「説明する」の敬語表現・説明するの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年06月24日
各敬語での使い方を踏まえると、自身が相手に説明することを伝えるときは、謙譲語を使います。また、説明をした対象が目上の相手であった場合は尊敬語を使用し、それ以外のプライベートなメールなどで目上の人以外に対して、敬語表現が必要な時は丁寧語を使います。
具体な例文としては、自身が説明する場合・謙譲語だと「先日説明いたしましたことについてご相談があります」などがあります。
説明した相手が目上の人の場合は「先日先生がご説明なされたことについてお聞きしたいことがあるのですが」と言った表現があります。最後に丁寧語で表現すると「明日説明しますので、よろしくお願いします」などがあります。
「説明する」を敬語で表現した場合の例文
ここまで、「説明する」についての敬語表現について説明してきましたが、具体的な例が無ければ分かりずらいでしょう。そこで、いくつかの例文をご紹介します。
尊敬語での例文
「説明する」を尊敬語で表現すると「ご説明なさる」になります。具体例として、すでに説明を目上の人から受けたときは「先日部長がご説明なされた件について意見を聞きたい」のように表現し、目上の人がこれから説明をするときは「今から先生がご説明なさるので、教室に行ってください」のような使い方をします。
謙譲語での例文
「説明する」を謙譲語で表現すると「ご説明いたします」となります。具体的な例としては、今から自身が目上の人に対して説明をするときは「今からご説明しますので、よろしくお願いします」と表現します。
また、すでに目上の人に対して、説明を過去にした場合は「先日ご説明させていただきました件ですが、ご意見を伺ってもよろしいですか」と言った表現を使います。
丁寧語での例文
「説明する」を丁寧語で表現すると、「説明します」となります。具体的な例文は、同級生や後輩と言った、目上ではない人に対して今から説明を行うときに「では、今から説明します」と言った表現や、すでに説明したことについて表現する「昨日説明しましたが、内容に追加があります」と言った使い方です。
別の敬語で表現した場合の例文
ご説明なさる
目上の人に対して使用する、尊敬語表現の「ご説明なさる」は今から目上の人が説明をするときに使われる敬語表現です。別の敬語で表現した場合は、上下の関係がない丁寧語の「説明します」でも表現することが可能です。例としては「先生方が説明します」などの表現があります。
ご説明いたす
謙譲語表現の「ご説明いたす」は今から説明をする自分をへりくだすことで敬意を表す表現です。同じ謙譲語の「ご説明いたします」や「ご説明させていただきます」、上下のない言葉そのものを丁寧に表現する丁寧語の「説明します」に置き換えることも可能です。
具体的な例としては別の謙譲語表現では「それではご説明いたします」や「今からご説明させていただきます」があります。また「ご説明いたします」を「説明いたします」に変えることも可能です。丁寧語の例文は「それでは今から説明します」のような使い方になります。
「説明する」の使い方
敬語表現は主に3種類あり、状況や対象によって使い分ける必要があります。上司や先輩または学生であれば教師などの行動に対して使い、目上の人を持ち上げることで敬意を表す、尊敬語。自身の行動をへりくだすことで相対的に他者を持ち上げ敬意を表す謙譲語。上下関係なく言葉そのものを丁寧に表現することで、相手への敬意を表す丁寧語があります。
「説明する」のそれぞれの敬語表現は、尊敬語が「ご説明なさる」、謙譲語が「ご説明いたす」「ご説明いたします」「ご説明させていただきます」、丁寧語が「説明します」となっており、基本的に丁寧語のみ頭に「ご」が付いていませんが、謙譲語でも「説明いたします」と言った表現をすることがあります。
会話やメールで使用するときは、相手や状況を踏まえてそれぞれの敬語表現を使いこなしましょう。
初回公開日:2018年02月26日
記載されている内容は2018年02月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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