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「受け取りました」の敬語は?類語や言い換えについても解説

更新日:2024年07月27日

「受け取りました」の表現方法について戸惑った経験はないでしょうか。この記事では「受け取りました」の表現方法を言い換えやニュアンスの違い、よく使われる例文なども交えて説明しています。メールでのやり取りすることが多い方や語彙力を増やしたい方は是非読んでみて下さい。

査収しました

「査収する」は確認した上で受け取ることを意味します。通常は相手方に取引で必要な書類やデータなどを受け渡す際に、「ご査収ください」のように使われる言葉で、「ご確認の上お受け取りください」という意味合いを持ちます。

「査収しました」はこちら側が「確認して受け取りました」という意味合いになり、相手方に向けて伝えるには上から目線なニュアンスを持つので通常は使用しないことを覚えておきましょう。

頂きました/頂戴しました

「頂きました」と「頂戴しました」は同じ謙譲語の表現になり、使われる場面もほぼ同じ言葉です。

二つの違いは「頂く」の、単にもらうという印象の強いニュアンスと、「頂戴する」の相手の厚意でもらうという印象のニュアンスの差にあります。

「頂戴しました」は「頂きました」より丁寧な表現方法になるので、目上の人への伝え方としては「頂戴しました」が相応しいでしょう。

「受け取りました」のメール例文

現代のビジネスシーンにおいては、連絡手段の大半がメールでのやり取りといっても過言ではありません。メールでのやりとりは文面のみで印象が左右されてしまうので、特に正しい言葉を使うことが大切です。

この項目では様々なシーンでの「受け取りました」の使い方を、例文として紹介していきます。

状況に応じた「受け取りました」の敬語表現をマスターして、コミュニケーション力の向上を目指しましょう。

メールを受け取った時のメール

取引先からメールを受け取った際に使う言葉は「拝受しました」です。敬語表現では謙譲語に当たる言葉で、受け取ったことをまず知らせる意味で使われます。

「拝受しました」だけで文面を終わらせるのではなく、確認後に再度連絡する旨などを一緒に伝えるようにしましょう。

但し、付き合いの長い取引先には堅苦しい印象を与えてしまうので、「受け取りました」や「受領しました」と使い分けるようにしましょう。

例文
・只今、資料を拝受いたしました。確認後に再度ご連絡いたします。

荷物や書類などを受け取った時のメール

荷物や書類を受け取った際にも受け取った旨の報告を行います。この際にも上記と同じように相手方との関係別に「受け取りました」「受領しました」「拝受しました」を使い分けると良いでしょう。

荷物の場合は確実に届いたということを知らせるために、「確かに」という言葉を付け足すことも大切です。

例文
・先ほど、お送りいただいたサンプルを確かに受け取りました。迅速なご対応ありがとうございました。

目上の方に何か送る時のメール

目上の方に資料やファイルなどを送る際には、事前に「これから送りますので受け取ってください」という旨の通知を送る必要があります。

このシーンでは「お受け取り下さい」「ご査収下さい」が適切です。「ご査収ください」はより丁寧な敬語表現となります。また、送るものが品物の場合は「お納めください」と伝えるのが良いでしょう。


例文
・次に資料を送付いたしますので、ご査収くださいますようお願い申し上げます。

「受け取りました」の英語は「receive」

「受け取りました」と英語で伝える時には「receive」を使いますが、注意すべき点として「receive」は過去形と現在完了系とで、日本語の敬語表現と同様に違ったニュアンスが相手に伝わることが挙げられます。

過去形の表現は「received」、現在完了形では「have received」となりますが、ビジネスでは後者を使いましょう。過去形は受け取った事実にだけ焦点を置いているのに対し、現在完了形では受け取って尚且つ、手元にある状態を示すからです。

例文
・I have received your e-mail.

「受け取りました」の意味を理解して適切に使用していきましょう!

ここまで「受け取りました」の様々な表現方法について紹介してきました。

日本語は敬語表現によって使う言葉も変化するので、聞き慣れない言葉があったという方も多いでしょう。

同じ「受け取りました」の意味でも、形のあるものや無いもので使う表現に変化が生まれることも一つのポイントと言えます。

「受け取りました」の様々な表現方法を知って、ビジネスシーンで適切に使い分けましょう。

初回公開日:2018年02月08日

記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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