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「きちんと」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年02月01日

「きちんと」という表現は丁寧な意味を表すため、敬語と相性がいいというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、「きちんと」を敬語とともに使うときはいくつか注意すべきポイントもあります。今回はそのポイントについて紹介します。

メールでの使い方

メールでは伝えたい内容を目で見て確認することができるため、より簡潔に内容を伝える必要があります。メールでは何度も同じ表現がされているとまわりくどい印象になり、とても読みづらくなってしまいます。

そのため、メールで「きちんと」という表現を使うときは、一通につき一度にとどめるようにしましょう。メールの長さにもよるため、場合によっては二回以上使っても問題ないこともあります。とはいえ、文章で相手に意図を伝えたいときはより簡潔な表現を心がけ、なるべく短い文章を心がけましょう。

とくに、敬語表現は一般的な表現に比べて文字数が多くなりやすいため、なるべく短くすることは非常に重要です。

「きちんと」を敬語表現するときの例文

「きちんと」を敬語表現とともに用いるときは、すでに説明したとおり丁寧語か尊敬語かによっても印象が異なります。

丁寧語を使って「きちんと○○してください」とすれば、相手に「丁寧にやろう」と想起させることができます。また、尊敬語を使って「きちんと○○なさってください」とすると、少し命令的な意味合いが出てしまうこともあるため注意が必要です。

また、謙譲語を使って「きちんと○○いたしました」という言い方をすれば、丁寧に物事を遂行したことを伝えることができるため、相手にも好印象を与えることができます。

「きちんと」の別の敬語表現例

敬語に合わせて「きちんと」を別の言い方で表現すると、「丁寧に」「丁重に」「的確に」「正確に」といった言い回しができます。「きちんと」という表現を何度も使いたいような場合には、似た意味のことばで置き換えるとすっきりしたことば使いになるためおすすめです。

「きちんと」と「きっちり」の敬語の違い

「きちんと」と同じ意味を表すことばとして「きっちり」という表現があります。「きちんと」は文語と口語のどちらでも使用できますが、「きっちり」は口語で使うことが多いです。また、敬語に合わせて使うのは「きっちり」よりも「きちんと」のほうが適していると言えます。

「きっちり」は「きちんと」よりも少しくだけた言い方であるため、正式な場面には向きませんが、ビジネスの場でも少し親しい相手や目下の人に対してなら使っても問題がない言い方です。

「きちんと」と「ちゃんと」の敬語の違い

「ちゃんと」も「きちんと」や「きっちり」と同じ意味を表します。しかし、このなかでは「ちゃんと」がいちばんくだけた表現であると言えます。そのため、敬語と合わせて使うことはほとんどないでしょう。

「ちゃんと」は、非常に親しい相手に対して使うことをおすすめします。「ちゃんと」という表現をビジネスの場ですることがないように気をつけ、「きちんと」の多重表現を避けるためには「正確に」や「丁重に」などといった表現をしてください。

「きちんと」を使いこなそう

「きちんと」ということばは無理に使用しなければならないわけではありません。「きちんと」を無理にくっつけることで、伝えたいことがうまく伝わらなくなってしまう恐れもあります。また、「きちんと」という表現をつけることで印象が悪くなってしまうことばも敬語のなかには存在することも忘れないでください。

とはいえ、「きちんと」という表現は上手に使うことができれば、とても効果的な言い回しとなります。どうしても「丁寧」であることを表現したいときにはぴったりの言い方です。ここぞという場面で使用して、自分の伝えたい意図を的確に相手に伝えられるようになりましょう。

さらに「きちんと」だけでなく「丁寧に」「丁重に」「的確に」「正確に」などの類似表現を駆使することで、より豊かな表現ができるよう、使い分けにもこだわりをもつとなお素敵です。ことば遣いに注意することも、ビジネススキルをアップさせる重要なポイントです。

初回公開日:2018年02月23日

記載されている内容は2018年02月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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