「書きました」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年10月06日
「書きました」の他に、似たようなことを表現する類語はあるのでしょうか。またその類語を敬語で表現することはできるようでしょうか。さらにはその言葉を使った例文についてご紹介します。
「掲載しました」
「掲載しました」という言葉は、新聞のような公的なものや、雑誌のような出版物に載せられたものに対して使われるような表現です。しかしながら、一部の表現として、そういった出版物に掲載されたものを「書かれた」のように表現することがあります。そのため、「掲載しました」は「書きました」の類語であると言えるでしょう。
<例文>
・先日取材をした新しいお店の特集記事ですが、やっと今月号に掲載することができました。
・ずっと芸能事務所が隠してきたアイドルの熱愛報道が、週刊〇〇に掲載されてしまった。
「描きました」
「描きました」という言葉は、「かきました」や「えがきました」と読みます。文字を書くときは「書きました」という言葉を使いますが、絵を描くときは「描きました」という言葉を使います。
同じくペンや筆記用具を使って何かをかくという意味では同じですが、そのかくものが文字なのか絵なのかが、これらの言葉の決定的に異なる部分です。ですから、ある意味では類語と言えるでしょう。
<例文>
・秋の作品展のための絵画ですが、平井大橋から見たスカイツリーの様子を描きました。
「書きました」の敬語の種類
では、そもそも「書きました」という言葉はどういった種類の敬語に該当するのでしょうか。
冒頭でも述べたように「書きました」の元々の言葉は「書く」という言葉で、その過去形は「書いた」という表現になります。それを丁寧に表現している「書きました」という言葉です。そのことから、「書きました」は「書く」の丁寧語であると言えます。
「書きました」の尊敬語
では「書きました」を尊敬語として表現する場合には、どのような形が適切でしょうか。
尊敬語は目上の人や上司、お客様がとる行動を表現するときに使うような言葉としてとらえることができます。そのため「書きました」を尊敬語として表現すると「お書きになります」と表現することができます。そのため、「書きました」の尊敬語は「お書きになりました」であると言えるでしょう。
「書きました」の謙譲語
では、「書きました」の謙譲語で表現すると、どのような表現になるのでしょうか。
謙譲語とは上司や目上の方、お客様など、相手を立てるために自分がへりくだるような表現をするときに使うような言葉です。そのため、「書きました」を謙譲語で表現すると「お書きする」という言葉を使うことになります。さらに丁寧な表現を加えて、謙譲語での「書きました」は「お書きしました」という表現を使うことになります。
敬語は使う前に一度立ち止まりましょう!
「書きました」という言葉の意味や、それを尊敬語、謙譲語で表現した場合にはどのようなかたちになるのか、ということについてご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。
普段から何気なく使っている言葉ですが、丁寧語、尊敬語、謙譲語という種類があることがわかりました。特にビジネスの場や目上の人と話すような機会、さらにはお客様と話すような機会には、その言葉に気をつけて会話をする必要があります。また近年ではメールのような特殊な方法で会話をすることも増えているのでさらに注意が必要です。
なかなか全て覚えるのは難しい敬語表現ですが、一度立ち止まって適切であるかどうかを確認した上で使ってみると良いでしょう。
初回公開日:2018年02月20日
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