「伺います」の意味・メール例文3つ・敬語の意味とは
更新日:2024年07月12日
先ほどの表現をさらに柔らかくした表現として「お伺いします」がありますが、こちらも先ほどと同様、「行きます」とそのまま置き換えて使うことができます。
・「〇月〇日にお伺いします。」
・「車でお伺いしてもよろしいでしょうか」
「伺います」よりも優しい表現になりますので、よりフォーマルな関係のときに使われることが多い表現です。
例文3:ぜひお伺いします
上司や得意先から何かに誘われたとき、「お伺いします」だけではなく「ぜひお伺いします」と言うことによって、誘われて嬉しいという気持ちが伝わりやすくなります。敬語だけではなく気持ちの伝わる表現をすることにより、関係をより良好にすることにも繋がります。
「○○のお誘いをいただき、ありがとうございます。ぜひお伺いします。」
例文4:ぜひ伺います
先ほどの「ぜひお伺いします」を少しカジュアルな表現にすると「ぜひ伺います」となります。こちらも先ほどと同様、誘われて嬉しい気持ちを表現するときに使います。
「○○のお誘い、ありがとうございます。ぜひ伺います。」
例文5:伺いますのでよろしくお願いします
アポイントなどで先方に向かい際は「伺います」だけではなく、「よろしくお願いします」をつけることによってより丁寧な表現になります。
・「○時に伺いますのでよろしくお願いします」
・「○名で伺いますので、どうぞよろしくお願いします」
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「伺います」に似た言葉
「伺う」には今までご紹介してきた「行く」という意味以外にも、「質問する」「聞く」という意味でも使われることがあります。
・質問する:「1つ伺ってもよろしいでしょうか」
・聞く:「お話を伺う」
このようにさまざまな意味を持つ「伺う」ですが、同じ「質問する」「聞く」という意味を持つ敬語として、「お尋ねする」「拝聴する」についてご紹介します。
お尋ねする
「尋ねる」には主に「質問する」と「探し求める」の2つの意味がありますが、敬語になる場合は「質問する」の意味で使われることが多い言葉です。「尋ねる」を敬語にすると、「お尋ねする」という表現になります。
・「○○についてお尋ねしてもよろしいでしょうか。」
・「○○の件でお尋ねしたいのですが、~」
拝聴する
ビジネスシーンでよく使われる「聞く」の謙譲語として「拝聴する」があります。
「拝聴する」という言葉は口頭で使われることは少なく、メールをはじめ文面で用いられることが多い表現です。講演会に参加したとき、クライアントに話をきいたときなどによく使われます。
ビジネスシーンで頻繁に使用される「拝聴いたします」は本来「拝聴」と「いたす」の二重敬語ですが、習慣として定着し違和感のある表現ではなくなっています。
伺いますの使い方
初回公開日:2017年11月10日
記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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