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「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年02月06日

更新日:2020年05月24日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

敬語で表現する場合に「娘さん」をどのような呼び方になるかご存知ですか。それは、使うシーンや、誰に対して使うのかによっても表現の仕方が変わります。例文を用いながら、その使い方について詳しく紹介します。ぜひ、参考になさってください。

「娘さん」の敬語表現はご存知ですか?

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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お友だちや会社の上司などと会話をしていて、家族の話になることがあります。相手の子どものことをどのように表現したら良いか、困ったことはありませんか。「奥さん」「旦那さん」「娘さん」「息子さん」「お子さん」のようなカジュアルな話し方で良いのか、しっかりとした敬語を使ったほうが良いのか、迷われた経験があるのではないでしょうか。

本記事では、女の子の子ども「娘さん」についてお話しするときや、手紙やメールなどに書くときに、どのような言い方や表現がその場や相手に適しているかについて、使い方や例文を交えながら紹介します。ぜひ参考になさってください。

「娘さん」の主要な敬語表現

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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女の子の子ども「娘さん」という言葉を、敬った敬語表現にするとどのような言葉を使うことになるのでしょうか。具体的に紹介します。

「お嬢さん」

やはりこの場合、女の子の子ども「娘さん」を表現する敬語としては、「お嬢さん」という呼び方が一番に思いつくのではないでしょうか。

「お嬢さん」という呼び方は、「お嬢様」をくだけて表現した言葉です。「お嬢様」は大きなお屋敷に住んでいるお金持ちの家の子ども、というようなニュアンスがありますが、「お嬢さん」という表現であれば「娘さん」よりも丁寧ですし、どんな方であっても使いやすい言葉であると言えるでしょう。

「嬢」の由来

ちなみに、なぜ「お嬢さん」「お嬢様」という言葉が、女の子の子ども「娘さん」を意味する言葉になったのか、その理由をご存知でしょうか。

「嬢」という漢字の成り立ちが、それを意味していることがわかります。「嬢」は漢字の種類としては、会意兼形成文字という種類に入ります。会意文字の要素と、形成文字の要素を両方含んでいるということです。

「嬢」という漢字は、「女」と「襄」の組み合わせでできています。「女」という文字は、両手を重ねてしなやかにひざをつく女性を象形する文字です。また、「襄」という文字は、衣類にまじないものを入れて魔除けをすることを象形する文字です。

しかしながら、この漢字は「女」のほうの意味だけを持つようになり、「母」や「娘」という意味合いをもつ、「嬢」という漢字が成り立ちました。そのため、「嬢」はそもそも「娘さん」という意味を本来持っていたことがわかります。

会意文字と形成文字

「嬢」という漢字は、会意文字と形成文字の両方の意味を含んでいる漢字です。

会意文字は、2つ以上の漢字とそれぞれが持つ意味合い組み合わせることで新たに作られた漢字のことです。また形成文字とは、音を表す漢字と意味を表す漢字が組み合わせられることで新たに作られた漢字のことです。

「娘さん」の別の敬語表現例

「お嬢さん」や「お嬢様」の他に、女の子の子ども「娘さん」を敬語表現にした使い方はあるでしょうか。詳しく解説いたします。

「ご令嬢」

「ご令嬢」という呼び方を聞いたことはありますか。「お嬢様」と似ていますが、同様によその家の娘を敬って表現した敬語の呼び方です。また、知り合いではなくとも、良い家柄の娘を意図して「ご令嬢」と使うこともあります。

「ご息女」

また、「ご息女」という呼び方を聞いたことはありますか。こちらも「お嬢様」や「ご令嬢」と同様に、他人の家の娘を敬って表現するときの敬語です。

この言葉は、特にビジネスシーンや目上の人の女の子の子ども「娘さん」の話をする際に使いやすい言葉であると言えます。

「娘さん」の敬語表現の種類

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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いくつか女の子の子ども「娘さん」を意味する敬語について紹介しましたが、ここからはその敬語の種類について解説いたします。

敬語の種類

敬語には、丁寧語、尊敬語、謙譲語の三種類があります。

「です、ます」をつけるという使い方で一般的に表現されますが、そのように丁寧に使う場合には「丁寧語」と言われ、誰でも、また誰に対しても使うことができる言葉です。

尊敬語は、目上の人に対して使う言葉で、目上の人の行動などについてを表現するときの使い方です。

そして、謙譲語は目上の人を立てるために自分がへりくだるときの使い方です。

「娘さん」の丁寧語と尊敬語

このことから考えると、「お嬢さん」は「娘さん」の丁寧語に該当すると言えます。また、性別を問いませんが、「お子さん」という言い方も丁寧語に該当するでしょう。

また「ご令嬢」「ご息女」は、「娘さん」の尊敬語に該当すると言えるでしょう。

「娘さん」の敬語表現の使い方

ここからは、シーンごとでどのように、女の子の子ども「娘さん」の敬語表現を使うのかについて紹介します。

普段の使い方

普段の会話の中で「娘さん」をどのように敬語表現するのでしょうか。以下にシーンごとの使い方を紹介します。

近所の知り合いと話すとき

<例文>
わたし:「いつも娘が大声出してて、うるさくないですか。ご迷惑をおかけしていたら、すみません。」

近所:「うちはまったくかまわないのよ。お嬢さん、元気でいいじゃないの。」

上司の「娘さん」のことを聞くとき

<例文>
上司:「実は、うちの娘昨日誕生日でね、もう6歳になったんだよ。」

部下:「そうでしたか。もうお嬢さんは小学校にご入学なんですか。それはおめでとうございます。」

保険の加入のとき

<例文>
客:「子どもがうまれたので、学資保険に入りたいと考えています。」

保険員:「それは、おめでとうございます。ご息女はいつお生まれになったのですか。」

メールでの使い方

また、メールや手紙でのやりとりのときは、より丁寧さを強調して使うことがあります。

メールの末尾の例

<例文>「それでは、来週のパーティーでお会いできますことを心待ちにしております。奥方様や御令嬢様にも、よろしくお伝えくださいませ。」

なお、「ご令嬢」や「ご息女」を「御令嬢様」「御息女様」のように表現することがありますが、これは二重敬語になっており誤っている使い方だとされる例もあります。

結婚式は「娘さん」の敬語表現が活躍する

「娘さん」の敬語表現は、結婚式などでよく使われる表現です。当然、「娘さん」だけではなく、「奥さん」「息子さん」も同時に覚えておくと良いでしょう。

招待状

職場の上司や目上の人を結婚式に招待する場合に、その方のご家族もお招きすることがあります。その際にご家族の下の名前を知っている場合には、宛名に直接名前を書くこともありますが、ご家族の下の名前を知らない場合には、この女の子の子ども「娘さん」の敬語表現が活かせるときです。

その場合、招待状の宛名の書き方としては以下のような書き方となります。

○○ ○○様/御令嬢 

このように表現します。

また、奥様については「令夫人」と表記します。

○○ ○○様/令夫人

席次表

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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そして、結婚式の披露宴における必須アイテムである席次表(配席表)にも敬語表現が使われます。

席次表には、名前だけではなく、その方が新郎新婦にとってどういった関係の方であるのかを表現するための肩書きが必要です。親戚であれば、「新郎伯父」や「新婦従弟」のようにわかりやすい肩書きがあります。

また、上司であれば「○○株式会社 代表取締役」のような会社名と役職名が肩書きになりますし、目上に値する恩師などであれば「新郎恩師」や「○○学校校長」などのような肩書きが該当することになります。

ご家族の表現のしかた

では、上司や目上の方のご家族の肩書きは、どのように表現されるのでしょうか。

こういった場合、「○○様御令嬢」「○○様御息女」、または「同御令嬢」や「同御息女」と表記されるのが一般的です。

奥様の場合であれば 「○○様令夫人」もしくは「同令夫人」、息子さんの場合であれば「○○様御令息」「○○様御子息」もしくは「同御令息」「同御子息」のように表記されることになります。

しかしながら、こういった例はあくまで上司の子どもや目上の方の子どもの場合です。友人の子どもの場合には、「御令嬢」「御息女」は堅苦しいとされることも多く「○○様お子様」などと表現されるほうが一般的です。

地域や風習によっても異なるので、活用の際にはぜひ調べてみてください。

シーン別「娘さん」を敬語表現するときの例

続いては、「娘さん」を敬語表現することが多いと考えられる特別なシーンにおいての使い方について、その例文を併せて具体的に紹介します。

「娘さんを僕に下さい」

彼女の実家への結婚の挨拶は、女の子の子ども「娘さん」の敬語が活躍する絶好のタイミングです。ここでは、「娘さんを僕に下さい。」という言い方をするよりは、しっかりとして敬語を使ったほうが相手のご両親からの印象も良いでしょう。

<例文>
・お嬢さんを僕に下さい。
・お嬢さんと結婚させてください。
・お嬢さんを僕が幸せにします。

このような使い方はいかがでしょうか。また、あえて「お嬢さん」という表現を使わずとも、彼女の下の名前で「○○さんと」という表現をするほうが自然であれば、そのように使う方が良いでしょう。

「ご結婚おめでとうございます」

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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上司の娘さん、目上の方の娘さんの結婚も、女の子の子ども「娘さん」の敬語を使う絶好のシーンといえるでしょう。

ここで「娘さん、ご結婚されるんですか、おめでとうございます。」という友人のような言葉の使い方をするよりも、より丁寧な表現をするほうが、相手を立てることができます。

<例文>
・このたびは御令嬢がご結婚なさるとのこと、誠におめでとうございます。
・このたびの御息女のご婚儀の知らせを聞き、大変嬉しく思っております。

こういった使い方をしてみてはいかがでしょうか。

「娘さん」も十分丁寧な言葉です

女の子の子ども「娘さん」の敬語表現について紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

女の子の子ども「娘さん」の敬語表現としては、「お嬢さん」「お嬢様」「ご令嬢」「ご息女」など、多くの呼び方がありますが、そのときの相手やシーンに応じて、適切に使い分ける必要があります。

言葉だけではなく敬う気持ちを

「娘さん」の敬語表現・娘さんの使い方と例文・別の敬語表現例
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しかしながら、「娘さん」という呼び方も、すでに十分丁寧であると言えます。最初からTPOに応じたしっかりとした敬語を使うのは難しくても、まずは「です、ます」や「○○さん」というような気遣いが感じられる丁寧語からスタートしてみるのはいかがでしょうか。相手への敬いの気持ちはしっかり伝わることでしょう。

日本語の敬語文化は非常に難しいところがありますが、形にとらわれるよりも、気持ちがしっかり伝わることを念頭において活用していただくことをおすすめします。ぜひ他の言葉の敬語表現についても、意味や使い方、例文なども参考にしながらマスターしていただくと良いでしょう。

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