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「こんばんは」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年02月07日

更新日:2020年05月25日

記載されている内容は2018年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日常生活の中で挨拶は非常に大切なものです。できれば目上の人には丁寧に敬意をこめて挨拶したいものです。夜の挨拶である「こんばんは」にはそのような敬語はあるのでしょうか。「こんばんは」の敬語表現や使い方などを確認してみましょう。

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「こんばんは」の意味

メールやラインなどで、「こんばんわ」と打たれた送信を受け取ったり、送ったりしたことがあるという経験はないでしょうか。そして、「こんばんわ」に対して、「こんばんは」という表記が正しいという指摘を受けたことがあったり、逆に指摘をしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。この「こんばんわ」の「わ」という書き方は、若い人だけでなく年配の方にも多い誤表記なのです。

「こんばんは」は、日が暮れてから人に会ったり、人を訪ねたりした時にかわす挨拶で、『今晩はご機嫌いかがですか』という意味の挨拶です。

こんばんはの語源

「こんばんは」は、「今晩はご機嫌いかがですか?」という挨拶を意味し、長い挨拶でしたので、この挨拶の最初の部分である「今晩は」の部分を残して挨拶をするようになりました。よみやすくするために、「今晩は」から「こんばんは」に変化したものなのです。

この「こんばんは」については、昭和60年までは「こんばんわ」が正しい表記でした。「こんにちは」については、以前より「こんにちは」が正解でしたので、「こんばんわ」と混同してしまう人が多く、誤りを防ぐために、昭和61年に内閣府より「こんばんは」が正しいとお達しが出たことから「こんばんは」が正しい表記となったのです。

「こんばんは」の敬語表現

「こんばんは」という挨拶には、敬語表現がありません。これは、こんばんはの語源でも触れたように、元々長い挨拶より頭の部分である『今晩は』が残ってできた挨拶だからです。そのため、社会通念上それ以上の意味もなければ、敬語にする必要がない言葉なのです。つまり、「こんばんは」については、目上の人に使う場合でも気にする必要がなく尊敬などの意味も含まれていない、含むことができない、厳密に言うと含む必要がない言葉なのです。

「おはよう」については、「おはようございます」などの丁寧な言い方はありますが、「こんにちは」「こんばんは」との挨拶とは経緯が違うため同じに考えられない挨拶なのです。

「こんばんは」の敬語での使い方

「こんばんは」の敬語表現は先にも確認したように存在しません。そのため、目上の人に挨拶をするような場合、言葉に敬意を乗せることができないことから、お辞儀の方法で丁寧さを出すようにしたり、はきはきとした聞き取りやすい声で挨拶をしたりするのがいいでしょう。

敬語の種類

ここで改めて敬語の種類について見てみましょう。敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語があります。それぞれの特長を見てみましょう。

尊敬語については、相手の行為に対して相手をたてる言い方をします。主に目上の人に対して使う言い方です。謙譲語については、自分の行為に対して、自分をへりくだるときに使います。自分がへりくだることで相手をたてるいい方となります。丁寧語については、相手を問わず聞き手に対して丁寧に述べる言葉です。

この3つの敬語表現の意味からみても、「こんばんは」は変換しようがない挨拶言葉です。

使い方

「こんばんは」という言葉自身は敬語表現がありませんでしたので、丁寧に使いたい場合は、語源に戻ってみるのもいいでしょう。「こんばんは」+「一段と冷えますね」などのように、挨拶の後ろに言葉を足し、そこを「です」や「ます」で締めるように使うのです。挨拶の前に「○○課長」や「○○さん」と名前を付け、「こんばんは」という挨拶をサンドイッチにしてしまうのもいいですね。

メールでの使い方

メールを送る際の挨拶では、言葉を選ぶ際に気をつけなくてはいけないことがあります。「こんばんは」という書き出しで問題はないかと思いますが、あまりにも時間が遅いような場合のビジネスメールでは、遅くまで仕事しているアピールとも受け取られかねない可能性もありますので、時間帯などを意識して使うようにしましょう。

時間が遅いような場合は、「夜分に失礼します」などといった言葉に置き換えた挨拶を行うのもいいでしょう。また、相手が朝にメールを読むかもと「おはようございます」を使う人もいるかもしれませんが、誰もが翌朝にメールを読むとは限りませんので、その点も注意が必要な部分です。

「こんばんは」を敬語表現するときの例文

「こんばんは」は敬語表現できませんので、使い方としては、先に紹介したような「名前+挨拶+一言」といった使い方をするのがいいでしょう。こうすることで、「こんばんは」という単発で言い難いと思っている挨拶が、言いやすくなります。


「○○部長、こんばんは。今夜はかなり冷えますね」

「○○さん、こんばんは。今から外出ですか?」

「こんばんは」の別の敬語表現例

「こんばんは」という挨拶は日が暮れてから使う挨拶です。そのため、ビジネスシーンでは、「遅くに失礼します」や「定時後に失礼します」といった挨拶に置き換えることは可能です。また「遅くまでお疲れ様です」や単純に「お疲れ様です」というような挨拶でも問題はないでしょう。

「こんばんは」自体は敬語のない言葉ですので、先の例のような置き換えた言葉で敬語表現を行うのがいいでしょう。

「こんばんは」以外の挨拶の敬語

「こんばんは」には敬語表現がありませんでした。では、他の挨拶にも同様に敬語表現はないのでしょうか。「こんにちは」や「おはよう」について、確認してみましょう。

こんにちは

「こんにちは」という挨拶については、「こんばんは」と同様に、「今日はご機嫌いかがですか?」という挨拶の頭の「今日は」という部分だけを使うようになり、使いやすいように「こんにちは」という挨拶になった言葉です。そのため、「こんばんは」と同じで敬語表現がなく、敬語としての意味も含まず、敬語表現が必要のない言葉なのです。

会社やお客様を訪ねたときの挨拶としては、使いづらい場合があるかもしれませんが、挨拶としては「こんにちは」となりますので、言い換えるのであれば「お疲れ様です」などの言葉を使うと、相手にも違和感はなく挨拶することができます。TPOに合わせるかたちにはなりますが、「どうも」という挨拶も利用してもいいでしょう。

おはよう

「おはよう」という挨拶は、「こんにちは」「こんばんは」という挨拶とは、語源が少し違います。「今日は」「今晩は」というその時間の部分を表した言葉と違い、「お早く○○ですね」というような「早く」という動詞が転じてできた挨拶なのです。歌舞伎でトリを務める座長が夕方近くに楽屋入りするのに、下っ端の者が「お早いおつきでございます」と出迎えていたのが省略されて「おはようございます」になったという説が有力な由来だと言われています。

この「おはよう」には、他の挨拶と違い、唯一「ございます」という言葉を付け足し敬語として利用することができます。このことからも、相手の方に対して労う意味が強いということがわかる挨拶なのです。

「こんばんは」を正しく理解して使いこなそう

さて、今回は「こんばんは」という挨拶とその敬語について、意味や使い方をご説明するとともに、類義的な表現についても見てきましたがいかがでしたでしょうか。「こんばんは」という挨拶について、言葉の語源や使用方法について理解することはできたでしょうか。

「こんばんは」や「こんにちは」という挨拶は、由来からも敬語にできない、する必要がない言葉でした。そのため、誰に対してもしっかりと聞き取りやすく声に出すのが一番の敬意なのです。

挨拶は、心と心の潤滑剤という言い方をします。目上の人に言いにくいかなと躊躇するよりも、しっかりと挨拶をするのが印象もよいものです。「こんばんは」と挨拶をされて、「なんでこんな挨拶をするのか」と嫌な気持ちになる人はいませんので、どうしても気になる場合は、紹介したような言葉を挨拶のうしろに足して言ってみましょう。

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