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「向かいます」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月23日

打ち合わせを行う場所に向かう時や取引先の相手の会社へ出向く時など、「向かいます」と表現するシーンは少なくありません。しかし「向かいます」とは敬語表現なのでしょうか。そこで今回はこの「向かいます」という言葉について敬語表現や使い方など詳しくご紹介してまいります。

謙譲語とは自分を低めて相手への敬意を示す表現です。尊敬している相手に対して、自分がへりくだって相手を立てているということです。一般的には自分の動作について用いられます。

丁寧語

丁寧語というのはその名のとおり、言葉を丁寧に伝えるための表現であり、敬語表現としては低く、そこまでかしこまらなくても良いという場合に用いられます。反対に、敬意を表さなければいけない相手に丁寧語を使ってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまったり失礼にあたる場合がありますので、注意が必要です。

「向かいます」の敬語表現の使い方

上記に述べたように、敬語表現は使う対象と敬語の度合いで「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」のいずれを使うのかが変わってきます。

たとえばビジネスシーンにおいて、「向かいます」と表現する場面というのは、たとえば取引先の担当者と打ち合わせの約束をしていてこれから約束の場所に行く場合に、これから出発することを相手に伝える際などに用いられるのではないでしょうか。

そういった場合には、以下のように表現すると良いでしょう。

・本日の打ち合わせ場所となっている□□(場所)にこれから向かいますので、先にお着きになられた場合は少々お待ちいただけますでしょうか。
・○○さま、今御社に向かっておりますので○○時からの打ち合わせ、よろしくお願いいたします。

メールでの使い方

ビジネスシーンではメールは必須ツールであり、その利便性は単に仕事の情報のやり取りに使うだけではなく、資料やデータをメールに添付して送ったり、受け取ったりすることも多く、簡単にできるからこそ気をつけなければいけません。

たとえばこれから先方に会いに行く際に、その旨を伝えずにいきなり会いに行くというのは社会人として相手に失礼ですし、相手の都合や予定を全く考えていない行動ということにもなり、今後の信頼関係にも影響しかねない事態となり得ます。

また反対に自社に予定が変わって取引先などに向かわなければいけない場合には、自社に「向かいます」と一報入れることが必要です。そのような場合、どのように表現して伝えればいいのか、例文を交えてご紹介してまいります。

自社に報告するメール

お疲れ様です。△△部の□□です。
先程取引先の○○株式会社より連絡があり、トラブルが発生したため来社してほしいとの連絡を受けました。
これより○○株式会社に向かいますので、また状況が判明次第、別途連絡いたします。

「向かいます」を敬語表現するときの例文

それではここまで詳しく見てきた「向かいます」という言葉を敬語表現にする際、どのように使うのが正しいのか、例文を交えてご紹介してまいります。自分が「向かう」場合の表現は別途ご紹介しますので、まずは相手の方がこちらに「向かわれる」場合の例文をご紹介しましょう。

【例文】
・本日△△時に先方の○○さまがいらっしゃいます
・新規プロジェクトの説明のために、明日にでも弊社にお越しになるそうです
・すでに担当者の方がお見えになっております

「向かいます」の別の敬語表現例

またビジネスマンとして敬語表現をその場面その場面で使い分けできると、ワンランク上のビジネスマンとして評価していただけることもあるでしょう。そこで「向かいます」の別の敬語表現例をご紹介いたします。

伺います

先程少しご紹介した「伺います」という敬語表現を使った「向かう」の表現をご紹介いたします。なお、「伺う」という言葉は、行く先の「相手(人物)」を立てている謙譲語です。

・弊社の○○が△△時にお伺いいたします
・明日の打ち合わせですが、△△時にはお伺いいたします
・さっそく新規事業について打ち合わせに伺いたいと考えておりますが、○○さまのご都合はいかがですか
・本日お伺いする者が今回のプロジェクトの担当者である○○です

まいります

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初回公開日:2018年03月15日

記載されている内容は2018年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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