「お足」は一般的にお金を指す言葉だからです。

歩くとき、走るときなど行ったり来たりするときに足を使いますが、お金の流れも普遍的ではなく流動的に行ったり来たりすることから「お足」というようになったとされています。「お金」と直接表現するのがはばかれる場合に「お足」という使い方をします。

したがって「おみ足」とは大きく意味が異なる場合があるということです。「足」を丁寧な表現にしたいときは「おみ足」と言いましょう。

「お足」と「お足代」の関係

「お足代」は「お車代」と同じ意味でつかわれます。例えば会合や式典などで客を呼ぶ際には、その交通費として「お足代」を渡すのが一般的です。

したがって、お金そのものを表す「お足」と、交通費を意味する「お足代」には関係性はありません。「おみ足代」という言い方をするケースはほぼないといえるでしょう。

「おみ足」の漢字

「おみ足」は、漢字では「御御足」と書きます。みそ汁を指す「御御御付け(おみおつけ)」や「御御籤(おみくじ)」と同じく、御を重ねた書き方です。「御足」とすると、お金を表す言葉となってしまいますので、「おみ足」は「御御足」と書かれます。

「おみ足」の他の部位の言い方・類語

それでは次に、足以外の部位について、「おみ足」のような表現があるのかを詳しくみていきましょう。

手を丁寧に表現したいときは「御手」を使います。ただし、読み方に注意が必要です。「御手」を「おて」と読むと、その意味は筆跡あるいは、犬の「おて」も含まれる形となってしまいます。

したがって、「御手」は「みて」と読む方がより妥当だと言えます。ですが、一本締めや三本締めなどでは掛け声として「御手(おて)を拝借」といいますから、「おて」というと失礼にあたるとも言い切れないでしょう。

腕など

では腕はどうなるのでしょうか。あえて書くとすれば「御手」と同じく「御腕(みて)」となりますが、このような言い方をすることはほとんどありません。なぜならば、「手」は手先や指先だけでなく「腕」も含まれるからです。

「おみ足」を使う場面

「おみ足」は「足」を丁寧に言いたいときに使われる言葉です。したがって、ブライダル関係やアパレル関係、エステ関係などの接客業では、お客さまに対して使う場面があるでしょう。

「おみ足」の敬語

それでは次に、「おみ足」の敬語表現についてみていきましょう。「おみ足」自体がすでに敬語表現ですから、「おみ足」を使う場合には、文言の他の言葉を敬語にするということになります。例をみていきましょう。

おみ足が不自由など

「足が不自由なのに来てくれてありがたい」と言いたい場合は、どのように表現すればよいでしょうか。「足」は「おみ足」に、「不自由」は「ご不自由」になるため、「おみ足がご不自由な中、お越しくださりありがとうございます」となります。

しかし、足が不自由であることをわざわざ言う必要はあるのでしょうか。気を使ったつもりが、逆に相手に失礼であるという印象を与えてしまうとも言えます。それでも、それについて何も言わないのも気が引けるでしょう。

そのような場合には、「移動にご不便はございませんでしたか。」あるいは「ご足労をおかけしました。」と言い換えたほうがいいでしょう。

「おみ足」を英語で

「おみ足」を英語で表現すると、「leg」または「foot」です。日本語のように「お」や「ご」をつけると丁寧な表現になるということはありません。

それでは英語には敬語表現や丁寧な表現はないのでしょうか。みていきましょう。

英語での敬語表現

英語には敬語表現は無いと思われがちですが、実は英語にも敬語表現や丁寧な言い方はあります。しかし、多くのアメリカ人は、敬語表現や丁寧な表現を好みません。

丁寧な英語表現としては、男性ならば語尾に「sir(サー)」、女性ならば「ma'am(マーム)」を付けます。「ma'am」は「madam」の略語で、成人の女性に使われますが、1つ注意が必要です。

同じアメリカでも、南部と北部では「マーム」のニュアンスが異なり、「おばさん」を指すケースがあるからです。敬意を表したつもりで「マーム」と言ったのに、相手は「おばさんじゃないわよ」と怒ってしまうこともあるからです。

アメリカ人が敬語表現を好まない理由

アメリカ人は意識的に敬語表現や丁寧な表現を使わないようにしていると言われています。それはなぜなのでしょうか。

アメリカと日本では、対人関係の距離感が真逆だからです。日本では上下関係がはっきりしています。上司と部下、先輩と後輩、客と従業員などです。適度な距離を保つために敬語を使います。

しかしアメリカは「同じランクであること」あるいは「フラットな関係であること」を大切にするため、敬語を使うことで距離感ができるのを嫌います。したがって、嫌な相手にあえて敬語を使うことがあります。

日本では「馴れ馴れしいな」と思われてしまうことでも、アメリカではそれが一般的な常識です。アメリカで敬語表現を使うときは注意が必要です。

「May I」や「Could you」を文頭につけることで丁寧な言い方となりますので、ビジネスの場面ではこのような表現を使うと良いでしょう。

「おみ足」を使うと

「おみ足」は、他の言葉で言い換えられる場合にはそちらを使うケースが多い言葉です。例えば、式典当日が雨降りだった場合には、「おみ足の悪い中、お集まりいただきまして」というよりは「お足元の悪い中、お集まりいただきまして」と言うほうが一般的です。

足ではなく「おみ足」と言うことで、敬語表現となり、相手には丁寧な言い方であるという印象を与えることができます。ブライダル関係やエステなどでは「おみ足」という場面が多いでしょう。

場面や状況にあわせて適切に使っていくと好印象となりますが、それを見誤ると「くどい表現」などど逆に相手にマイナスな印象を与えてしまいます。TPOに合わせた「おみ足」の使い方をして、素敵な大人になりましょう。

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