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「分からない」の意味と使い方を紹介!例文や言い換え表現も解説

更新日:2024年10月22日

ビジネスシーンで「分からない」と伝えるとき、適切な敬語で表現できていますか?この記事では、「分からない」の敬語表現や使い方などを紹介します。目上の方や取引先の方へ、「分からない」と伝える場合の敬語表現を知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

「分からない」の敬語表現には、「存じません」や「存じ上げません」といった言葉もあります。これは、「分からない」という言葉を使用する敬語表現ではなく、別の言葉を使用した表現の例です。

「分からない」という言葉は、「知らない」と同じような意味で考えることができます。そして、「知らない」という意味で「存じません」や「存じ上げません」などの言葉が使用されます。また、「知りませんか」や「分かりませんか」という意味では、「ご存じありませんか」という表現もあります。

さらに、「分からない」の丁寧語は「分かりません」ですが、「分かりかねます」などの表現で言い換えた方が好ましいです。ここからは、「分からない」の言い換え表現を詳しく見ていきましょう。

存じあげません

「存じ上げません」は、人物を知らない場合に使用する言葉です。一方で、物や場所、事柄を知らない場合には「存じません」を使用します。

例えば、「〇〇については存じません」と表現する場合、〇〇には物品などが入ります。「〇〇様のことは存じ上げません」と表現すれば、〇〇には人物名が入ります。

また、「存じ上げません」は「存じ上げておりません」に、「存じません」は「存じておりません」という表現で使用する場合もあります。「○○様のことは存じ上げておりません」といった使い方があります。

お答えいたしかねます

「お答えいたしかねます」は、「答えることができません」という意味です。直接的な「お答えできません」という表現もありますが、目上の方や社外の方へは「お答えいたしかねます」の方が適しているでしょう。

また、同じ意味である「お答えしかねます」よりも、丁重語も含まれる敬語表現の「お答えいたしかねます」の方が丁寧な表現だと言えます。やわらかい印象にするなら、「申し訳ございません」のようなクッション言葉と併せて使うと良いでしょう。

分かりかねます

一般的に、上司や社外の方に「分からない」と伝えるときは、「分かりません」よりもやわらかい印象を与える「分かりかねます」と答えることが多いでしょう。

この「分かりかねます」は、「分かりかねる」の丁寧語です。「分からない」と「かねる」にわけられ、動詞に「かねる」がつく場合、「~できない」や「~することは難しい」「決められない」という否定の意味を表します。

「分かりかねます」の代わりに、状況に応じて「確認できかねます」や「お答えしかねます」という表現方法もあります。

「分からない」の敬語表現

尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別は、ビジネスシーンで重要になります。「分からない」という動作の尊敬語は、自分の動作ではなく相手の動作に対して使用することが基本です。つまり、相手に対して「分かりませんか」と聞く場合に使用することになり、その例が「ご存じありませんか」になります。

また、「存じません」や「存じ上げません」という表現は謙譲語になります。これは「知らない」や「分からない」という意味の謙譲語となるので、「分からない」という動作をした人ではなく、その相手を敬います。例えば、話の相手に対して「存じません」と表現すると、その相手を敬うことができます。

さらに、「分からない」の丁寧語は「分かりません」となります。これは「ません」のもともとの形が「ます」になるので、丁寧語の表現になります。

「分からない」の丁寧な言い方は?

丁寧語とは、話の聞き手や読み手を敬う敬語です。例えば、会話で「です・ます調」を使用すると、その会話の相手に対して敬意を示すことができます。この「です」や「ます」は丁寧語になります。

「分からない」の丁寧語は「分かりません」となります。これは「ません」のもともとの形が「ます」になるので、丁寧語の表現になります。また、先ほど見たように、「ご存じありませんか」と「存じ上げません」も、「ません」の部分は丁寧語です。これらの表現は、尊敬語や謙譲語とともに丁寧語が使用される例となります。

一方で、「分かりません」という言葉は、「分かりかねます」などの表現で言い換えた方が好ましいです。「分かりません」も丁寧語で相手に敬意を示すことはできますが、場合によってはぶっきらぼうな印象を与えることもあるため、目上の人などに対しては「分かりかねます」の方が適切と言えます。

「分からない」の英語表現

「分からない」の英語表現として、「I'm not sure.(分かりません)」や「I don't get it.(質問の意味が分かりません)」という表現があります。

他にも、「分からない」という意味の「I don't know.」や「理解できない」という意味の「I don't understand.」などがありますが、冷たくぶっきらぼうなど、失礼な印象を与えてしまう可能性があります。

このような場合は、日本語と同じように「I'm sorry」や「I'm afraid」のような一文をつけるとやわらかい印象になるでしょう。

「分からない」の意味を知って正しく使いましょう

今回は、「分からない」の敬語表現や使い方、例文を紹介しました。「分からない」の敬語表現は「分かりかねます」などがあり、状況によっては「分かりません」よりも「分かりかねます」を使用することが好ましいです。また、別の敬語表現として「存じません」や「存じ上げません」などもあります。

相手に対して「分からない」ということを伝える際には、なるべくやわらかい表現を使用することが重要です。そのまま「分かりません」と表現するより、いろいろな敬語表現を使って伝えるようにしましょう。

また、尊敬語・謙譲語・丁寧語の区別を知っておくことも重要です。ビジネスシーンで適切な敬語を使うためにも、「分からない」の敬語表現をおさえ、ぜひ活かしてみてください。

初回公開日:2018年02月19日

記載されている内容は2018年02月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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