「提示する」の敬語表現・提示するの使い方と例文・別の敬語表現
更新日:2024年09月09日
「提示する」の敬語表現はメールではどのように用いられるのでしょうか。「提示する」の敬語表現のメールでの使い方について具体例をあげながらご紹介していきます。
まずは「提示する」の丁寧語「提示します」を用いた例文です。
「一点ご質問があるのですが、免許証を持っていないため代わりに保険証を提示しますので保険証を居住証明書として認めていただけますでしょうか。」
続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」を用いた例文です。
「明日の件で一件追加連絡がございます。明日は入口で入館証をご提示くださいますと係の者が扉を開けますので入館証をお持ちいただきますようお願いいたします。」
最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」を用いた例文です。
「先日お渡しした資料はご覧いただけたでしょうか。参考までに別資料をご提示いたしますのでお時間のある時にご覧いただけると幸いです。」
ビジネスでの使い方
次に「提示する」の敬語表現はビジネスの場面ではどのように用いられるのか「提示する」の敬語表現のビジネス場面での使い方について具体例をあげながらご紹介していきます。
まずは「提示する」の丁寧語「提示します」を用いた例文です。
「参考資料を提示しますのでまずはこちらのスクリーンをご覧ください。」
続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」を用いた例文です。
「A社が契約条件をご提示くださるのでそれを見てから新しい企画を考えます。」
最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」を用いた例文です。
「もしご納得いただけない部分があれば代替案をご提示いたしますのでご遠慮なくお申し付けください」
「提示する」を敬語表現するときの例文
「提示する」と敬語で表現する際にはいろいろな状況がありますが、ここではよく使われる表現にしぼってどのように使われるのかを具体例と共にご紹介していきます。
今回は提示をしてもらったあとに感謝の気持ちを伝える「ご提示ありがとうございます」の敬語表現と提示してくれたら○○しますよと伝える「ご提示いただければ」のよく使われる2つの状況についてとりあげます。
ご提示ありがとうございます
丁寧語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合はそのまま「ご提示ありがとうございます」です。「ご提示ありがとうございます」を用いた例文をご紹介します。
「身分証明書のご提示ありがとうございます。」
尊敬語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合は「ご提示くださりありがとうございます」です。「ご提示くださりありがとうございます」例文をご紹介します。
「予算をご提示くださりありがとうございます。」
謙譲語で「ご提示ありがとうございます」を伝える場合は「ご提示いただきありがとうございます」です。「ご提示ありがとうございます」に「してもらう」を意味する謙譲語「いただく」をつけて「ご提示いただきありがとうございます」とすることで謙譲語の表現となります。では例文をご紹介します。
「参考資料をご提示くださりありがとうございます。」
ご提示いただければ
「ご提示いただければ」は「ご提示」に「~してもらえれば」を意味する謙譲語「いただく」が付いた形です。そのため「ご提示いただければ」自体が謙譲語であるためここでは謙譲語の例文のみご紹介します。
「年齢確認書類をご提示いただければアルコール類をご提供することが可能です。」
「見積書をご提示いただければ一度相談いたします。」
「社員証をご提示いただければ入口のロックを解除いたします。」
「提示する」の別の敬語表現例
「提示する」を別の敬語表現で表すとどのようなものがあるのでしょうか。ここでは「提示する」の別の敬語表現とその具体例をご紹介していきます。
見せる
「提示する」を別の敬語表現を用いて表せる言葉に「見せる」があります。
たとえば「提示する」の丁寧語「提示します」は「見せる」を用いると「お見せします」となります。例を挙げると「身分証明書を提示します」は「身分証明書をお見せします」と言い換えることができます。
続いて「提示する」の尊敬語「ご提示くださる」や「ご提示なさる」は「見せる」を用いると「お見せくださる」や「お見せになる」となります。例を挙げると「身分証明書をご提示なさる」は「身分証明書をお見せになる」と言い換えることができます。
最後に「提示する」の謙譲語「ご提示いたします」は「見せる」を用いると「お見せいたします」となります。これも同じように例を挙げると「身分証明書をご提示いたします」は「身分証明書をお見せいたします」と言い換えられます。
「見せる」も敬語で言うには「見せる」に「お」をつけて「お見せする」使われます。
「提示する」の敬語はシンプル
今回は「提示する」の敬語表現について使い方や別の表現など具体例をいろいろあげながらご紹介してきました。敬語表現は間違えた表現をすると失礼になってしまうので敬語は難しいというイメージが強い人も多いですが今回の「連絡しました」の敬語表現は意外とシンプルに感じられたのではないでしょうか。
「提示する」はあまり日常的に頻繁に用いられるような表現ではないですが、ふとした時に使わなければいけない場面がおとずれることもありますので、そのときに正しく使えるように習得しておきましょう。
初回公開日:2018年02月27日
記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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