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「お父さん」の敬語表現・お父さんの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月25日

男親を表す「お父さん」という言葉には別の言い方がたくさんあります。時には敬語表現を使う必要もありますが、適切に使えていますか?この記事では「お父さん」の敬語表現や例文を紹介していきます。今まであやふやだったという方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

「お父さん」は敬語?一般的な表現は?

自分のお父さん

まずは普段の生活の中で、お父さんについて話したり書いたりする時、どんな表現を使っているか考えてみましょう。自分のお父さんについては、一般的なのが「お父さん」または「パパ」です。「お父さん」のバリエーションで「お父ちゃん」という表現や、少し大きくなった子どもが使う「おやじ」という表現もあります。

どれも父親に対する愛情や尊敬がこもった表現ですが、このうち尊敬語や丁寧語と考えられているのが「お父さん」です。名詞に「お」をつけて「父さん」に敬意を表しています。そのため、子ども同士の会話や、身内の間の会話では問題ありませんが、大人が外部の人に対して使う言葉としてはふさわしくありません。子どもっぽい印象を与えてしまう場合もあるので、「父」という表現を使うのが適切です。

他人のお父さん

他人のお父さんについて話したり書いたりする場合はどうでしょうか。こちらも子ども同士の会話では、「お父さん」や「パパ」が一般的です。「○○くんのお父さんが車で迎えに来てくれた」「○○ちゃんのパパは背が高いのね」のように使います。「おやじ」に「さん」をつけて「おやじさん」という使い方をする場合もあります。

このうち「お父さん」は敬語なので、大人が他人のお父さんに使っても問題ありませんが、「お父様」や「お父上」という表現をするとより丁寧に感じられます。「パパ」や「おやじさん」は、敬語ではありませんが、親しみが感じられる言葉なので、失礼な表現ではありません。実際にそのお父さんの事を知っている場合に使われることが多いです。

【敬語の種類別】「お父さん」の使い方

敬語の種類を確認しよう

「お父さん」の敬語表現をチェックする前に、まずは敬語についておさらいしておきましょう。敬語は大きく分けて、尊敬語・丁寧語・謙譲語の3種類があります。それぞれどんな場合に、どんな使い方をするか説明できますか?敬語を正しく使えることは社会人としての基本です。あやふやな場合は、この機会にもう一度確認しておきましょう。

尊敬語

話している相手や話題になっている人、その人の動作に使い、相手側を高めることで敬意を表す表現です。立場が上の人に対して使い、自分や自分側の人には使いません。

・先生が見る→先生がご覧になる
・社長が訪ねる→社長がお訪ねになる
・客が言った→お客様がおっしゃった

謙譲語

自分や自分側の人、その人の動作に使い、自分側がへりくだることで、動作の受け手や話の聞き手に敬意を表す表現です。相手側のことには使いません。

・私が見る→私が拝見する
・弟が訪ねる→弟がうかがう
・私たちが言った→私たちが申し上げた

丁寧語

丁寧な表現や言葉遣いによって、相手に敬意を表す表現です。「~です」「~ます」や接頭語「お」「ご」が代表的な丁寧語。自分側にも相手側にも使えます。

・先生が見る→先生が見ます
・弟が訪ねる→弟が訪ねます
・私たちが言った→私たちが言いました

使い方

それでは、「お父さん」の敬語表現にどんなものがあるか、種類別にもう少し詳しく見ていきましょう。尊敬語と謙譲語の使い分けを難しく感じる場合は、基本的に『他人のお父さんには尊敬語』『自分のお父さんには謙譲語』と考えて問題ありません。自分のお父さんに対して敬意を表したい時は、尊敬語や丁寧語の表現を使って構いませんが、外部に対してではなく身内での会話などに限ります。

尊敬語

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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