職位とは・職位一覧|役職との違い・看護師の職位解説
更新日:2024年11月13日
次長:部長の補佐役
特に大がかりな部のかじ取りは、いくら部長が優秀であっても並大抵なものではありません。そこで、補佐役として次長と呼ばれる職位が置かれます。
課長:部の中の各課の責任者
組織の各部の中はさらに課と呼ばれる部局が存在しますが、そのかじ取りを担当するのが課長です。部の下に置かれる課の責任者であるため、課長は部長や次長に対して責任を持ち、かつ業務面での報告を行う義務があります。
係長:組織の最小単位である係の責任者
入社して数年ほど経ってから、最初につく役職つきの職位が係長です。組織の最小単位である係の責任者として係の業務をバックアップするとともに、課の下に置かれるため、課長に対して業務に対する報告義務を持ちます。
看護師の職位とはどんなもの?
病院など医療施設で患者の療養や医師による治療の補佐を担当する看護師ですが、実は看護師にも職位というものが存在します。
看護師の職位について一般企業のそれと異なる点が、法律(保健師助産師看護師法)の改正で変化を促されたという点です。今でこそ性別に関係なく看護師という呼称が定着していますが、2002年に法改正されるまでは看護婦(男性の場合は看護士)と呼ばれていました。
このため、かつては看護婦長(婦長)と呼ばれていたのが、今では看護師長(師長)や看護部長(総看護師長<総師長>)というように職位が変更されています。なお、看護師の職位についても病院などによって多少の差異があるのは言うまでもありません。
このような法改正による事情を踏まえたうえで、看護師の職位について見ていきましょう。
看護主任:現場の看護スタッフのまとめ役
一般の看護スタッフにサポートや指示を与えるなどしてまとめつつ、上司に当たる看護師長への業務上の報告なども行うという、いわば現場の取りまとめ役の看護師です。
この職位になるには、看護師としてのキャリアが最低でも10年以上あること、そしてコミュニケーション能力やリーダーシップに富んでいることです。
特にコミュニケーション能力に関しては、各病室などを担当する看護師からの報告や相談を受けて助言や指導をしたり、看護師長に業務報告を行ったりするといった重要な業務があるため不可欠といえます。
看護師長(師長):れっきとした中間管理職の看護師
看護主任よりもさらに上の職位が看護師長(師長)です。看護主任の補佐を受けつつ、医療施設の部局内の看護師をまとめながら、施設内の看護業務の運営や管理にあたります。また、報告先も看護部長となります。
この職位になるには、看護主任としてのキャリアが数年以上、看護師としてのキャリアも15年以上は必要です。
このキャリアになると、院内の看護業務の運営や管理のみならず病院などの医療施設全体の運営や管理にもかかわるようになるため、より高いコミュニケーション能力やリーダーシップ力、加えてマネジメント力も求められるようになります。
看護部長(総看護師長<総師長>):施設内の看護全体の総責任者
看護部長は医療施設の中の看護師全体を代表する立場です。そのため、病院内の看護全体に対するマネジメントが主な業務になってきます。
看護部長の職位は、看護師として25年以上のキャリアが、看護師長としてのキャリアも5年から10年は最低でも必要です。
全体の看護業務計画や看護師の採用計画に教育計画の立案、看護部の代表として医療施設内の他部局との折衝といったマネジメントの他、交渉力や問題解決能力、情報収集力も求められることが多くなります。このため、看護師としての経験はもちろんのこと、高い管理能力やこれまでよりも広い視野が必須です。
職位を知って、自分の今後を考えよう
職位についてここまでいろいろと見てきました。
職位は職場組織の中に不可欠であるとともに、単にポジションにとどまらず、それに伴う権限や責任も含むものです。
一般企業では上は会長や社長から下は係長に至るまで様々な職位が存在します。看護師についても上は看護部長から下は看護主任まで職位がありますが、いずれのケースについても下から上に職位が上がるにつれて必要とされる能力や視野もそれだけ大きくなってくるという点です。
そのため、職位のことについて理解できたのであれば、未来のキャリアに向かって今からでも考えて、能力を磨いておくとよいでしょう。
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初回公開日:2017年09月07日
記載されている内容は2017年09月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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