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「良い返事」の敬語表現・良い返事の使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年08月07日

相手に、相手からの連絡や返事を待っていることを伝えるとき、敬語表現の有無に関わらず、「連絡」と「良い返事」とでは、受ける印象が異なります。そこで、「良い返事」はどのようなときに使うのか、また、目上の人に対する敬語としても使うことができるのか、見ていきます。

メールでは、相手が返事(返信)を期待しているのか、そうでないのかの判断がつきにくいことがあります。メールを送った方は返信を期待しているのに、送られた相手の方では、返信の必要はないと判断してしまったために、いつまでたっても返信がないということもあります。

そのため、相手からの返信が必要な場合には、誰が見ても返信が必要なことがわかるように、メール文に、はっきりと「ご返信をお待ちしております」と書く必要があります。中でも、相手に何らかの依頼をするときは、単に「返信」とするのではなく、「良いお返事をお待ちしております」とするのが良いでしょう。

「良いお返事」とすることで、相手に承諾してほしいという思いを含ませることができます。また、返信を依頼するときは、「お手すきのときに」などの遠慮がちな表現を使わず、はっきりと返信期日を示すようにしましょう。こうすることで、返信のし忘れを防ぐことができます。

「良い返事」を敬語表現するときの例文

「良い返事」の敬語での使い方がわかったところで、次は、具体的な例文を見ていきましょう。

お待ちしております

「今年度限りで現所長が退職されるにあたり、来年度は、ぜひともあなたに所長を務めていただきたいと思っております。突然のことで驚かれているかとは思いますが、良いご返事をお待ちしております。」

ここでの「良い返事」は、相手に来年度の所長を引き受けてもらうことを意味します。そして、「良い返事を待つ」のは自分であるため、敬語の中でも謙譲表現を用いて、相手に敬意を示しています。

ありがとうございます

「先生の専門分野から少し外れた講義内容の講師依頼だったにもかかわらず、良いご返事をいただき、ありがとうございます。早速、学生に通知したところ、講義内容に関係なく、先生にご講義いただけるということが、学生たちの間で大変な話題となっているようです。」

ここでの「良い返事」は、相手に講義の講師を引き受けてもらったことを意味します。そして、「良い返事をもらった」のは自分であるため、ここでも謙譲表現を用いて、相手に敬意を示しています。

「良い返事」の別の敬語表現例

「良い返事」には、「肯定的な返事」「好意的な返事」「快い返事」のほかに、「前向きな返事」「色よい返事」などの類語表現もあります。そこで「前向きな返事」「色よい返事」の敬語表現について見ていきましょう。

前向きな返事

「前向きな」には、次のような意味があります。

①明るい未来を信じている様子
②あることに対して意欲にあふれている様子
③細かいことにこだわったり悩んだりしない様子
④考えや言動が積極的である様子

「良い返事」の類語として「前向きな返事」を用いるときは、④の意味がふさわしく、「先日お送りいただいた企画書について、前向きなご返事ができるよう検討したいと思います。」のように敬語表現を用います。

色よい返事

「色よい」には、望ましい様子、好ましい様子などの意味があり、「色よい返事」には、提案や依頼などに対する、期待したとおりの返事という意味のほかに、交際の申し出などに対して、承諾をする返事という意味もあります。

「良い返事」の類義語として「色よい返事」を用いるときは、前者の意味がふさわしく、「部長直々のご依頼とあっては、色よいご返事をせざるを得ないでしょう。」のように敬語表現を用います。

良いお返事がもらえますように

ビジネスシーンに限らず、誰かに何かをお願いするとき、人は得てして、自分の期待する返事が返ってくることを期待してしまいます。そのため、相手に何かを依頼するときには、相手に自分の期待する返事を返してほしいという思いが伝わるように、「良い返事」を用いるようにするといいでしょう。

初回公開日:2018年02月25日

記載されている内容は2018年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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