「見てください」を敬語で表現すると?使い分けや英語表現も解説
更新日:2024年09月28日
め‐どおし〔‐どほし〕【目通し】 の解説
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E7%9B%AE%E9%80%9A%E3%8... |
目を通すこと。初めから終わりまで、ひととおり見ること。
参考として見てもらうときの「ご参照ください」
「ご参照ください」は照らし合わせて参考にしてくださいという意味です。照らし合わすものがない場合は「ご参照ください」という表現が適切ではないので注意が必要です。
使い方は参考にしてほしいものに対して「ご参照ください」を付け加えることで、丁寧に表現が出来ます。
さん‐しょう〔‐セウ〕【参照】 の解説
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%8F%82%E7%85%A7/#jn-... |
[名](スル)照らし合わせて、参考にすること。参看。「付図を―する」
内容を確認した上で受け取ってもらうときの「ご査収ください」
「ご査収ください」は間違いがないようにしっかりと確認して、お受け取り下さいという意味です。
そしてメールや郵便物を送る際に添付する書類や同封書類がある場合に使用します。それらがない場合に本文自体に対しての「ご査収ください」という表現は適さないので注意して下さい。
使い方は「ご査収ください」「ご査収のほどよろしくお願いします」などです。
さ‐しゅう〔‐シウ〕【査収】 の解説
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9F%BB%E5%8F%8E/#jn-... |
[名](スル)金銭・物品・書類などを、よく調べて受け取ること。「どうぞ御―下さい」
内容を確認した上で何かを証明してもらうときの「ご査証ください」
「ご査証ください」はしっかり調べて確実に根拠を持って証明してくださいという意味です。
こちらは目上の人に使うのに適していません。ご査証はきちんと調べて証明してくださいという意味なので注意やクレーム関連の書類で使われます。目上の人に使う場合は「ご査収ください」を使いましょう。
使い方は「ご査証ください」や「ご査証のほどよろしくお願いいたします」などで、文末で使用します。
さ‐しょう【査証】 の解説
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%9F%BB%E8%A8%BC/#jn-... |
[名](スル)
1 調査して証明を与えること。
より敬意を表現したいときの「ご高覧」
「ご高覧」は相手が見るということを丁寧に表したもので、高いところから広く見渡すという意味があります。対面で使うよりもメールや文書で使うのに適しています。
使い方は後ろに「いただく」や「ください」をつけて「ご高覧いただけますと幸いです」「ご高覧くださいますようお願い申し上げます」という風に使います。
こう‐らん〔カウ‐〕【高覧】 の解説
出典: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%AB%98%E8%A6%A7/#jn-... |
相手を敬って、その人が見ることをいう語。「御―に供する」
メールで使う場合
メールで「見てください」を使うシーンでは、基本的に見てほしいものに対して「ご確認ください」や「ご確認いただけますでしょうか」を使うのが適しています。
また、添付する書類などがある場合は「ご査収ください」を使うと良いです。添付する書類が履歴書だった場合は「お目通しください」や「ご一読ください」という表現を使うことで、より丁寧になります。
「見てください」の英語表現
英語のビジネスシーンや外国の方に道を尋ねられて地図で場所を示したいときなど、英語で見てくださいと表現したいときにはどのように表現すればいいのでしょうか。まず、丁寧語的にそこまで敬意を表さずに見てくださいと言いたいときには”Look at this.”や、もっと砕けて”Check it out”と言うといいです。
ビジネスシーンだともう少し丁寧な表現を使うのですが、”Would” や、”May I”のような英語の授業の中で依頼文として習った構文を敬語表現として使いたくなる事もあるでしょうが、そこまでかしこまる必要はありません。“Please”を使って”Please look at this.”という表現をするだけで、ビジネスシーンで見てくださいと言いたいときに十分通用します。
「見てください」の敬語での表現を知って適切に使い分けよう
初回公開日:2017年11月14日
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