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「お電話番号」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年04月18日

「お電話番号」という敬語表現は、耳にする機会の多い敬語表現です。自分で使ったことがある人も多いでしょう。しかし、「お電話番号」という敬語表現にも、正しい使い方と間違った使い方があります。この記事で、自分の敬語表現が正しいか確認しましょう。

お電話番号を「お教えいただけますか」

「お教えいただけますか」は、「教えてもらえますか」という意味の敬語表現です。「お電話番号」という敬語表現を使った文章の中でも、もっともシンプルかつポピュラーな一文でしょう。電話番号を聞きたいときには、「お電話番号をお教えいただけますか」という敬語表現を使えばまず間違いありません。

お電話番号を「お伺いしてもよろしいでしょうか」

「お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか」は、「お電話番号をお教えいただけますか」と同じくらい活躍の場が多い敬語表現です。「お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか」は、敬語表現をなくすと「お電話番号を聞いてもいいですか」になります。相手に伺いを立ててから電話番号を聞く、ていねいな表現です。

ただし、「お伺いしてもよろしいでしょうか」はメールで使用するには少々長すぎてしまいます。「お伺いしてもよろしいでしょうか」は、電話や口頭で電話番号を聞くときに使用しましょう。

お電話番号の聞き方

他の人宛ての電話を受け、取り次ぎ相手が不在の場合は、電話の相手から電話番号を聞きます。しかし、電話の相手と取り次ぎ相手は、電話番号を十分知り合っている場合も多いです。

そこでおすすめなのが、「念のため、お電話番号をお伺いしてもよろしいでしょうか(お教えいただけますか)」という聞き方です。「念のため」という言葉を頭につけることで、「万が一、取り次ぎ相手に電話番号が分からないといけないので」という意味の質問になります。これなら、電話の相手に「知ってるはずなのに」と感じさせてしまうこともほぼありません。

「一応」はNG

「念のため」と同じ意味の言葉に「一応」がありますが、「一応」というあいまいな言葉はビジネスシーンに適しません。普段使いなれている「一応」は口をついて出やすい言葉なので、ビジネスシーンでうっかり言ってしまわないように注意が必要です。

一応はフランクな関係では問題ありませんが、ビジネスでは適さないです。

「お電話番号」の別の敬語表現例

「お電話番号」と似た敬語表現に「ご連絡先」という言葉があります。「お電話番号」と同じく、「ご連絡先をお教えいただけますか」や「ご連絡先をお伺いしてもよろしいでしょうか」のように使うことができます。

しかし、「ご連絡先」という敬語表現を使うときには注意しなければいけないことがありますので下記に注意点などを紹介します。

ご連絡先≠お電話番号

「ご連絡先」は、「相手の連絡先」を指す敬語表現です。「お電話番号」と同じように、相手の連絡先を聞くときなどに使用します。

「ご連絡先」を相手に聞く際に注意しなければならないのは、「連絡先=電話番号」ではなないという点です。連絡先という言葉は、電話番号だけではなく、住所やメールアドレスなど、幅広い情報を指しています。

「折り返しお電話するようXXに申し伝えます」といったやりとりのあとに連絡先を聞く場合は「ご連絡先をお教えいただけますか」でも構いませんが、突然「ご連絡先をお教えいただけますか」と尋ねると、何を聞きたいのかがあいまいになってしまいます。電話番号を聞きたいときは、やはり「お電話番号」と限定的に言い切った方が分かりやすいでしょう。

「お電話番号」はビジネスで役立つ敬語表現

「お電話番号」は、ビジネスシーンで使う機会の多い敬語表現です。特に、営業職やデスクワーカーには欠かせない敬語表現といえるでしょう。

「お電話番号」は、他の敬語と正しく組み合わせれば、相手にきちんと敬意を払った言葉遣いをすることができます。「お電話番号」の意味を理解して、さまざまな場面で使いこなしましょう。

初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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