「届いていない」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例
更新日:2024年06月28日
「届いていません」以外にもいくつか「届いていない」の敬語表現があります。
「届いておりません」は「届いていません」と同じく丁寧語の形の敬語表現です。「届いていないと思う」を謙譲語の形で敬語にして「届いていないかと存じます」という場合もあります。
また「届いていない、ということはないか」を敬語にする場合は「お手元に届いておりますでしょうか」というように尋ねるのが一般的です。
届いておりません
「届いていません」と同じく丁寧語の形の敬語表現です。「荷物がまだ届いておりません。ご確認いただけますか」「メールはまだ届いておりません」などの使い方をします。
お手元に届いておりますでしょうか
「届いていない」という状態になってはいないかを相手に尋ねる場合は「届いていない、ということはありませんか」ではなく「届きましたか」と聞くのが一般的です。
「お送りした荷物は届きましたでしょうか」「お荷物はお手元に届いておりますでしょうか」などの使い方をします。
「届いていない」の別の敬語表現例
同様の状態を「受け取っていない」と表現する場合もあります。荷物は届いたが、自分が移動したために受け取ることができなかった場合や、会社などに届いてはいるのだろうが自分はまだ受け取っていない、という場合には「受け取っていない」を使います。
「事務所に届いているとは思いますが、まだ受け取っていません」「私書箱に届いているかもしれませんが、まだ受け取っていません」「もうお送りいただいたのですか。私はまだ受け取っていません。一度秘書に確認してみます」などの使い方をします。
送ったかどうかを確認する場合の敬語表現
「届いていない」という状態になったときは、「届いていない」と相手に伝えれば相手が正しく送付したかを確認してくれる場合がほとんどです。しかし、時にはこちらからきちんと送ってくれているのかどうかを確認しなくてはいけない場合もあります。
「送ってくれたか」を敬語にすると「お送りいただいておりますでしょうか」になります。「何処に送ったんだ」を敬語にすると「どちらにお送りいただきましたか」です。「いつ送ったんだ」を敬語にすると「いつお送りいただきましたでしょうか」です。
「まだ届いていないのですが、もうお送りいただいておりますでしょうか。いつお送りいただいたかご確認いただくことはできますか。それから、大変お手数なのですが、どちらにお送りいただいたかもご確認していただけますでしょうか」などの伝え方をします。
お送りいただいておりますでしょうか
「もう送ってくれているか」を敬語で表現すると「お送りいただいておりますでしょうか」になります。
「荷物がまだ届かないのですが、お送りいただいておりますでしょうか」というように使います。
送り先をご確認願えますか
「届いていない」と伝えて、「もう送った」と言われた場合は、何かしらの手違いで送り先を間違えている可能性があります。「送り先を確認して」を敬語で言うと「送り先をご確認願えますか」になります。
「お手数ですが、送り先の住所をご確認いただけますでしょうか。××にお送りいただきたかったのですが、こちらにお送りいただいておりますか」というような伝え方をします。
「届いていない」の敬語表現を使いこなそう!
「届いていない」は、郵便などが届いているかどうかを確認して「届いていない」と報告するような場面か、あるいは届くはずのものが届かないという状態を相手に伝える場面で使います。
「届いていない」を敬語にすると「届いていません」「届いておりません」になります。自分が移動したことなどが原因で荷物がまだ手元に届いていないという場合は「届いていません」ではなく「受け取っていない」を使った方が状況がうまく伝わります。
「届いていません」をより丁寧に伝える場合は、「まだ届いていないのですが、ご確認願えますか」というような伝え方をします。
「届いていない」の敬語表現を押さえて使いこなせるようになりましょう。
初回公開日:2018年02月22日
記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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