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「なりました」の使い方と例文・敬語の種類・別の敬語表現

更新日:2024年04月05日

皆さまも一度は使ったことのあるであろう「なりました」という言葉はビジネスシーンにおいてよく耳にしたり、無意識に口にしがちな敬語です。今回はそんな「なりました」という言葉の意味や正しい使い方、また別の敬語表現やそれらの注意点などをご紹介します。

では最後に「なりました」の別の表現方法や、その注意点について考えていきます。使い方を知り、実際に活用できるようにしましょう。

になります

「になります」という言葉は「になる」を丁寧語表現した言葉です。「なりました」と同じように物事が完成したり変化したときに使うことのできる敬語です。ビジネスシーンにおいてはよく耳にしたり口にすることは多いでしょう。「勉強になります」「お世話になります」と、上記の例文に当てはめてみますと意味は違えども敬語としては成り立っています。

間違った使い方に注意

間違った使い方としてあげられるのが、「です」のより丁寧な言い方であると勘違いされていることです。例えば「開店してから15年になります」という文と「お釣りは200円になります」という文に注目してください。どちらの例文も「になります」を「です」に入れ変えて使うことができます。前者は時間が経ち、変化していることを意味していますので正しい使い方ですが、後者は何の変化もしていません。

お釣りは変化するものではありませんのでこの使い方は間違いであることが言えます。より丁寧に言葉を表したいときは「ございます」を置き換えて使いましょう。

となります

「となります」は「となる」という、これも物事が変化したときに使うことのできる敬語表現です。「になります」ととてもよく似ていて、「開店してから15年となります」と、置き換えてみても意味が伝わります。使い分けや違いとしては、話し言葉としてよく使われるのが「になります」であり、より畏まった印象を与える「となります」は文面などの書き言葉としてよく使われます。

そのほかにも、「になります」はそう変化して当然な結果に使われ、「となります」は変化の結果が意外であったり強調したいときに使われるという違いもあります。これらの違いを意識することで、より丁寧で自然な敬語を使うことができます。

シーンに合わせてうまく言葉を置き換えましょう

今回は、ビジネスシーンではよく耳や口にしがちな「なりました」という言葉の敬語表現についてご紹介しました。この言葉は、物事が完成したときや変化したときにのみ使うことのできる敬語だということがお分かり頂けたでしょうか。

この意味や使い方を忘れないようにすれば間違って使ってしまうことはありません。シーンに合わせて表現を変えたり、言葉の意味を意識し、正しい敬語を自然と使えるようになりましょう。

初回公開日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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