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「ご面倒」の使い方と例文・敬語の種類・ご面倒の別の敬語表現

更新日:2024年10月04日

「ご面倒」の使い方と例文・敬語の種類・ご面倒の別の敬語表現例について紹介しています。日ごろ使うことの多い「ご面倒」の正しい使い方や類似語の「お手数」「ご迷惑」といった表現の正しい使い方についても紹介しています。日ごろに役立つ情報がありますので是非ご覧ください。

「ご迷惑をおかけしました」「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」といった表現を聞いたことがありますか、と聞かれれば「ない」と答える人はいないでしょう。それ程「ご迷惑」という表現は世間に浸透しています。ですがこの「ご迷惑」を間違って使用していませんか。この項目ではみなさんが日ごろ使用している「ご迷惑」は正しいのか見ていきましょう。

1.意味

そもそも「ご迷惑」という敬語表現は「迷惑」という単語をより丁寧に表した表現です。「迷惑」とは他人のことで煩わしく嫌な目にあうというマイナスイメージを持つ表現です。ですが「ご迷惑」の類義語である「ご面倒」の意味は、相手に面倒な思いをさせることを謝り、謝意を表す表現です。

したがって、「ご面倒」という表現はマイナスとプラスの両方の意味を持っている表現といえるでしょう。

2.使い方

「ご迷惑」を使用した敬語表現は、自分の行動や状況などが相手に対して悪影響を与えてしまっている場合に使用する表現です。「ご迷惑をおかけしました」「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」という表現がよく使用されます。

しかし、この「ご迷惑」を使用した表現でも間違って使ってしまっている表現も存在します。「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」という表現は実は間違いです。このような場合は前述の項目でも登場した「お手数」という表現を使って「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」という表現が使われます。

しかし、「ご迷惑」という表現が使用できないのは「お手数」という表現が相手が自分に対しての手間などに対して謝意を表す表現であります。なので「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」といった表現は間違っているので気をつけなければなりません。

その他の表現

今までの項目では「ご面倒」の主な使い方・類似表現の使い方について紹介しました。他にはどのような敬語表現が存在するのか見ていきましょう。

1.「不都合をおかけします」

みなさんは「不都合をおかけします」という表現を聞いたことがありますか。この表現も「ご面倒」という敬語表現の類似表現です。この「不都合」という単語は、手違い、不始末、思わしくないことを指します。この手違いや、不始末といったものは相手にかかるものではありません。

よって「不都合をおかけします」という表現はこちらの事情や相手に手違いや不手際がかかる場合に相手に対する謝意を表す表現として使用する表現です。

2.「不便をおかけします」

「不便をおかけします」という表現ですが、この表現は「不都合なことを相手にかけてしまう」といった意味では先ほどの「不都合をおかけします」という表現と同義です。

この表現を使用する場合は「ご不便をおかけして申し訳ありません」「ご不便をおかけすると存じますが、どうかよろしくお願いします」というように使用が可能で、この表現を主に使用するのはビジネスシーンが多いです。非常によく使われている表現のひとつです。

これからはどのように使う?

いかがでしたか。「ご面倒」の使い方と例文・敬語の種類・「ご面倒」の別の敬語表現について紹介してまいりました。

「ご面倒」「お手数」「ご迷惑」といった表現は日ごろよくビジネスシーンで使用されています。主な使用場面は、やはりビジネスシーンでの使用が多いです。しかし時と場合、はたまた自分が当事者の立場なのか相手の立場なのかによっても使用する言語が変化します。その時の状況において区別できるように覚えておくことが非常に大切です。

敬語とは日本語の中に存在しているが、独立性を秘めている言語です。日本人であっても使い方がイマイチ分からなかったりするように日ごろから学ばなければならない言語のひとつです。

正しい敬語を使えるということは正しい日本語を使えるための第一歩です。日ごろから使い方を学ぶことが非常に大切なことであると同時に正しい日本語を使える常識人になる第一歩といえるでしょう。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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