「誘ってくれてありがとう」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語
更新日:2024年09月01日
お誘いを断りたい時は?
お誘いを断りたい時も最初に「誘ってくれてありがとう」と言いましょう。相手は好意をもって誘ってくれた場合が多いので、まずはその好意に感謝の気持ちを述べることが大切です。
誘われて行きたくない時にも、はっきりと「行きたくないので行かないです」と言う断り方はしないでください。断る理由も「それなら仕方がない」と相手が思う断り方が自然です。
「先約がある」と言うだけでなく「親の法事があるから」「病院の検査の予約があるから」「子供を空港まで送っていく約束になっている」「セミナー受講料を払い込んでいるから」など、具体的な内容も付け加えると相手も納得してくれます。
社交辞令も大切なの?
社会人にとって社交辞令はとても大切です。社交辞令とは人と人との潤滑油と言って良いでしょう。この重滑油を上手に使って相手の気持ちに寄り添いつつ、自分の気持ちを伝えましょう。断る場合でも社交辞令として、とりあえず「誘ってくれてありがとう」と返事をすることをお勧めします。
社交辞令であっても「誘ってくれてありがとう」と感謝して相手の気持ちを受け取る言葉がクッションになり、次に断る言葉の印象を和らげてくれます。
相手がせっかく誘ってくれたのに「誘ってくれてありがとう」とも言わずに、すげなく断ってしまうと相手の気分を損ねてしまい、次のお誘いが来ないばかりか悪い噂を立てられるなど、自分にとっての悪影響が出る恐れもあります。社交辞令を使うことは自分への敵意を向けさせないことでもあります。
「誘ってくれてありがとう」の別の敬語表現はあるの?
「敬語の種類」のところで少し書きましたが「誘う」は「招く」という言葉に置き換える事ができます。「誘ってくれてありがとう」は「お招き下さりありがとうございます」と言い替えることができます。
「招く」という言い方は敬語表現として「誘ってくれてありがとう」と言いたい場合に使いやすい言葉ですから覚えておきましょう。
このようなおめでたい席に、私までお招きに与かりまして大変にありがたく存じております。
敬語表現に慣れましょう
「誘ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいのに、上手く敬語が使えないばかりに相手に失礼な振る舞いと受け取られると残念です。自分の気持ちを伝えるという作業は意外と難しいと言えるでしょう。
時には自分でも思ってもみない変な言い方をしてしまって、相手に怪訝な顔をされてしまうこともあります。
こちらが身構えている時だけに相手がやってくるとは限りません。苦手な相手ほど言葉には詰まりやすくなります。いつでもどのような相手にも敬語で「誘ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えられる人になりましょう。
初回公開日:2018年02月18日
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