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「取りに行く」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月12日

ビジネスでよく使われる「取りに行く」という表現。尊敬語・丁寧語・謙譲語でそれぞれ異なる言い方がありますが、対象によって使い分ける必要があります。ここでは、異なる状況に応じた例文をあわせてご紹介します。正しい言葉遣いを学び、コミュニケーションに役立てましょう。

「取りに参ります」の例文

「取りに参ります」という表現は、たとえば「御社へ3時に、資料を取りに参ります」のように、先方に失礼にならないように使うことができます。

また、「取りに参ります」という表現を使えるのは、取りに行く先に目上の人など敬語を使うべき相手がいないときになります。

例えば、「資料室に資料を取りに参ります」という言い方があります。これは、資料室に相手が居ないことを前提に話をするときに言うことができます。また、「休暇には、○○へ参りました」という場合も同じで、休暇で出向いた先にその相手がいないので、このような言い方ができます。

「取りに伺います」の例文

「取りに伺います」は「取りに参ります」よりもかしこまった言い方ですので、ビジネスシーンで顧客に対して使う時に適しています。「取りに参ります」の例で挙げたように、「御社へ3時に、資料を取りに参ります」を「取りに伺います」に変えて言うこともできます。

また「取りに伺います」のさらに丁寧な言い方として、「伺います」を「お伺いします」と変えて「取りにお伺いします」と言うこともできます。「取りに伺います」と「取りにお伺いします」のどちらの表現でも、顧客に対して尊敬の念を払った表現ですので、使いやすいほうを使ってください。

「頂戴に上がる」という言い方もある

「取りに参ります」と同じ意味で、「頂戴に上がります」という言い回しもあります。「頂戴」という言葉は、何かをもらうことや頂くことを意味する謙譲語です。例えば、「お心遣い、ありがたく頂戴いたします」のように使います。

この「頂戴」という言葉を「取りに行く」に置き換えて、さらに「上がる」という謙譲的表現をつけて、「頂戴に上がる」と表現します。使い方の例として、「明日、御社に○○を頂戴に上がります」とか、「○○を頂戴に上がりますので、よろしくお願いします」などが挙げられます。

正しい言葉遣いでより良いコミュニケーションを取ろう

「取りに行く」の敬語には、「取りに参ります」と「取りに伺います」という表現があります。他にも「取りに行く」という言葉は入っていないですが、同義的な表現として「頂戴に上がります」という言い方もできます。

丁寧語や謙譲語があるのが日本語の美しさですから、これからは日常的に、またはビジネスシーンなどで、「取りに参ります」や「取りに伺います」などの敬語を積極的に使ってみるといいでしょう。正しい言葉遣いをすれば、相手とより良いコミュニケーションを取れるようになります。間違っても「取りに行かせていただきます」という表現をしないようにしましょう。

初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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