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「見せてください」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月11日

「見せてください」のさまざまな敬語表現をまとめました。丁寧語、謙譲語、尊敬語としての「見せてください」という表現の言い回しを紹介しています。異なる状況に応じた使い方を、例文を使って説明しているので、日常生活にすぐに役立てられるようになっています。

買い物をするときに、「見せてください」はよく使われます。客が商品を見せてもらいたいときに、店員に「このスカーフを見せてください」のように使えます。「見せてください」という敬語は、面識のない店員に対しては丁寧な物言いを求められますから、ちょうどいい表現です。

それに対して店員は客には尊敬の念を評するのが一般的ですから、「わかりました、お見せします」のように、答えます。

手相を見たいとき

手相を見るというのも、ちょっと特別な状況ですが、自分が相手の手相を見たいときは、相手に敬意を表す丁寧語を使って、「手相を見せてください」ということができます。相手が友人のような仲のいい関係なら、丁寧語である「ください」は省いて、「手相を見せて」ということができます。

また、相手の手相を見るときには「見せていただく」とか、「拝見します」といった敬語を使うのが適しています。

「見せてください」を敬語表現するときの例文

「見せてください」を敬語として使うのなら、「お見せする」という謙譲表現が使えます。その例文として「部長に資料をお見せする」や「課長に写真をお見せする」のように使えるでしょう。

「見せてください」の別の敬語表現

「見せてください」の別の敬語表現として、「見せていただく」という言い方があります。「見せる」はそのままにして、「ください」を謙譲語の「頂く」にして、「見せていただく」とします。相手が見せたものを、自分が見る場合につかう表現で、相手を敬った言い方です。「社長から届いた招待状を見せていただく」のように使うことができます。

また「見せていただきます」の別の表現で「拝見させてください」もあります。「見せていただく」よりも格式ばった言い方で、相手を敬う気持ちが伝わるでしょう。

「拝見させていただきます」という表現も聞きますが、これは二重敬語になるので、間違った言い方です。「拝見する」と「頂く」の両方が謙譲語なので、それを重ねて使うことができません。「拝見させてください」という言い方が正しい敬語です。

「見せてください」と「見させてください」の敬語表現の違い

「見せてください」の別の言い方で、「見させてください」ということがありますが、どちらも意味は同じです。違いは、文法にあります。

「見させてください」の「見させる」は、「見る」という動詞に、「させる」という使役動詞が続いた二語の複合語です。それに敬語である「ください」がついて、「見させてください」という表現ができています。「見る」のは自分ですが「見せる」のは相手です。ですから「見させてください」は、相手がなにかを見せることをお願いするという意味です。更に丁寧な言い方をしたければ、「拝見させてください」ということもできます。

一方、「見せてください」は、「見せる」という他動動詞に、接続助詞の「て」と謙譲語の「ください」がついています。

つまり「見させてください」は他動詞の「見せる」から派生したのに対して、「見させてください」は自動詞の「見る」から派生した表現という違いがあります。

状況に合わせて、「見せてください」を使ってみよう

「見せてください」という表現には、様々な敬語表現があります。尊敬表現は、「お見せになる」が知られていますが、謙譲表現には、たくさんの言い方があります。「お見せします」や「見せていただきます」や「拝見させてください」などありますから、いろんな表現を、接客の場や会社など状況に応じて、使い分けてみましょう。

初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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