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「使用する」の敬語表現・使用するの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年09月09日

「使用する」という言動は日常的によく使われています。しかし使いなれたこの言葉でも、いざ敬語に直そうとした時すんなりと言葉が出てくるという方はそう多くはいらっしゃらないのではないかと予想できます。今回は「使用する」の敬語表現方法やその使い方について考えます。

では敬語の種類別に使い方を学んだうえで、「使用する」の敬語表現を使った例文を考えていきましょう。例えば上司の○○さんがPCを使用する様子を表すときは、「○○さんがPCをご使用になる」といった尊敬語での表現が正しいと考えられます。

次は、上司の○○さんからもらったペンを自宅で使っていることを伝える場合「いただいたペンは自宅にて使用いたしております」と表現することができます。「いたしております」は「しています」の謙譲語表現です。覚えておくとよいでしょう。

「使用する」の別の敬語表現

上記の表現方法以外で「使用する」という言葉を表したい場合はどういった言葉を用いるのがよいのでしょうか。似た意味を持ち、上手く言い回すことのできる言葉について考えていきましょう。

利用する(ご利用になる)

「使用する」という言葉に一番似ている言葉として挙げられるのが「利用する」です。お店の販売員が商品を持って「ぜひご利用ください」とお客様に声かけをしていたり、電車内では「毎度○○線をご利用いただきまして誠にありがとうございます」といったアナウンスが流れたりしているので、馴染みのある言葉であると予想できます。

「使用する」との違いは、人・物・場所そのものを使うことを示す「使用」に対し、物・システム・施設などの機能を活かし役立つようにうまく活用することを「利用」といいます。先ほどの例を見てみると、自分の生活で役に立つものを買うためにお店を「利用」したり、移動時間の短縮のために電車を「利用」するということになります。

「使用する」と「利用する」の使い方や意味を理解すればさまざまなシーンで使うことができますのでしっかり覚え、使ってみましょう。

相手によって表現を変えましょう

今回は「使用する」の敬語表現の方法や使い方、べつの言い換えについてご紹介しました。尊敬語では「ご~なさる・になる」をつけ「ご使用なさる・になる」という表現を、謙譲語では「する」の謙譲語を使い「使用いたします」と表現をし、丁寧語では「ます」を使い「使用します」との表現をするということがお分かりいただけましたでしょうか。

さまざまなシーンや相手との間柄によって言葉の伝え方を変えるのはビジネス社会では常識となりつつあります。実践で役立てることができるよう、正しい敬語の使い方を覚え、しっかり身に付けましょう。

初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2018年02月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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