「お楽しみください」の意味と使い方・類語・敬語|引き続き
更新日:2024年11月29日
「お楽しみください」の類語・同義語
普段の生活の中で「お楽しみください」という言葉を耳にすることはありませんか。例えば職場の宴会で司会の方から「引き続きお楽しみください」というアナウンスが入ることがあります。
この何気なく聞いている「お楽しみください」という言葉ですが、これには同じ意味を持つ他の表現があるのでしょうか。まず、この「お楽しみください」と同じ意味を持つ類義語について解説していきます。
ご堪能ください
お楽しみくださいを言い換えた表現に「ご堪能ください」という言葉があります。このご堪能くださいには十分に満足すること、納得させること、気分を晴らすことという意味があります。楽しんでください、という言い方を丁寧な言い方に言い換えたのがこの「ご堪能ください」という言葉です。
堪能の意味には他にも技術や学問に習熟している方を表す意味としても使われています。活用した言い方として「シェフ自慢の料理をゆっくりとご堪能ください」というように使われています。
ご歓談ください
お楽しみくださいを言い換えた表現には「ご歓談ください」という言葉もあります。このご歓談くださいには打ち解けて楽しく語り合うこと、穏やかに会話をするという意味があります。
会社の宴会や歓送迎会の際に司会者がよく使う言葉ですので、多くの方が耳にしたことがある言葉でしょう。乾杯や挨拶が終わり次の演目の準備をしている間に、ゲストを退屈させないようにしてムードを作る役目もこの言葉にはあります。
時間が空いた時、会場にいるゲストにゆったりと料理や会話を楽しんでもらい時に「こちらのお料理を召し上がりながら、どうぞしばしの間ご歓談ください」とアナウンスすると良いでしょう。
ご期待ください
お楽しみくださいを言い換えた表現には「ご期待ください」という言葉もあります。こちらは、期待するの「期待」に「ご」をつけた丁寧な表現方法で、皆さま期待して待っていてくださいというような意味があります。
このご期待くださいという言葉はビジネスの現場で期待を裏切りません、自信がありますといったいざという時に使うと効果てきめんです。「新しい製品を作って参りますのでどうぞご期待ください」というように使うと良いでしょう。
「お楽しみください」の意味と使い方
では実際に、「お楽しみください」という言葉はどのように使うと良いのでしょうか。ここでは、実際によく使われている「お楽しみください」という言葉の使い方を紹介していきます。
引き続きお楽しみください
「引き続きお楽しみください」は、主に宴会やセレモニーで司会者が使います。演目と演目の間に準備で時間が空いてしまったときや、次の項目に移りたいときに使用します。
活用例
「ご来場の皆さま、引き続き○○部のダンスをお楽しみください」
「皆さま、引き続き○○課のモノマネ大会をお楽しみください」など
心置きなくお楽しみください
「心置きなくお楽しみください」は私たちがよく耳にするお楽しみくださいという言葉に「心置きなく」をつけた丁寧な言い方です。「心置き」は周りに配慮することや遠慮することという意味があります。この遠慮を無くして自分の家のように、家族といるときのように、気兼ねなく楽しんでくださいという言い方です。
この言葉はビジネスの現場だけではなく、映画館やレストランなどレジャー施設でも使われている言葉です。
活用例
「心置きなくお食事をお楽しみください」
「心置きなく観光をお楽しみください」など
初回公開日:2018年06月01日
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