会社組織における顧問の役職順位とは?役割・位置づけも紹介
更新日:2024年08月11日
顧問とよく似た役職が、相談役です。相談役も企業経営に対して助言や指導を行うという、顧問とほぼ同じ役割をもっています。
顧問と違う点は、ほとんどの相談役が第一線を退いた社長や会長などから選出されるということです。
立場や順位についてはどちらも明確ではなく、企業によって異なります。
参与との違い
参与は、一般的に経営陣のすぐ下に設置され、特定の業務を専門的に行うことが多い役職です。
組織には所属していますが、一般的な管理職である課長や部長とは違って経営陣直轄の役職であり、顧問と同じように、その立場や順位は企業によって異なります。
企業によっては上司として部下に指示をしたり、企業経営に密接にかかわったりすることもあります。
顧問は実質的な経営にはほとんどかかわらないため、そもそも参与とは役職の性質が違います。立場や順位については明確な規定はありません。
顧問の順位や役割について正しく理解しよう
この記事では、会社組織における顧問とはなにかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
以前は、社内の関係者が顧問に就任するのが当たり前の時代もありましたが、社会が大きく変わった現代では、弁護士やコンサルタントなど、外部から専門的な知識や経験をもつ人材を顧問として設置するケースが増えています。
それほど企業にとって顧問の役割は大きくなってきており、もはや経営から退いた人間がただおさまっているだけの役職ではなくなりつつあります。経営向上を目指す企業にとって、専門性の高さで大きな助けとなる顧問は貴重な存在です。
顧問を設置する場合は社内での役割や順位をしっかりと考え、何のために必要なのかをよく見極めて運用していくことが重要になります。
顧問の役割をしっかりと理解して運用すれば、企業の経営向上に繋げることができるでしょう。
初回公開日:2022年10月27日
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