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「知らなかった」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月22日

「知らなかった」ということを敬語表現で人に伝えることは、よくあるでしょう。「知らなかった」の敬語表現は使い慣れた言葉ですが、間違った使い方をしてしまっている人が意外に多くいます。そこで、今回は「知らなかった」の敬語表現について詳しく紹介します。

謙譲語・尊敬語の違いとは?

謙譲語と尊敬語は、どちらも「相手に敬意をはらって使う言葉」なので、この2つの違いが、いまいち分からなくなってしまうことも多いです。

謙譲語と尊敬語の大きな違いは、

・謙譲語は、動作をするのは「自分」
・尊敬語は、動作をするのは「相手」

だということです。混乱してしまうという人は、このポイントをおさえておくと良いでしょう。

間違えやすい「謙譲語・尊敬語」

敬語を使うとき、謙譲語と尊敬語が混同してしまうことは少なくありません。そこで、ここでは「知らなかった」以外の敬語表現で、間違えられやすい「謙譲語・尊敬語」について少し紹介しておきます。

「言う」の謙譲語・尊敬語

「言う」を謙譲語・尊敬語に言い換えると

・謙譲語は、「申す」
・尊敬語は、「おっしゃる」

となります。

では次に「社長が言った」と言うのを敬語表現に言い換えてみましょう。ここでは「言う」という動作を行っているのは、社長なので「言う」を「尊敬語」の「おっしゃる」に言い換えます。実際に言い換えてみると「社長が言った」は「社長がおっしゃった。」となります。

「社長が申されていました。」などの使い方をしているのも、たまに耳にしますが、「申す」は謙譲語で、自分に対する動作に対して使う言葉なので、この使い方は間違えです。

このように、どちらが謙譲語でどちらが尊敬語なのかが把握できていないと、相手に失礼になってしまうことがあるので注意しましょう。

【お詫び】「知らなかった」の敬語表現

仕事中などに「知らなかった」ことに対して、「お詫び」をしなければならない場面は多いのではないでしょうか。そこで、敬語表現「知らなかった」といっしょに使える便利な言葉を、例文といっしょに少し紹介していきます。

ビジネスシーンなどでは、自分が「知らなかった」ことを伝えたいとき、「知らなくて申し訳ない」という事を一緒に伝えられると、相手が受ける印象が良くなります。

そんなとき使えるのが

「勉強不足で申し訳ありません」

というフレーズです。

「その件に関しては、存じておりませんでした。勉強不足で申し訳ございません。」と、このフレーズを加えるだけで印象が良くなり、少し賢く聞こえます。

「お詫び」をする場面に出会ったら使ってみても良いでしょう。

「知らなかった」別表現の例は?

「知らなかった」ということを言いたいとき、この言葉以外にも、「知らない」を表すことができる言葉は、たくさんあります。そこで「知らない」という場面に使える別の表現の仕方を少し紹介しておきます。

はじめて聞く

「はじめて聞く」は言葉のとおり、はじめて聞いたことに対して使うことができます。では実際に「知らない」を使った文と「初めて聞く」を使った文を比較してみましょう。

・私たちも知らなかったので、驚いています。
・私たちも、はじめて聞く話で驚いています。

どちらも同じことを言っていますが、2つ目の方が表現力が豊かな印象を受ける人も多いのではないでしょうか。

正しい敬語表現に心がけよう

以上「知らなかった」の敬語表現について詳しく紹介しました。日頃から使っている「知らなかった」の敬語表現ですが「間違えて使っていた」というものが、中にはあったのではないでしょうか。

・「知らなかったです」ではなく「知りませんでした」を使うこと
・「知らないです」ではなく「知りません」を使うこと
・「謙譲語」の「存じる」「存じ上げる」を使い分けること

などに注意して、正しく「知らなかった」の敬語表現が使えるようになると良いでしょう。

またこれを機会に他の言葉の「謙譲語」や「尊敬語」についても再確認してみても良いのではないでしょうか。

初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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