「必要ない」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年11月20日
例えば「この書類いる」と上司から質問されたとします。自分の中で答えは決まっていて「必要ない」という意味を上司に対して伝えたいとします。
当然のことながら、職場の上司と会話をしているので敬語を使いながら自分の意思を伝えなければなりません。どのようなフレーズを使うことができますか。
このような場面で大活躍するのが「必要ございませんので」と言う敬語表現になります。「ただの必要ございません、で十分じゃないの」と感じておられる方もいるはずです。
確かにそのように感じられることもありますが、相手に与える印象が異なっていることに気づくことができますか。
「必要ございませんので」という敬語表現を使うことによって、その書類が必要ないので、持って行ってください、もしくは、処分してください、という意味を間接的に伝えることが可能になっています。
メールでの使い方とは?
「必要ない」という言葉をメールの中で使うことに気が引ける人がいるのも事実です。あまりにも単刀直入な表現なので、相手を傷つけてしまうのではないかと心配になっているからです。
それでも「必要ない」とメールを送る相手に対して伝えなければならない場面もあるでしょう。
そのような場面に直面したのであれば、どのようにして「必要ない」の敬語表現を使うことができるのでしょうか。
メールの中で使うことのできる具体的な敬語の表現を紹介します。
間に合っております
メールの中で「必要ない」や「必要ないです」というフレーズを使ったとしても、相手に意味は確実に伝わります。しかし、場合によってはメールを送られた人が不快な気持ちになってしまうことがあります。
そのような事態を避けるためにも「必要ないです」ではなくて「間に合っております」と言う敬語表現を使うことをお勧めします。
相手に伝えることのできる意味は同じですが「間に合っております」と言う敬語表現の方が、少し柔らかい印象を受けるのではないでしょうか。
どちらの文章が使われたメールを受け取った方が嬉しく感じるのか、相手の気持ちを考えることができます。そのようにして、相手の気持ちを考慮した文章を作成することによって、不必要なトラブルを避けることができるでしょう。
「必要ない」を敬語表現するときの例文
「必要ない」という言葉をどのように敬語に言い換えることができるのか知ることができました。
それでも、たくさんの例文に精通することによって「必要ない」とほとんど同じ意味を、他の敬語の表現で伝えることが可能になります。
返信がいらない時
「必要ない」という言葉を信頼のおける友達に対して使うのであれば、あまり問題はないでしょう。気心が知れているので、自分の動機を間違って解釈することがないからです。
それでも、自分に対してメールなどの返信をしてほしくないと感じた時に「返信の必要はありません」という文章を相手に対して送るのは、気が引けるのではないでしょうか。
相手を不快にさせることを心配してしまいますし、実際に不快に感じてしまう人もいるからです。
どのような文章で、そのような複雑な感情を簡潔に表現することができるのでしょうか。
返信不要で簡潔に表現する
簡潔に伝えたいのであれば「返信不要」という表現を使うことができるでしょう。簡単に言うのであれば「返信する必要はありません」という意味を相手に対して伝えていることになります。
自分と親しくしている友達に対して「返信不要」というフレーズを使うのであれば、多くの場合友達は悲しく感じるはずです。
そのため「返信不要」という表現をメールの中で使いたいのであれば、企業がお客さんに対して一斉にメールを送信しているときなどに使用することができるでしょう。
「必要ない」の別の敬語表現の例とは?
「必要ない」という言葉を別の敬語表現に言い換えることができます。どのような例文を使用することができるのでしょうか。
これから紹介される「必要ない」の具体的な敬語表現を暗記することができるでしょう。そのようにすることによって、例文をそのまま自分の会話の中に取り入れることができるようになるでしょう。
それに「必要ない」という言葉は敬語表現に変えなければ、ほとんど使用不可能ということができますから、同じ意味を伝えたいと感じていたとしても、敬語表現を学ぶことは必要不可欠ということができます。
結構です
「必要ない」という言葉は「結構です」という敬語表現に言い換えることが可能です。「結構です」という表現は非常に簡潔なので、この言葉を聞いている人も、理解しやすく感じることでしょう。
それでも、周りの人が親切にしてくれたにもかかわらず「結構です」という言葉を使うのであれば、相手を傷つけてしまう可能性があります。
「敬語なので大丈夫」と感じていたとしても「結構です」というフレーズを聞いている人は、発言している人が怒っているのではないかと考えてしまうことがあります。
そのため、自分に対して好意が示されているのであれば「結構です」という一言で済ませるのではなくて、好意が示されていることに対するお礼をいうことができるでしょう。
「必要ない」の敬語は必ず習得すべき
初回公開日:2018年02月13日
記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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