「いたしません」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現
更新日:2024年07月26日
敬語「いたしません」の意味
丁寧語、尊敬語、謙譲語という3つの種類がある敬語ですが、「いたしません」という敬語の意味を知っていますか。「いたしません」とは、謙譲語です。「いたしません」という言葉だけ使うと、謙譲語というように自分のことを謙遜しているようには聞こえない場合もあります。
しかし、「希望いたしません」「対応いたしません」というように、「できない」ということを丁寧に伝える言葉です。
「いたしません」という言葉は、「できない」ことを伝えているため、敬語として使っていても、良くない印象を与えてしまう可能性があります。「いたしません」という言葉は、注意して使うことをおすすめします。
やりません
「いたしません」という言葉に似ている言葉には「やりません」という言葉があります。「やりません」という言葉は、行動しない、参加しないという意味があります。
「やりません」と言い切ってしまうことで、きっぱりと断ることができます。しかし、やんわりと断りたい場合や、ビジネスシーンで使ってしまうと、よくない印象を与えてしまう可能性があります。
・僕は今回はその仕事をやりません。
・私は今日は勉強をやりません。
できかねる
「いたしません」の別の言い方には、「できかねる」という言葉があります。「やりません」という言葉の意味と同様に「できない」ということを伝えることができます。
「できかねる」という言葉は、「できない」という言葉をよりも丁寧な敬語のため、柔らかい印象を与えながら断ることが可能です。
言葉の使い方によって、相手に与える印象は大きく異なります。断る場合には、嫌悪感を抱く場合が多いため、敬語を使ってできるだけ丁寧に伝えたり、柔らかい言葉を選んだりすることで、断りたいことを受け入れやすくできる可能性があります。
・今回は参加できかねます。
・今日は営業はできかねます。
見送る
「いたしません」の別の言い方には、「見送る」という言葉があります。今回はしないという場合に使うことができます。
「いたしません」という言葉は、今後一切しないという意味を含んでしまうことがあります。しかし、今回だけ断りたい場合や、状況によって今後引き受ける可能性のある場合には、「今回は見送ります」という言葉を使ってもよいでしょう。
「見送る」「見送ります」という言葉を使う場合にも、お断りするという意味で使っているため、申し訳ない気持ちや、残念な気持ちを伝えるようにしましょう。
・今回は参加を見送ります。
・体調が悪いため、旅行は見送ります。
敬語「いたしません」の使い方
「いたしません」という敬語の使い方は、「しない」ことを伝える意味があります。しかし、「しない」ということは、否定や拒否という意味があるため、使い方によっては人間関係に支障が出たり、強く言うことで誤解を招いたりしてしまう可能性があります。
「いたしません」という敬語で、気持ちをはっきりと伝えることは大切です。しかし、使い方には注意が必要です。
敬語の種類
「いたしません」は、「しません」の敬語です。「しない」ということを丁寧に表現する敬語です。「いたしません」という敬語は、日常生活ではあまり使わない言葉ではないでしょうか。しかし、ビジネスシーンでは使うことがあるでしょう。
敬語は間違って使ってしまうと、信頼を得ることがむずかしくなってしまったり、無知だと思われたりする可能性があります。正しく敬語を使うように注意することが必要です。
使い方
「いたしません」という敬語の使い方をご紹介します。「いたしません」という敬語は、「しない」ということをはっきり伝えることができます。
・そのようなことはいたしません。
・この件には、ご協力いたしません。
・この商品は店頭では販売いたしません。
・ツアーには添乗員は同行いたしません。
「いたしません」という言葉を使うことで、わかりやすく的確に伝えることができます。
敬語「いたしません」の例文
「いたしません」という敬語の使い方の例文をご紹介します。「いたしません」という敬語は「しない」という言葉の敬語です。
「しない」という言葉は、否定や拒否を表しているため、使い方を間違えてしまうことで、トラブルを招いてしまう可能性があります。丁寧にしっかりと断るためには、使い方に注意が必要です。
希望いたしません
初回公開日:2018年03月04日
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