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「お気に召す」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年11月20日

「お気に召す」という言葉は敬語として使用されますが、実際どのように使うのか、また他に「気に入る」の敬語表現はあるのかなどを考えたことはあるでしょうか。今回は「お気に召す」という敬語表現について、敬語としてのあり方や使い方などを確認していきましょう。

ここまでも「お気に召す」の例文はいくつか紹介してまいりましたが、ここではその中でも特に頻繁に疲れる用いられ方をご紹介します。まずは「~がお気に召すといいのですが」という使い方です。相手に何かを贈った際、「気に入ってくれると嬉しい」という意味を込めて使われる言葉です。

続いて「お気に召したでしょうか」という使い方です。「お気に召されましたでしょうか」という言い方をする事もありますが、こちらは「召す」という敬語表現に加え、「ました」という丁寧表現がプラスされています。より丁寧な言い方のように聞こえますが、少々くどい印象を持たれてしまいがちです。したがって、「お気に召したでしょうか」という使い方が好ましいでしょう。

「お気に召す」の別の敬語表現例

「気に入る」という言葉の敬語表現である「お気に召す」という言葉ですが、他にも同じ意味を持つ敬語表現があるのでしょうか。正確な敬語の言い換え表現はありませんが、似た意味の敬語表現の1つに「いかがです」という言葉があります。これは疑問文に使用される言葉で、「お気に召したでしょうか」を「いかがでしょうか」と言い換える事が可能です。

尊敬語ではありませんが、「気に入っていただく」という敬語表現も可能です。「気に入る」に「いただく」という謙譲語が付け加えられた形です。こちらも「気に入る」という意味を持ちながら自分を謙った言い方となるため、敬語表現として使用する事ができます。

「お気に召す」は二重敬語なのか

「お気に召す」という言葉は二重敬語ではないかという声が聞かれますが、結論から言ってしまうと二重敬語ではなく、正しい敬語表現です。しかし、「お気に召す」という言葉を活用するに当たって注意点があります。

「お気に召す」という言葉自体が敬語表現(尊敬語)であるため、これに敬語表現の1つ「られる」という言葉を付け加えてしまうと二重敬語になってしまいます。したがって、「お気に召す」という言葉は正しい敬語ですが、「お気に召される」という言い方に活用してしまうと二重敬語となってしまうため、注意が必要です。

「気に入る」の尊敬語は「お気に召す」

いかがでしたでしょうか。「お気に召す」という敬語表現は「気に入る」の尊敬語である他、「お気に召される」という使い方は二重敬語となってしまうため、注意が必要と言う事も理解していただけたのではないでしょうか。今後「お気に召す」と使用する際は、過剰な敬語表現にならないよう注意しながら使用しましょう。

初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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