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「気になる」の敬語表現・気になるの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年01月17日

「気になる」という表現はよく耳にしますが、果たしてこの表現は敬語として使っても問題のない言葉なのでしょうか。「気になる」と「気にする」、「気になる」と「気に入る」の違いと敬語で表した場合の違い、敬語表現などについてご説明します。

ここまで「気になる」という言葉の敬語表現についてご説明してきました。ではここで、「気になる」とよく似た表現である「気にする」という表現についてもご説明していきます。「気になる」と「気にする」の違いと敬語表現はどういったものになるでしょうか。

「気になる」と「気にする」の違いは?

「気になる」と「気にする」、一見するととてもよく似た表現ですがどこが異なるでしょうか。「気になる」とは受動的な表現であるのに対して、「気にする」とは能動的な表現であると言えます。「気になることがある」と「気にすることがある」という一文を例文に見れば、お解り頂けるのではないでしょうか。

では「気にする」の敬語表現

では、「気にする」という表現の敬語表現とはどのようなものになるのでしょうか。「気にして頂く」や、「お気に掛けて頂く」などになります。日本語の敬語表現というのは接続詞や助動詞の使い道一つで敬語になったりならなかったりします。

「気にする」という表現もまた然りで、この言葉そのままでは敬語表現としては成り立ちません。「気にして頂く」、「お気に掛けて頂く」などと尊敬語を後に持ってきたことで、敬語表現として成り立たせました。

また、「気になさる」や、「気にされる」などという表現も「気にする」の敬語表現として用いることが出来ます。こちらの方が普段使いとしては適している場面もあるでしょう。「気になされるようでしたら」や、「気にされるようでしたら」などという一文はよく見かけると言えるのではないでしょうか。

「気になる」と「気に入る」の敬語の違い

「気になる」と「気にする」の違いと敬語表現についてはご説明しました。ではもう一つ、「気に入る」という表現がありますが、こちらの表現は「気になる」、「気にする」とはどう異なってくるでしょうか。また、「気に入る」の敬語表現とはどのようなものになるのでしょうか。

「気になる」と「気にする」の違いと敬語表現についてはご説明したとおりです。では、「気に入る」はどのような意味になるでしょうか。「気に入る」とは敬語表現に差し替えた場合に、「お気に召す」とも言い換えることができます。つまり、心を惹かれるという意味合いの言葉です。

「どうしようもなく気になる」と「どうしようもなく気に入る」の一文を例文としてご説明すれば、こちらもまた違いは一目瞭然なのではないでしょうか。「どうしようもなく気になることがある」に対して、「どうしようもなく気に入ったものがある」と対比させてみれば、より違いが顕著に見えます。

「気に入る」の敬語表現?

「気に入る」の敬語表現としては「お気に召す」という表現をご紹介しました。「こちらの中に何かお気に入ったものがありましたら」とも使うことはできますが、気に入るという表現の敬語表現としては、「こちらの中に何かお気に召したものがありましたら」と使うのが敬語表現としては敬意を示したものになるでしょう。

「気に入る」とは心を惹かれるという意味ですので、「お気に召す」という尊敬語表現がふさわしいと言えるでしょう。「気に入られる」という表現も使えますので、「気に入られたなら何よりです」や、「気に入って頂けたなら何よりです」とも使うことはできます。

ですが、やはり同じ意味合いの表現の中では群を抜いて、「お気に召して頂けたなら何よりです」の方がより丁寧な印象を与えます。相手や使用用途に応じて使い分けたいところではありますので、その場面で適していると思える表現に置き換えましょう。

場面と用途に応じた「気になる」を用いて!

いかがでしたでしょうか。「気になる」の敬語表現と「気にする」、「気に入る」という表現との違い、また、それぞれに用いることのできる敬語表現についてご説明してきました。「気になる」とそのまま使ってしまっていた場面はなかったでしょうか。

場面や用途に応じて、「気になる」を「お心懸かり」と差し替えて使ったり、ご説明してきた「気にする」や「気に入る」との違いも踏まえて用いていきましょう。また、「気にする」と「気に入る」の敬語表現も上手に場面と使用用途に応じて使い分けながら、正しく敬語表現を求められる場面で使いこなしていって頂きたいです。

「この記事の中で何かお心懸かりな点がございましたらご遠慮なくお申し付けください」と締めくくらせて頂きます。

初回公開日:2018年04月16日

記載されている内容は2018年04月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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