「頑張ってください」の敬語や丁寧語・類語・返信例文|おしごお
更新日:2024年08月23日
『これからも応援しています』『これからも素敵な先輩でいてください』『これからも一層のご活躍をお祈りしています』この例文のように、応援する文書の前に『これからも』というフレーズをつけることで、ただ単に応援しているというニュアンスから、今の時点以降も応援しているという意味になります。
そのため『これからも』を付ける言葉が時間軸として、『これからも』をつけてもおかしくなければつけ足すことで、より応援しているという気持ちが伝わる言い回しになります。
応援しています
『応援しています』は、『頑張ってください』という気持ちを伝えるのに言い換える敬語としては重宝する言い方です。一番よく目にするフレーズとしては『陰ながら応援しています』という言い方です。また、『(いつもご活躍を)応援しています』なども使える言い回しです。
先生
先生に対して『頑張ってください』という表現は、使う対象年齢によってかわってきます。普段から子供と接している先生ですので、先生から子供に対しては『頑張って』『頑張れ』ということを口にする機会が多いです。子供からすれば、敬語を意識して先生に話しかけることはないでしょう。そのため、子供の視点から見れば、『先生、頑張って』でも『先生、頑張れ』でもかまいません。
社会人の視点から見ると、先生は恩師となります。普段会わない恩師に対して、『頑張って』や『頑張れ』では社会人としては失格です。敬語で『頑張ってください』であれば、先生と生徒の関係でしたので問題はないでしょう。
いくつになっても手のかかった生徒ですので、先生から見れば可愛いです。『○○先生、これからも生徒のために頑張ってください』『○○先生、校長先生になっても子供のために頑張ってください』などとなります。
お仕事
『お仕事頑張ってください』がよく耳にする言葉ですが、お仕事に対してであれば、『次のお仕事、陰ながら応援させていただきます』『次のお仕事も難しそうですが、○○先輩のご健闘をお祈りします』など、『頑張ってください』を置き換えます。仕事に『お』をつけて丁寧にした敬語を使っているため、普通は部下や後輩に対しては使いません。そのため、基本は上司や目上の方に使うフレーズになります。
頑張ってくださいねなど
『今日の司会頑張ってくださいね』『次の仕事も頑張ってくださいね』このような言い回しをするのは、主に目上の人から声をかけてもらうような場合です。部下の立場で、上司や目上の方に対して『頑張ってくださいね』という言い回しは非常に失礼な言い方になります。
そのため『頑張ってくださいね』を使う場合には、決して上司や目上の方に対してではなく、自分にできた部下や後輩に対して利用するようにしてください。
「頑張ってください」の敬語の類語・言い換え
『頑張ってください』そのものには敬語が存在しませんでしたが、『頑張ってください』を上司や目上の人に使用する場合は、敬語の類語で言い換えると、少しですが適度な表現ができます。使える類語としては、『励む』や『努力』、そして『精進』です。それらの類語を使った言い換えは、次のようなフレーズがあります。
・ご精進をお祈りいたします
・ご精進なさってください
・お励みください
・ご成功をお祈りいたしております
・成功に向かって邁進なさいますようお祈り申し上げます
・ご努力が報われますようお祈り申し上げます
「頑張ってください」の敬語での返信例文
上司や目上の方から、『頑張ってください』と声を掛けられたり、メールや手紙を頂いたりする場合があります。そのような場合、敬語で返信する必要があります。どのような返信をすればよいでしょうか。
・ご期待に添えるように努力致します
・頑張ってまいります
このような返信内容になるのではないでしょうか。敬語で返信するため、言い回しは決まった形となってしまいますので、上記のフレーズを使うようにしてみましょう。
「頑張ってください」を使いこなしましょう
『頑張ってください』という言葉には、色々な言い換えの言葉がありますが、あまりしっくりこない言い回しでした。『期待しています』や『お励みください』は、敬語を使っているため一見敬意を払っているように感じますが、これらも上から目線としてとられかねない言い回しです。
『ご自愛ください』や『お祈りしています』にしても、大げさな応援になってしまいます。そのように考えると、『頑張ってください』という言葉をそのまま使えばいいのでしょうか。心がこもっていれば上司に使ってもいいのでしょうか。
『頑張ってください』を目上の人や上司に使う場合は新密度で使いわけよう
ビジネスマナーで『頑張ってください』という言葉を、目上の人や上司には使うべきか使わないべきかをまとめましたがいかがでしたでしょうか。敬語を意識しすぎて言葉を使い分けていても、どうしても敬語上手く使いこなせない場合もあるのではないでしょう。
『頑張ってください』を目上の人や上司に使う場合は、新密度や距離感によって判断しましょう。入社から直接お世話になった先輩や上司であれば、『頑張ってください』と言っても問題ないでしょう。
しかし、異動してきてあまり接点のなかった上司や年配の上司などにいきなり『頑張ってください』と言ってしまっては、やはり失礼な感じを与えてしまいます。そのため、新密度を判断して使いこなすようにしましょう。
初回公開日:2017年11月12日
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