「いえいえ」の意味と正しい使い方は?シーン別に例文を紹介
更新日:2024年10月13日
柔らかい印象を与える「いえいえ」ですが、目上に使う場合は謙遜のときだけです。ですので、誤って謙遜以外で「いえいえ」を目上に使わないように注意しましょう。
メールでの使用は避ける
「いえいえ」は敬語表現ではありません。
会話の中では「いえいえ」に続く言葉や言い方で敬意を示すことができますが、メールではニュアンスを伝えることが難しいため誤解をや不快を与えてしまうかもしれません。
特に目上に使う場合は、メールでの使用は避けた方が良いでしょう。
「いえいえ」を多用しない
謙遜の意を強く示そうとして、「いえいえ」を繰り返し多用するのは相手に失礼にあたります。
褒められた際に「いえいえ」を多用するのは、相手が褒めていることは的外れだと伝えているようなもので、悪い印象を与えます。
謙遜の意を示すために「いえいえ」を多用するより、「ありがとうございます」などの感謝の言葉を添えるのが印象も良くなります。
「いいえ」と誤用しない
「いえいえ」と似た言葉に「いいえ」がありますが、「いいえ」は相手の言うことを打ち消す表現です。
「いえいえ」と違い、謙遜の意はほとんどありません。
とてもよく似た言葉なので、相手に不快を与えたり誤解されたりしないためにも、「いいえ」と誤用するのは気を付けましょう。
「いいえ」を使うのははっきり否定する場合のみにすることで、誤用を防ぐことができます。
「いえいえ」と「いやいや」の違いとは?
「いえいえ」と似た表現に「いやいや」があります。
「いえいえ」と違い、遠慮や否定の意味が強い言葉なので、「いえいえ」と同じように使うのは避けた方がいいでしょう。
相手に不快感を与えたり誤解されたりしないためにも、「いやいや」を使うのは否定の意味以外では使わない方が良いです。
「いえいえ」の英語表現
日本語の「いえいえ」は英語では「どういたしまして」と訳すことができます。
ここからは、「いえいえ」を英語で表現するときの例を紹介します。
・You’re welcome
「ありがとう」に対する返しとしてまず浮かぶのがこの表現ではないでしょうか?
日本語でいうと「どういたしまして」「いいえ、こちらこそありがとうございます」といった、とてもかしこまった表現です。
welcomeの前に「very」「most」「more」をつけることでより丁寧な「どういたしまして」を表現することができます。
・Not at all
「いえいえ、かまわないよ」「とんでもないです」という意味で、「どういたしまして」を表現できます。
・My pleasure
丁寧な「どういたしまして」の表現です。
pleasureには「喜び、楽しさ、光栄」という意味があるので、「どういたしまして」という場合に使うと「光栄です」「嬉しいです」と表現できます。
「いえいえ」で謙虚な姿勢を表現しよう
「いえいえ」には丁寧な否定と謙遜の意があることを説明してきました。
日常的によく使う「いえいえ」という表現ですが、使い方やシチュエーションで与える印象が変わることが分かりましたね。
「いえいえ」に添える言葉や、目上に対する使い方などビジネスシーンで役立つ「いえいえ」の表現が理解できたのではないでしょうか。
「いえいえ」に添える言葉を使い、「いえいえ」で謙虚な姿勢を表現していきましょう。
初回公開日:2017年06月19日
記載されている内容は2017年06月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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