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「ご連絡先」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年09月22日

ビジネスの相手とのやりとりでよく使われる「ご連絡先」と関連する言葉で迷ってしまう事はありませんか?使用頻度の高い言葉だからこそ正しく使いたいものです。今回は「ご連絡先」と言う敬語の構造から正しい使い方、知っておくと便利な言い回しなどをご紹介します。

敬語「ご連絡先」の意味は?

日本語は世界でも有数の難しい言語だと言われています。文字が3つもある上に敬語、口語、書き言葉といくつもに細分化できる日本語を使いこなすのは日本語ネイティブの私たちでも至難の業です。しかし日本人たるもの、最低限の敬語は使えるようにしておきたいです。

今回は敬語の中でもビジネスシーンで使用頻度の高い「ご連絡先」の意味と正しい使い方、知っておくとビジネスパーソンとしてのレベルが上がる事間違いなしの表現までご説明します。

「ご連絡先」は謙譲語

私たちが普段使っている「ご連絡先」と言う日本語は、分解すると自分がへりくだる謙譲語に良く使われる「御(ご、お)+名詞」の表現です。

「ご+名詞」と「お+名詞」の使い分けは日常で意識する事は余りありませんが、いくつか例外はあるものの基本的には規則があります。名詞の前に「ご」を付けるのは後ろの名詞が音読みの場合です。連絡先は音読みですので「ご連絡先」となり「お連絡先」は誤りです。「お+名詞」は名詞が訓読みの場合に使われます。「お電話」「お手紙」など耳慣れた言葉も多いでしょう。

「ご連絡先」の意味は?

「ご連絡先」と言う日本語は謙譲語の「ご+名詞」の形で作られているので「連絡先」の持つ意味は変わりません。「連絡先」と言うのは一昔前であれば暗に電話番号のことを指していましたが、現代のビジネスシーンでは電話番号だけには留まらず、メールアドレスや住所などその人と連絡を取れる何らかの手段の事を言います。

敬語「ご連絡先」の正しい使い方は?

敬語の種類は3つあります

まず、敬語について少し思い出してみましょう。敬語には、相手を敬う「尊敬語」と、自分がへりくだる「謙譲語」、上品な言い回しの「丁寧語」の3種類があります。

尊敬語は上司や取引先など、目上の人を自分よりも立てたい時に使う表現です。対して、謙譲語は相手の立場よりも自分がへりくだる時に使う表現です。丁寧語は聞き手に対して直接の尊敬を表すもので、日常会話で相手を選ばず使います。

「ご連絡先」の正しい使い方は?

「ご連絡先」の正しい使い方を見ていきましょう。「ご連絡先」は、自分がへりくだって相手を立てたい時に使う敬語です。ビジネスシーンですと取引先の方から顧客様、自社内の上司にも使う事のできる表現です。

「ご連絡先をいただけますか」や「ご連絡先を頂戴できますか」などは謙譲語の「ご連絡先」にもう一つ「もらう」の謙譲語の「いただく」や「頂戴する」を組み合わせている事になります。

会話の登場人物を考えると分かりやすくなります。「ご連絡先をいただけますか」の登場人物は二人です。友人同士の会話で砕けた表現だと「連絡先もらえる?」です。これを敬語に直す際、自分が知りたい連絡先は話し相手の物ですので「ご連絡先」に変わります。相手の連絡先を「もらう」のは自分ですので謙った言い方で「いただく」を使います。

間違った使い方に注意

自分の連絡先を相手に渡す場合「こちらが私のご連絡先です」とはなりません。先方に連絡してもらうのだから「ご連絡先」ではないのかと思いがちですが、この場合の相手に渡す連絡先は自分の物ですので謙譲語を使うのは誤りで、「こちらが私の連絡先です」が正しい日本語です。

その後に相手からの連絡を待っているという旨を伝えたい場合は相手からの「ご連絡」に待つという動詞の謙譲語「お待ちする」を組み合わせて「ご連絡をお待ちしています」となります。

敬語「ご連絡先」の例文

「ご連絡先」と言う敬語の作りや使い方を理解していただけましたか。次に「ご連絡先」と、一緒に良く使用する「ご連絡」と言う敬語を使った例文を見ていきましょう。

ご連絡をいただきありがとうございます

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初回公開日:2018年02月25日

記載されている内容は2018年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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