「おみ足」の意味と使い方・漢字・類語・敬語|悪い中/手
更新日:2024年08月17日
それでは次に、足以外の部位について、「おみ足」のような表現があるのかを詳しくみていきましょう。
手
手を丁寧に表現したいときは「御手」を使います。ただし、読み方に注意が必要です。「御手」を「おて」と読むと、その意味は筆跡あるいは、犬の「おて」も含まれる形となってしまいます。
したがって、「御手」は「みて」と読む方がより妥当だと言えます。ですが、一本締めや三本締めなどでは掛け声として「御手(おて)を拝借」といいますから、「おて」というと失礼にあたるとも言い切れないでしょう。
腕など
では腕はどうなるのでしょうか。あえて書くとすれば「御手」と同じく「御腕(みて)」となりますが、このような言い方をすることはほとんどありません。なぜならば、「手」は手先や指先だけでなく「腕」も含まれるからです。
「おみ足」を使う場面
「おみ足」は「足」を丁寧に言いたいときに使われる言葉です。したがって、ブライダル関係やアパレル関係、エステ関係などの接客業では、お客さまに対して使う場面があるでしょう。
「おみ足」の敬語
それでは次に、「おみ足」の敬語表現についてみていきましょう。「おみ足」自体がすでに敬語表現ですから、「おみ足」を使う場合には、文言の他の言葉を敬語にするということになります。例をみていきましょう。
おみ足が不自由など
「足が不自由なのに来てくれてありがたい」と言いたい場合は、どのように表現すればよいでしょうか。「足」は「おみ足」に、「不自由」は「ご不自由」になるため、「おみ足がご不自由な中、お越しくださりありがとうございます」となります。
しかし、足が不自由であることをわざわざ言う必要はあるのでしょうか。気を使ったつもりが、逆に相手に失礼であるという印象を与えてしまうとも言えます。それでも、それについて何も言わないのも気が引けるでしょう。
そのような場合には、「移動にご不便はございませんでしたか。」あるいは「ご足労をおかけしました。」と言い換えたほうがいいでしょう。
「おみ足」を英語で
「おみ足」を英語で表現すると、「leg」または「foot」です。日本語のように「お」や「ご」をつけると丁寧な表現になるということはありません。
それでは英語には敬語表現や丁寧な表現はないのでしょうか。みていきましょう。
英語での敬語表現
英語には敬語表現は無いと思われがちですが、実は英語にも敬語表現や丁寧な言い方はあります。しかし、多くのアメリカ人は、敬語表現や丁寧な表現を好みません。
丁寧な英語表現としては、男性ならば語尾に「sir(サー)」、女性ならば「ma'am(マーム)」を付けます。「ma'am」は「madam」の略語で、成人の女性に使われますが、1つ注意が必要です。
同じアメリカでも、南部と北部では「マーム」のニュアンスが異なり、「おばさん」を指すケースがあるからです。敬意を表したつもりで「マーム」と言ったのに、相手は「おばさんじゃないわよ」と怒ってしまうこともあるからです。
アメリカ人が敬語表現を好まない理由
初回公開日:2018年05月27日
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