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「手伝う」の敬語表現・手伝うの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2023年12月29日

「手伝う」ことを敬語で伝える時には、どのような表現にすることが適切なのか、「手伝う」の基本的な敬語表現、「手伝う」の言葉を別の言葉を使って敬語にする際の表現など、「手伝う」の敬語に関したことを説明しています。参考にしてみてください。

お手伝いいたします

「お手伝いいたします」は「いたす」が付いているので、敬語分類としては謙譲語になります。「いたす」は漢字にすると「致す」で、「お手伝い致します」といったように漢字表記にしても問題はありませんが、「致す」には「(良い結果とはならない意味で)する」の意味の込められているという情報もあるため、一般的には「いたす」のように平仮名表記が用いられます。

「お手伝いいたします」を使用した例文には、「作業をお手伝いいたします」や「お手伝いいたしましょうか」などがあります。「お手伝いする(します)」と大差ありません。また、「いたします」と続くと言いにくい上に長ったらしい印象を与える可能性があるため、一般的に無難な「お手伝いする(します)」を用いた方が良いでしょう。

お手伝いできることがありましたら

「お手伝いできることがありましたら」は、お客様をもてなす接待を伴うビジネスシーンで使用されることがあります。例文としては、「お手伝いできることがありましたら申し付けください」などがあります。

「申し付け」は「言い付け」と同じ意味で、簡単に言えば「言うこと」です。また「申し付け」は「申し」の部分に「お」を付けることもありますが、「お手伝い」があるので「お」が1つの文に2つ含まれることになり、敬語の多用になります。ビジネスシーンでは許容範囲とされますが、正しい敬語の使い方としては「お」を付けない方が良いでしょう。

「手伝う」を別の敬語表現にすると?

「手伝う」は、「お手伝い」以外の敬語表現にすることもできます。その際は「手伝う」という言葉を別の言葉に言い換える形になりますが、意味としては似ているため「手伝う」の敬語表現として使用することが可能です。それでは、「手伝う」の別の敬語表現についてご紹介していきます。

ご尽力

「尽力」の意味は、「目標のために力を出し尽くす(努力する)」です。ここに「ご」を付けて「ご尽力」となった時には「相手が手伝うこと」を示す時に使用し、「ご」を付けない「尽力」は「自分が手伝うこと」を示す時の形になります。

「相手が手伝うこと」を示す時の使い方としては、「ご尽力ありがとうございます」などがあります。「自分が手伝うこと」を示す時の使い方には、「尽力させていただきます・尽力いたします」などがあります。

お力添え

「力添え」の意味は「手助け・協力・助力」といった「助ける」ことで、ここに「お」を付けた「お力添え」の形になると、謙譲語の扱いになりますので「目上に使用することができる」敬語表現になります。「お」を付けない「力添え」の形は、目下に対して使用します。

お力になる

「少しでもお力になれれば」の形で、使用されることが多い言葉です。「力になる」に「お」を付けている表現なので、敬語分類としては丁寧語になります。

「手伝う」の敬語表現を正しく使おう!

「手伝う」の基本的な敬語表現は「お手伝い(丁寧語)」で、ここに「する」を付ければ「丁寧語」、「いたす」を付ければ「謙譲語」、「なさる」を付ければ「尊敬語」の扱いになります。別の言葉で敬語表現にする時は「ご尽力・お力添え・お力になる」などがありますが、各自で持っている意味合いが異なるため、その状況に応じた使い分けをすると良いでしょう。

初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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