「あげる」の意味・敬語表現とは?使い方・例文・注意点を解説
更新日:2024年08月30日
お土産やプレゼントでは、自分の行動ですので謙譲語を使います。
- 「ささやかですが先日の休みに○○へ行ってきましたのでお土産です。とても美味しかったので、皆さんにもさしあげたくて買ってきました。宜しければ召し上がってください」
結婚式などのお祝いでは、自分が行う行動に対して話すので、謙譲語を使うことになります。
- 「ご結婚おめでとうございます。残念ながらご招待いただいた式には参加できそうにありませんので、もしよろしければお祝いだけでもさしあげたいのですが」
モノ以外に使う場合
もの以外に使う場合として、「電話を差し上げる」など連絡に対して使う場合があります。
- 「よろしければ、終わり次第お電話差し上げますが、いかがいたしましょうか?」
- 「それでは、また後ほど、お電話差し上げます。」
「お電話差し上げます」は正しい謙譲語になりますが、目上の人に対して使うときには違和感があり言い換えたい場合もあるでしょう。以下のように言い換えるのが良いでしょう。
- 「折り返しお電話させていただきます。」
- 「採用の場合は、ご連絡いたします。」
「あげる」の敬語表現を使うときの注意点
ここからは、「あげる」の敬語表現を使うときの注意点について説明していきます。
「あげる」の敬語表現を正しく使えるように、参考にしてください。
敬語の種類を正確に使い分ける
敬語には主に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つの種類があります。
まず尊敬語は、相手の視点から見た場合の物や行動に対して敬意を示す表現です。つまり、上司やお客様の行動に対して使う敬語になります。
次に謙譲語は自分を視点として、自分を低め、動作の相手または聞き手に敬意を表す表現です。こちらはそのまま自分の行った行動に対して使われます。
最後に丁寧語は、動作などで自分が相手に敬意を表す場合や、上品に伝えたい場合に用いる表現になります。
敬語の種類を理解したうえで、正しく使い分けるようにしましょう。
不自然な表現にならないように注意する
「あげる」を敬語表現にすると、「くださる」や「差し上げる」などの言葉に変わります。
一般的な敬語で「お~になる」「お~くださる」というように「お」をつける場合が多いですが、それを適用してしまうと不自然な表現になってしまいます。
「あげる」の敬語表現の違いを理解しないと、相手に伝わらないこともあるため、注意して使うようにしましょう。
「あげる」をそのまま使うケース
初回公開日:2018年03月23日
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