「お休みさせていただきます」は誤り?正しい言い換え表現を解説
更新日:2024年11月01日
「お休みさせていただきます」の正しい言い換え表現の最後は、「お休みさせてください」です。
この「お休み」も、先述したように休みを美化したものなので、問題ありません。
また、「させてください」の「ください」という表現は、自分の意思を通す強い言い方にも聞こえますが、「ください」とは本来「相手に何かをしてほしいときや頼みたいときに敬意を表して使う」という意味があります。
そのため、「お休みをいただきます」は、目上の人や上司に使用しても全く失礼のない言葉と言えます。
【場面別】「お休みさせていたただきます」の正しい使い方・例文
「お休みさせていただきます」の言い換え表現などを紹介してきましたが、ここでは「お休みさせていただきます」の正しい使い方・例文を、場面別に紹介していきます。
自分が休みを取りたいとき、目上の人や上司に、どのように伝えればよいか悩んだ際の参考にしてください。
ビジネスシーンで使う場合
まずは、ビジネスシーンで使う場合をみていきましょう。
「お休みさせていただきます」をビジネスシーンで使う時といえば、会社で同僚が休んでいるときに、その同僚あてに第三者から電話がかかってきたときなどです。
この場合、電話のかかってきた相手から頼まれて休んでるわけではないので、「お休みさせていただいております」という表現は適切ではありません。
この場合、下記の表現が適切です。
- 「◯◯は本日休みで不在にしております」
- 「○○は本日休みでございます」
- 「○○は本日休んでおります」
- 「〇〇は本日お休みしています」
学校を欠席する際に使う場合
学校を欠席する場合、休むことを伝える相手は担任の先生でしょう。
ビジネスシーンとは違い、学校なのでそれほど堅苦しい言い方にならなくても大丈夫かと思います。
体調不良などで学校にいけない場合は、
- 「風邪をひいてひまったので、今日は学校をお休みします」
と簡潔に伝えるのがいいでしょう。
また、用事などで前もって休むことが決まっている場合は、お願いする形で相手に伝えるといいでしょう。
- 「〇月〇日は家の用事で学校に来れないので休ませてください」
メールで使う場合
「お休みさせていただきます」を目上の人や上司に伝える際は、電話連絡が一般的です。
しかし、電話ができないほど体調が悪い場合や、事前に休むことが決まっている長期休暇の申請などの際には、メール連絡でも大丈夫とされます。
例えば声が出ない場合などは、
- 「お疲れ様です。本日ですが、体調不良のため、仕事をお休みさせてください。本来ならば電話連絡したかったのですが、声がでないので、メールにて失礼いたします。」
など、きちんと電話できない理由も伝えるようにしてください。
事前に休むことが決まっている場合は、
- 「〇月〇日~〇月〇日まで長期でお休みをいただきます。よろしくお願いいたします。」
というように申請するようにしましょう。
病気や体調不良で休む場合
病気や体調不良で休む場合、
初回公開日:2017年06月21日
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