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「話は変わりますが」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年10月09日

「話は変わりますが」は、「話は変わるが」の丁寧語です。謙譲語の形で敬語にすると「話を変えさせていただきますが」になります。「話は変わりますが」は目上の人に使っても問題ないのか。どんな場面で使うのか。などを例文を上げながらご紹介します。ぜひご覧ください。

「話は変わりますが」の敬語表現

「話は変わりますが」は丁寧語の形の敬語にあたります。謙譲語にすると「話を変えさせていただきますが」になります。「話は変わりますが」は相手の話を一旦遮って、自分が聞きたい話題や自分が話したい話題に変える場面や、話している途中で自分が話題を大きく変える時などに使います。

「このところ雨が続いていて嫌ですね」「ええ、そうですね。話は変わりますが、Aさんが転勤になるというのは本当ですか」などの使い方をします。

「話は変わりますが」の敬語での使い方

「話は変わりますが」は進行している話題を一旦わきへ置いておいて、別の話を始める時に使います。「書類に修正しなくてはいけないところなどはありましたでしょうか」「確認させていただいたところ、修正の必要はありませんでした。話は変わりますが、以前も同じような仕事をなさっていたんですか」などの使い方をします。

敬語の種類

敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」があります。「話は変わりますが」は丁寧語の形での敬語になります。謙譲語の形で敬語にすると「話を変えさせていただきますが」になります。

使い方

「話は変わりますが」は相手の話を一旦わきに置いておいて、別の話題を切り出すときに使います。「去年造幣局の桜の通り抜けを見に行ったんです。すごく綺麗でした。今年は一緒に行きませんか」「いいですね。ぜひ行きましょう。話は変わりますが、頼んでおいた書類は完成していますか」などの使い方をします。

メールでの使い方

「話は変わりますが」メールでも、話題を大きく変える時に使います。

「添付いただいた資料確認できました。お送りいただいてありがとうございます。話は変わりますが、今度セミナーを開催することになりました。ご参加いただけたら嬉しいです」などの使い方をします。「別件になりますが」と書くこともあります。

「話は変わりますが」は目上の人に使っても大丈夫か

「話は変わりますが」は丁寧語の形の敬語です。正しい敬語表現ですので、この言葉自体は目上の人に使っても問題ありません。目上の人に言う場合は、より丁寧な敬語である「話を変えさせていただきますが」を使った方がよい場合もあります。

「話は変わりますが」は相手の話を遮って別の話にするときにも使います。敬語表現としては正しいですが、目上の人の話を遮るのは失礼にあたる場合もあるため注意が必要です。

「話は変わりますが」を敬語表現するときの例文

「日付は右上に書くようにしてください。それから書類の修正をする場合は二重線を引くようにお願いします。内容はこれで問題ありません。ところで、話は変わりますが、猫を飼ってらっしゃるそうですね」というように、自分が話していて、途中で話題を大きく変えるような場面で「話は変わりますが」を使います。

相手が話していた内容から大きく話題を変える時にも「話は変わりますが」を使います。「昨日帰りがけに取引先から電話がかかって来たから残業になってしまって、疲れたよ」「大変でしたね。話は変わりますが、今度の飲み会、先輩は参加されるんですか」というような形で使います。「話は変わりますが」という前に、一言でも相手の言葉への返事を返しておくと丁寧な印象になります。

「話は変わりますが」の別の敬語表現例

「話は変わりますが」の他にも話題を変える時に使う言葉はいくつかあります。「話は変わりますが」以外の敬語表現をご紹介します。

メールなどの書面で話題を変える場合は「話は変わりますが」と書く場合もありますが同じ意味の敬語表現である「別件になりますが」と書くことの方が多いです。話しているうちに本筋から会話が逸れて行ってしまった、それを元の話題に戻す、という場合は「話は変わりますが」ではなく「話を戻しますが」といいます。まったく関係のない話を急に始める場合は「話は変わりますが」と言っても良いですが「全然関係のない話なのですが」というような言葉で話題を変えた方が自然な場合もあります。

別件にはなりますが

書面で話題を変える場合は「別件にはなりますが」を使うことが多いです。「飲み会は19時からの開催に決まりました。皆さまぜひご参加ください。別件になりますが、プレゼンの提出期限は明日までです。まだの方は早めに提出してください」などの使い方をします。

話を戻しますが

会話を続けていく中で話題が本筋から逸れて行ってしまうことはよくあります。そのような場面で話題を本筋に戻したい、という気持ちを伝えるときには「話を戻しますが」と言います。「話を戻しますが」は「話すを戻す」を丁寧語の形で敬語にした表現です。

「お花見の場所取りは我々新入社員が務めることになりました。買い出しも我々がするので、買い出し班と場所取り班を作って分担しましょう」「場所取り用にシートを持って行こうか」「シートなら家にあるから私が持って来ます」「シートは去年使ったものが会社にあるそうです。話を戻しますが、班分けをしましょう」というように、元の話題に戻したい、という場面では「話は変わりますが」ではなく「話を戻しますが」を使います。

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初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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