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「しておりません」の意味と使い方・敬語|していません/丁寧語

初回公開日:2018年05月30日

更新日:2020年03月05日

記載されている内容は2018年05月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日本語には敬語や丁寧語など、さまざまな言葉の表現方法があります。特にビジネスで使用する言葉も多く、意味を間違えると相手に対して失礼な言い方になる場合もあります。今回は「しておりません」の意味と使い方などについてご紹介いたしましょう。

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「しておりません」の意味と使い方

「しておりません」という言葉は敬語の1種で、相手よりもへりくだった状況の際に使用する言葉です。「しておりません」という言葉は普段の生活で友達と話す会話などで使用するものではなく、ビジネス用語として使用することが多い傾向にあります。

まずは敬語の種類や意味を紐解きながら「しておりません」の言葉の意味を理解していきましょう。

敬語とは

元々敬語とは、相手に対して敬意を表わす言葉として使われる言葉です。日本語以外にも英語でも敬語の表現は存在します。他の言語と異なる点は、日本語の敬語には3つの種類があるという点です。

1つ目は「尊敬語」です。尊敬語とは目上の人に対して相手を立てる表現方法のことを呼びます。たとえば自分が話す場合は「言う」という動作に対し、尊敬語では「相手がおっしゃる」という表現に変わります。

また何か食べ物を食べる動作は「食べる」という動詞を使用しますが、尊敬語の場合は「召し上がる」という言葉に置きかえて使用します。

このように元々の動詞とは異なる言葉で相手に対する敬意を表する言葉のため、尊敬語は知識として持っていないと使用が難しい言葉の1つでもあります。

謙譲語とは

敬語の1種として存在する2つ目の言葉は「謙譲語」です。謙譲語とは、自分の動作を相手よりもへりくだって表現する言葉を表わします。そのため、尊敬語は相手の動作に対して使用する言葉なのに対して、謙譲語とは自分の動作に対して使用する言葉となります。

たとえば、相手先の会社や自宅に行く動作は「行く」という言葉のかわりに、「伺う」という言葉を使用します。

また謙譲語にはいくつかの言い回しがある単語もあります。たとえば、「理解する」「わかりました」という言葉を謙譲語にすると「承知いたしました」「かしこまりました」などと表現することができます。

尊敬語と同じく自分の動作をへりくだった表現をする場合も、謙譲語としてどのような場面でどのような言葉を使用するかをあらかじめ把握しておくことが重要なポイントです。

丁寧語とは

敬語の1種でもある3つ目の言葉は「丁寧語」です。丁寧語は尊敬語や謙譲語とはやや異なり、動作の語尾に「ます」や「ございます」などの言葉をつけた表現方法のことを呼びます。

たとえば、「食事に行く」という文章を丁寧語で表現すると「食事に行きます」となります。丁寧語は広く全般に使用される言葉で、物事を丁寧に説明したい場合に使用する言葉となります。

このように敬語の中でもさまざまな表現方法があります。言葉によって対象となる相手や表現方法が異なるのでしっかり覚えておきましょう。

美化語とは

美化語とは、日本語特有の表現方法の1つで丁寧語の1種とされる場合もあります。美化語とは名詞の前に「お」や「ご」という言葉をつけて表わす言葉です。

たとえば、「寿司」という名詞を美化語にすると「お寿司」、「持ち帰り」という言葉を美化語すると「お持ち帰り」となります。

すべての名詞の前に「お」や「ご」をつけて使用するものではありませんが、より丁寧な表現をしたい場合に使用する言葉の1つです。

日本語で難しいとされる「敬語」

日本語には敬語という丁寧な表現方法がありますが、英語でも丁寧な表現方法は存在します。

たとえば、英語で「Can」とは「~ができる」という意味で普段の会話でも頻繁に使用する言葉の1つです。「これを使ってもいいですか?」というフレーズは英語で「Can I use this?」となります。

英語では「Could」を使う

この表現をより丁寧な表現で伝えるためには「Could」という単語を使用します。「Could」は「~ができた」というCanの過去形としても使用されますが、Canよりも丁寧な言葉と頻繁に使用される言葉となります。

たとえば「これを使用しても宜しいでしょうか」というフレーズであれば「Could I use this?」となります。質問文の場合はCanをCouldに置き換えて使用することでより丁寧な表現になり、普段の会話に使用するのを比較的簡単に取り入れることができます。

「敬語」は特有の表現方法

日本語の場合は英語とは異なり動詞の言葉自体が異なります。そのため敬語の単語は新しい単語として1つずつ覚える必要があります。

敬語は自分が置かれた状況や場面を判断しながら使用する必要があるため、日本人の中でも若い世代の人たちはなかなか上手に敬語を使用できない人も多い傾向にあります。

特に外国人にとって日本語は、ひらがなやカタカナ、漢字、敬語とさまざまな言葉があるため難しい言語とされています。日本語を習得する際に難しいと言われているポイントの1つが「敬語」という声が多く、相手に敬意を表わす、自分の立場をへりくだるという日本独特の風習に慣れるまで時間がかかると言われています。

「しておりません」の意味

「しておりません」という言葉は、何かを行わない、やらないという意味を表わします。

たとえば、ネットで商品を注文する際に海外へ商品を送付したいとします。その場合、商品を取り扱う会社に対して「こちらの商品は海外への発送が可能でしょうか」と問い合わせをします。先方からの返答には「こちらの商品が海外発送は対応しておりません」のような形で使用します。

この場合、顧客である自分に対し、先方の会社がへりくだった表現をしているということになります。

しておりませんので

「しておりませんので」という言葉は行っていない事実を丁寧に表現した言葉の1つです。たとえば、合否発表を行う際に「なお、不合格の方へは通知はしておりませんのであらかじめご了承ください」のように、行わない事実を先方へ柔らかく表現する言葉となります。

ビジネスにおける取引先や顧客を対象にしたビジネスの場合は、相手方が目上の立場となるためこのような表現を頻繁に使用します。

例文をもう1つ挙げると、たとえば会議資料を送付した際に一部を訂正したい場合は「会議資料の日程を再度訂正いたしました。他の内容については変更しておりませんので何卒よろしくお願いいたします。」のように、相手に失礼のないように否定的な事実を伝える際に「しておりません」を使用するケースがあります。

しておりませんでした

「しておりません」に「でした」という過去形の言葉をつけるとこの言葉を使用するシチュエーションもやや異なります。「しておりませんでした」という言葉は自分の過ちや相手のミスなどを指摘する際に使用します。

まずは自分自身で「しておりませんでした」という言葉を使用した文例をご紹介いたしましょう。

「しておりませんでした」の例文

たとえば、以前指摘を受けた問題点を自社工場で再度点検したところミスが発覚。後日取引先へ内容を報告をするとします。その場合は、「以前ご指摘いただきました××の不具合の件について、弊社工場にて再度点検を行ったところ洗浄用の洗剤の交換を随時しておりませんでした。」

このように自分側のミスや過ちを相手に丁寧に伝える言葉としても「しておりません」は使用されます。

相手のミスを表現するとき

また相手のミスや過ちを指摘する場合は、下記のような例文となります。

「先週メールさせていただいた件について弊社で調査を実施したところ、御社のシステム登録が変更がされておりませんでした。」

このように先方の過ちを丁寧に指摘する場合にも使用します。ビジネスの場面では言い方1つで相手が抱く印象や今度の方向性などが変わってしまう場合があります。自分の一言で結果が大きく異なることもあるので、このような場面では丁寧な発言を心がけ、発言には十分注意しましょう。

間違いやすい返答

まだ社会人になりたての新入社員に多いのが「していません」という言葉を上司に使うケースです。目上の方に対しては「しておりません」という敬語を使用するのが常識とされています。

たとえば上司から「昨日頼んだ資料はできているか?」と聞かれた場合は「まだです」や「まだ作れていません」と答えている人も多い傾向にあります。「まだです」と返答の中には会議資料の作成ができていない事実だけを簡潔に伝えただけなので、返答を聞いた上司からはあまり印象を持たれません。

理想的な返答方法

このような場合はどのような敬語で返答するのが理想的なのでしょうか。

たとえば、「まだ一部の項目については修正が完了しておりませんが、本日13時までにはお渡しできるように準備を進めております。」

このように上司から期待された内容に現時点では応えることができない状況ですが、「しておりません」という言葉を使い事実を柔らかく伝えた上で今後の対応をプラスするとより効果的な返答になります。

「しておりません」の敬語

「しておりません」という言葉は敬語の1種である謙譲語となります。そのため、目上の人やビジネスにおけると取引先などでの話し合いの際などに「しておりません」という言葉を使用するケースが多い傾向にあります。

丁寧語など

敬語には謙譲語や尊敬語などの種類があります。特に尊敬語はより会話の相手に対してより丁寧な表現方法となります。

たとえば、目上の方に対してまだ食事に手につけていない場合、「○○さんはまだ召し上がっておりません」のように相手の動作を敬った表現方法になります。

さまざまな場面で使える言葉

また目上の人の発言した内容について「そのようにはおっしゃっておりませんでした」などと、「言う」という言葉をより丁寧に伝えることで相手を敬う気持ちがより伝わります。

「しておりません」の「して」という部分に動詞を入れることでさまざまな言い回しができます。いざというときに悩まないためにも、目上の人と会話する前に敬語をしっかり頭に入れておきましょう。

「していません」と「しておりません」の違い

「していません」という言葉の敬語にあたるのが「しておりません」という言葉になります。

「していません」という表現は自分より目下もしくは同じくらいの相手に対して使用する言葉です。たとえば、目の前にある食器を洗うように頼まれたにもかかわらずまだ洗っていない状況だとします。相手が自分より目下の場合は、「まだ洗っていません」でも問題ありません。

しかし、自分より目上の相手に対して事実を伝える場合には、「まだ洗っておりません」という表現方法となります。

このように現状に対して自分をへりくだった言い方をするのが謙譲語であり、「しておりません」という言葉となります。似たような表現ですがまったく意味が異なるのでしっかり覚えておきましょう。

社会人には必要である「しておりません」という表現

敬語の中でも謙譲語として使用する言葉の1つが「しておりません」という表現です。「しておりません」は事実を否定する言葉のため、相手にこの言葉を伝える場合も注意が必要です。

特にビジネスマンにとっては重要な言葉の1つで、「しておりません」の使い方や言いまわし1つで相手に与える印象も異なります。「しておりません」という言葉を使用する場合は十分に注意して使うようにしましょう。

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