「相談に乗る」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年06月28日
ビジネスでの使い方・お客様に使う場合
お客様に対して「貴方の相談に乗る」と伝えたいという場面が多々あります。そのような場合は「相談に乗らせていただく」と伝えても問題ありません。「相談してくれ」の敬語表現である「ご相談ください」と言うことも多いです。
お客様の相談に乗るつもりでいる、という気持ちを伝える場合は、「いつでもご相談に乗らせていただきます」「ご対応いたしますので、いつでもご相談くださいませ」などの言い方をします。
「相談に乗る」を目上の人に対して使う場合はどう言えばいいか
「相談に乗る」は目上の人に対して使う事は少ないです。目上の人の考えや仕事の全貌は、目下の人には把握できない事が多い、というような考え方が一般的であるためです。
全貌を把握することができない相手に相談しても仕方ないので、目上の人に対して「相談に乗る」とは言えない場合が多いです。
目上の人に対しては「相談に乗らせていただく」ではなく、「私でお力になることがありましたら、おっしゃってください」などの言い方をした方が良いと言えます。
「相談に乗って欲しい」と伝えたい場合の例文
相談に乗ってもらいたい、という場合は「相談に乗っていただけませんか」「相談に乗っていただきたいことがあるのですが、お時間をいただけないでしょうか」などの言い方をします。
相談に乗ってもらいたい、という場合は「相談に乗っていただきたいことがある」とだけ伝えると何を相談されるのかと相手を身構えさせてしまうので、「××の件でご相談に乗っていただきたいことがあるのですが」と、何を相談したいのか先に言っておいた方が親切です。
「相談に乗る」を敬語表現にするときの例文
お客様の相談に乗る、という場合には「相談に乗らせていただく」という謙譲語の敬語を使います。「お買い上げいただいたお品物で、お困りのことがありましたらおっしゃてください。いつでも相談に乗らせていただきます」などの使い方をします。
同僚や部下や友人の相談に乗る、という場合は丁寧語の形で敬語にします。「困ったことがあったらいつでも相談に乗ります」「パソコンで分からないことがあったら相談に乗ります」などの使い方をします。
目上の人が誰かの相談に乗っている、というような場合には「相談に乗られる」という尊敬語の形の敬語にします。「社長がAさんの相談に乗られているようだ」などの使い方をします。
自分が目上の人に相談に乗ってもらった時には「相談に乗っていただいた」と言います。
「社長に相談に乗っていただいた」などの使い方をします。
「相談に乗る」の別の敬語表現例
「相談に乗る」は、「力になる」「話を聞く」「相談に応じる」などの言葉に言い換えることができます。
「いつでも相談に乗ります」は「いつでも力になります」「いつでも話を聞きます」「いつでも相談に応じます」に言い換えることができます。
力になる
同僚や友人が困っていて「よかったら相談に乗る」というような気持を伝えたいという場面では「相談に乗ります」と言っても良いですが、「力になる」と言っても同じニュアンスを伝えることができます。
「困ったことがあったら相談に乗ります」は「困ったことがあったら力になります」と言っても同じ意味です。
目上の人の相談に乗りたい、というような場面では「力になれたらと思う」という敬語に言い換えることができます。
「お困りのことがあるのでしたら、相談に乗らせていただきます」は「お困りのことがあるのでしたら、何か力になれたらと思っています」に言い換えることができます。
話を聞く
「相談に乗る」は「話を聞く」にも言い換えることができます。「話を聞く」の敬語は謙譲語が「話を聞かせていただく」丁寧語が「話を聞きます」です。
「お困りのことがありましたら、話を聞かせていただきます」「困ったことがあるなら話を聞きます」などの使い方をします。
応じる
「相談に乗る」は「相談に応じる」と言い換えることができます。「相談に応じる」は「相談に応じます」「相談に応じさせていただきます」という形で敬語に変換します。
「お買い上げいただいた商品でお困りのことがございましたらいつでも相談に応じます」などの使い方をします。
初回公開日:2018年02月13日
記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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