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「都合が悪い」を敬語で伝えるには?ビジネスシーンで使える表現も

更新日:2024年10月12日

都合が悪いという言葉は便利なため、ビジネスシーンでよく使う言葉ですが、相手の方に対して、失礼な言い方になっていないか気になりませんか?この記事では都合が悪い場合の正しい言い回しを具体的にお伝えしています。是非一読して、スムーズなコミュニケーにつなげましょう。

都合が悪いかどうかと尋ねる時や、「都合が悪いので」とお断りを入れる際、どんなふうに伝えれば良いのか、間違った使い方をしていないかと不安になってしまうことはありませんか?

都合が悪い理由をきちんと伝えなければなりませんが、その際に詳細な内容を書いてしまい、かえって曖昧な表現になってしまうことなどもあります。

この記事では、「都合が悪い」の敬語での表現の仕方やその使い方など、例文を取り入れてお伝えしていきます。

この記事を読むことで、「都合が悪い」状況を相手の方の気持ちを損ねない言い方でスムーズに伝えることができるようになるでしょう。

是非一読して、都合が悪い状況を相手の方に理解してもらえる伝え方をマスターしてみてください。

「都合が悪い」の意味

まずは「都合が悪い」の意味を調べてみましょう。「都合が悪い」とは、条件が合わない、または支障があること、物事を実施することが困難な事情があることを意味します。

予定を入れる際、相手の都合が合うかどうか伺いを立てる時に「都合が悪い」かと尋ねることは、ビジネスにおいて多くなりがちです。

多用する言葉こそ、使い方には気を付ける必要があります。相手に失礼にならないように「都合が悪い」を上手に伝えて、相手に与える印象を良いものにしていきましょう。

「都合が悪い」を敬語で伝える場合の言い換え

「都合が悪い」という言葉は、打合せなどで上司に「都合が悪い」かどうか伺いを立てるときや、取引先などの都合を伺う際によく使われます。上司へ伺いを立てる時は日常使用している話し言葉や尊敬語を使用することが多いでしょう。

取引先などへ伺いを立てる時は尊敬語より謙譲語を活用し、より丁寧な表現を使えば相手への印象も良くなります。ただ「都合が悪い」かを聞くだけでなく、相手に敬意を示し、相手の予定を伺うような表現を使うのが良いでしょう。

ここでは、「都合が悪い」を使うときの正しい言い換え方や、間違って使った例について、詳しくお伝えします。

「都合をつけられない」が正しい

「都合が悪い」をそのまま使ってしまうと、相手を突き放すようなイメージを与えてしまう場合もあります。そんなときは、言い回しを変えて伝えることで、ソフトな印象を与えることができるでしょう。

この場合、「都合をつけられない」または「都合をつけることが難しい」と伝えてみることで、やむなく参加できない、という印象を相手に与えることができます。こちらとしては参加したいのですが、現実には参加できない、というニュアンスを伝えられるでしょう。

そのため、「都合が悪い」と言ってしまうより、失礼な雰囲気を与えることなく断ることができるでしょう。

自分の都合が悪い場合は「ご都合」とは言わない

自分の都合が悪い場合に、「ご都合」と尊敬語を使ってしまうのは間違いです。自分に対して尊敬語を使うことになるため、これでは間違った使い方になってしまいます。

相手に対して都合を聞く時には「ご都合」と尊敬語を使うのは正しいですが、自分に使う場合は単に「都合」の言葉を使います。

「お」や「ご」を単語の最初につけて伝える言葉は、「接頭語」と呼ばれるものです。言葉の調子を整えたり、意味を付け加えたりする働きを持ちますが、基本的に自分に対しては使いません。

相手に伝えるときに先頭語をつけて伝えることで、相手への敬意を表しますので、まちがって自分に使わないよう気を付けましょう。

都合を聞かれたときの敬語での伝え方

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあり、それぞれに表現の仕方が異なります。社内では主に尊敬語、社外では謙譲語を用いた表現と、シーンによって使い分けましょう。例えば次のような使い分けがあります。

目上の人に対し、相手を立てる表現を使う尊敬語には、「いらっしゃる」や「お」や「ご」をつける表現、「れる」や「られる」などがあります。

へりくだった表現で相手への敬意を表す謙譲語には、「申し上げる」「いただく」「うかがう」などがあります。

相手への敬意を表す丁寧語には、「です」「ます」「ございます」などがあります。

時と場合によって、これらを正しく使いまわすことが大切です。ここでは都合を聞かれたときの敬語での正しい伝え方を紹介しましょう。

都合がいい場合「問題ありません」

都合がいい場合、相手に対して「都合がいいです」とそのまま伝えてしまうと、あまり良い印象は持たれないでしょう。

都合がいいとは、自分の都合をそのまま伝えてしまうため、失礼な言い回しと受け取られることもあります。自分にはその気はなくても、目上の方などに対しては、自分中心の伝え方として受け取られる場合もあるでしょう。

都合がいい場合は、「問題ありません」と答えるのが正しい伝え方です。例えば、「〇日で問題ありません。よろしくお願いいたします」といった伝え方であれば、こちらの都合を失礼なイメージを与えることなく事実として伝えることができます。

都合が悪い場合「都合がつかないため別日でお願いします」

都合が悪い場合は、「都合がつけられない」と伝えますが、さらに次に空いているスケジュールを相手に伝えることで、より相手の方に安心感を与えることができます。

「今回は都合が悪いけれど、次の機会であれば可能」というはっきりとした見通しを相手に示すことで、相手の方も約束の変更に納得することができるでしょう。

この場合、「今回は都合がつけられず、申し訳ございません。〇日でしたら可能ですが、いかがでしょうか?」といった言い回しをすることで、相手に対する配慮の気持ちが伝わります。

具体的な代替案を提示することで、本当は約束をしたいけれど、やむを得ず日時を変更する、という気持ちが伝わるでしょう。

ご都合が「よろしい・よろしくない・よろしければ」を使いわける

他にも、相手に都合を聞く場合は、「よろしい、よろしくない、よろしければ」などの言葉をシーンごとに使いわけることで、相手に正しい敬語を使って都合を確認することができます。相手に都合を聞く場合は必ず「ご都合」の表現を使いましょう。

例えば、「よろしい」を使う場合、「〇日のミーティングの件ですが、10時からのご都合でよろしいでしょうか」のように使います。

「よろしくない」の場合であれば、「明日の打ち合わせはご都合がよろしくないと伺いました」のように使いましょう。

「よろしければ」を使って相手の気持ちを尊重する言い方も使えます。「ご都合がよろしければ、明日のイベントに是非参加していただきたいのですが、いかがでしょうか」といった伝え方で相手に聞くこともできます。

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初回公開日:2017年07月27日

記載されている内容は2017年07月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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