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「取り掛かる」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年09月11日

「取り掛かる」という言葉がありますが、普段何気なく使っていても、仕事などの場面で完璧に敬語表現できる自信はあるでしょうか?ここでは「取り掛かる」という語句の敬語表現を類語や使用例を交えて紹介しています。敬語表現を正しく身につけたい方は読んで見て下さい。

製造現場での「取り掛かる」について見ていきます。取り掛かるの言葉は同じ意味で違う表現がいくつかありますが、そのうち「仕掛かる」という言葉があります。これは仕事の途中であるものに作業し始めるという意味です。この点を踏まえて例文は「作業時間に余裕ができたので、午後からあの製品を仕掛かります。」

ちなみに製造現場において、作業工程内で製造途中の段階で保管も販売もできない状態のものを仕掛品と呼びます。

作業

作業においての「取り掛かる」という語句の敬語表現も、上記の「仕掛かる」と使い方は同じですが、作業現場においては「作業を行う事で第一歩、またはそれ以降を踏み出す」という意味が含まれます。例文はこちらです。「始業時間になったら、作業に取り掛かってください。」

準備をしてから行動するというよりは、作業をする時期や時間に重点を置いた表現になっています。

取り掛かるのが遅い

「取り掛かるのが遅い」という語句の敬語表現は、遅いの部分を敬語表現にすることで問題ありません。なお、こちらに遅れている落ち度があれば、その理由も添えておきましょう。例文「事前の日数計算よりも予定が狂いまして、申し訳ありませんが取り掛かるのが遅れています。」

失敗やトラブルほど伝えづらいものですが、早く報告すればするほど被害を最小限に抑える事ができるので、それぞれの責任に応じて対処するとともに、速やかに報告しましょう。

「取り掛かる」の別の敬語表現例

「取り掛かる」の別の敬語表現例を紹介します。「」内の言葉が取り掛かるの別の敬語表現です。例1新しいプロジェクトを「始動させます」、例2製品開発に「着手します」、例3チャイムがなったら「始業です」などです。

「取り掛かる」の類語や同義語の敬語

「取り掛かる」の類語や同義語の敬語について説明します。まず類語については、取り掛かるの言葉のそれぞれの意味合いに対応した類語が存在します。上記で説明した以外の「取り掛かる」の体系的な意味として、1生む、2活動又は挑戦する、3順調にスタートするなどです。

これらに対応する類語とその敬語をそれぞれ見ていくと、1は「始動する、押始める」で敬語は「始動します、押始めます」となり、2は「仕出す、乗りかかる」で敬語は「仕出します、乗りかかります」で、3は「スタートする、仕掛ける」で敬語は「スタートします、仕掛けます」となります。

類語同士でも意味が重なっていることがあるので、判断に迷う場合は文脈で類推していくのも一つの手段です。

「取り掛かる」表現の意味をおさらいしよう!

「取り掛かる」の敬語表現・使い方を例文を交えて紹介しました。敬語表現はビジネスにおいても重要なコミュニケーションツールであるため、そのツールとしての使い方を正しく知る視点も必要です。知らない言葉をひとつひとつ自分のものにして、教養を深めていきましょう。

初回公開日:2018年02月23日

記載されている内容は2018年02月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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