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「お父さん」の敬語表現・お父さんの使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年03月13日

男親を表す「お父さん」という言葉には別の言い方がたくさんあります。時には敬語表現を使う必要もありますが、適切に使えていますか?この記事では「お父さん」の敬語表現や例文を紹介していきます。今まであやふやだったという方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

尊敬語は相手を高める表現ですので、基本的に他人のお父さんに対して使います。「お父様」「父上様」「お父上」「父君」「お父君」「ご尊父」「ご尊父様」などの表現がよく知られています。どれも相手に対して敬意を表す表現です。子ども同士や、大人でも特に改まった場面でなければ、「お父さん」を尊敬語として使うこともできます。

また、自分のお父さんに対して尊敬の気持ちを込め、「父上」「お父様」などの尊敬語を使う場合もあります。直接呼びかける際や身内での会話では問題ありません。あまり一般的ではありませんが、貴族・公家などの子弟が使う表現で「御父様」「御申様」という表現もあります。これは「おもうさま」と読み、お父さんの尊敬語にあたります。

謙譲語

謙譲語は自分や自分側を下げて相手を立てる表現ですので、自分のお父さんに対して使います。通常は「父」を使えば問題ありません。もう少しへりくだった表現として、「老父」「愚父」などの表現もあります。どちらも父親をけなしているのではなく、自分の身内を下げることで、相手を立てる表現です。

丁寧語

「お父さん」が丁寧語に当たります。普段から使っている言葉なので敬語だと意識していない人が多いですが、「お」がついているので敬語表現の仲間に入ります。自分のお父さんについて使うのは身内での会話の時だけにしましょう。他人のお父さんにも、特に気を使わない日常会話なら使っても構いません。

メールでの使い方

メールや手紙でお父さんについて書く時は、後に残るため、会話の時より気を使う必要があります。自分のお父さんについては、身内宛のものなら普段使っている呼び方で書いて問題ありません。他人宛の場合は「父」を使いましょう。他人のお父さんについては、「お父様」「お父上」などを使うのが一般的です。弔電やお悔やみのメッセージには「ご尊父様」が使われることが多いです。

「お父さん」を敬語表現するときの例文

尊敬語

「お父様」「お父上」など、尊敬語の表現を使った例文です。参考にしてください。

「お父さんは元気にしていらっしゃいますか?」
「お父様にどうぞよろしくお伝え下さいませ」
「お父上とは、以前から親しくさせていただいております」
「ご尊父様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申しあげます」

謙譲語

「父」「愚父」など、謙譲語の表現を使った例文です。参考にしてください。

「父がそのように申しておりました」
「父は13時にそちらへ参ります」
「米寿のお祝いを頂戴し、老父も大変喜んでおります」
「愚父へのお気遣いに、感謝申し上げます」

丁寧語

丁寧語の表現、「お父さん」を使った例文です。参考にしてください。

「お父さん、いつもありがとう」
「私のお父さんはいつも夜遅くまで働いています」
「○○くんのお父さんはPTA会長です」
「お父さんと一緒に出かけることはありますか?」

その他の「お父さん」の敬語表現例

これまで自分のお父さんや他人のお父さんについての一般的な敬語表現を紹介してきましたが、ここでは特定の関係や状況にあるお父さんを表す敬語を紹介します。あまり聞きなれないものもありますが、改まった席や手紙の中で使えると好印象です。

義理の父:「お舅様」「お義父様」「ご岳父様(妻の父親)」
亡くなった自分のお父さん:「亡き父」「亡父」「先父」「先考」
亡くなった他人のお父さん:「亡きお父上」「故お父上様」「ご亡父様」「ご先考様」
前の当主の意味のお父さん:「先代」「先代様」「ご先代」

「お父さん」の以外の家族については?

次のページ:正しい敬語で「お父さん」を表現しよう

初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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