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「取る」の敬語表現・取るの使い方と例文・取るの別の敬語表現例

更新日:2024年04月01日

「取る」という言葉は、人の基本動作を表現する言葉だけに単独で使用したり他の言葉と組み合わせて使用したりと使用範囲が幅広く敬語の表現もさまざまです。この記事では、「取る」の敬語表現と「取る」の例文・「取る」の別の敬語表現例について紹介します。

アポイントでの使い方は?

アポイントにおいても基本的に敬語です。アポイントでは、「取る」に関する言葉がいっぱい飛び交います。「取る」の尊敬語は、「取られる」や「お取りになる」です。「取る」の謙譲語は、「お取りする」です。「取る」の丁寧語は、「取ります」です。これを頭に叩き込んで間違えないようにしましょう。

例としては、アポイントの場合、相手の方とアポイントを取る自分の行動を表現するので「明日の14時にアポイントを取らせていただきます」「来週月曜日にアポイントをお取りします」というように謙譲語での使用が多くなります。

アポイントを取るときは、スケジュール帳で予定が空いていることを確認してからアポイントを取ります。アポイントを取ったらすぐにスケジュール帳に書き込み、他の予定を入れないようにします。あとで書くようにするとそのまま忘れて書き込まずに他の予定を入れてしまうことになりかねません。

休暇申請での使い方は?

休暇申請での使い方でも基本的に敬語です。休暇申請の仕方は、会社ごとに決まったルールがあればそれに従います。有給休暇の申請の場合は、法律で認められている権利ですが、有給を取らせろみたいな態度はよくありません。また、直前の申請もよくありません。自分の仕事が忙しくない時期に5日前くらいまでに申請するのが望ましいです。

有給休暇を取りたい5日前くらいまでに上司に「○○日に有給休暇を取らせていただきたいのですがよろしいでしょうか」とあくまで低姿勢で申請します。

「取る」を敬語表現するときの例文は?

「取る」を敬語表現するときの例文を「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」に分けて紹介します。

尊敬語の例文は?

「取る」の敬語表現を「尊敬語」での例文を紹介します。

・そのお客様は商品棚から1冊の本をお取りになり、レジにその本をお持ちになりました。
本屋やコンビニで本を買うお客さんの様子を表現した文章です。本に限らず商品をお客さんが購入する場合は、同様の表現になります。

・この度は予約をお取りいただき大変ありがとうございます。
物でなく予約や休みなどを取る時も、同様の表現になります。直接お客さんにいう場合は、お礼の言葉も一緒にして感謝の気持ちを伝えます。

・社長は、お休みをお取りになります。
社内で社長などの上司のすることを表現します。お客さんなど社外の人に社内の人のことを表現する場合「社長は、休みをお取りしています。」と謙譲語で表現します。

・せっかくお取りいただいたのに行けなくなってすいません。
相手に取ってもらったのに行けなくなり、断りの連絡を相手に入れる例です。

謙譲語の例文は?

「取る」の敬語表現を「謙譲語」での例文を紹介します。

・社長は、休みをお取りしています。
お客さんなど外部の人に社内の人のことを表現する場合に謙譲語で表現します。社内で社長などの上司のすることを表現する場合は、「社長は、お休みをお取りになります。」と尊敬語で表現します。

・飲み物をお取りしましょうか
自分のこれからすることを相手に伝える場合の謙譲語の例です。

・こちらでお取り置きしました。
相手にしてあげたことを相手に伝える場合の謙譲語の例です。

丁寧語の例

「取る」の敬語表現を「丁寧語」での例文を紹介します。

・今日は、外食せずに出前を取ります。
外食をしないで出前を取ることを丁寧語で説明しています。

・タオルを干して水気を取ります。
タオルを干す理由を丁寧語で説明しています。

・来月は海外に行くのでパスポートを取ります。
パスポートを取る理由を丁寧語で説明しています。

・車を運転するには、運転免許を取る必要があります。
車を運転するのに運転免許を取る必要があることを説明しています。

・新幹線の切符が自由席なので早めに行って席を取ります。
早めに行く理由を説明しています。

「取る」の別の敬語表現例は?

「取る」は、人の基本動作のひとつだけに他の語と組み合わせて使用する多くの表現の言葉があります。「取る」と組み合わせる言葉の例として「取りに行く」があります。「取りに行く」の敬語表現例として、「取りに参ります」「取りに伺います」「お取りにいらっしゃる」などがあります。

この場合、「取る」も敬語表現すると二重敬語になってしまうので、「取る」は、そのままで「行く」を敬語表現することにより二重敬語にならないようにします。

取りに伺うは?

・明日取りに伺います。
明日、取りに行くことを目上の人に伝える言葉の謙譲語です。「伺います」は、「参ります」よりも敬意が高いので、より目上の人に対して使用します。

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初回公開日:2018年02月16日

記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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