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「そうだったんですね」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現

更新日:2024年05月06日

敬語で話をするなかで「そうだったんですね」という表現をうまく使えると、コミュニケーションを円滑に進められるようになります。今回はきちんとした敬語を使うビジネスの場でも必ず役に立つ、「そうだったんですね」を上手に使う方法をお伝えします。

言い方に気をつける

「そうだったんですね」という言い方は丁寧語であるため、敬語です。しかし、敬語であっても口調によっては、嫌味のように聞こえてしまうこともあります。相手の話がたとえつまらないとしても、「そうだったんですね」ということばをつまらなそうに発するのはNGです。

友人との会話ならそれでも許されるでしょうが、ビジネスの場であればちょっとした言動にも注意が必要です。仕事相手と雑談するのも一つの仕事だという認識を持ちましょう。

とくに「そうだったんですね」といった敬語表現は、感情が出やすい言い回しです。話がつまらないと感じていてもそれが悟られることがないようにしてください。ビジネスの場ではお世辞を言うのもマナーです。

「そうだったんですね」を敬語表現するときの例文

敬語で会話するなかで「そうだったんですね」という表現をするのは、さほど難しいことではありません。相手がもし「こんなことがあったんだ」といったフランクな投げかけをしてきたらそれが合図です。「そうだったんですね」というフレーズに気持ちを込めて伝えましょう。

たとえば、「昨日は子どもが熱を出して大変だったよ」と投げかけられたら、「そうだったんですね」と少し心配そうな声色で返答すればOKです。

社会人になると雑談が苦手だと悩む人も多いですが、話しかけてくる人は会話したいというよりは自分の話を聞いてほしいという願望をもっていることのほうが多いです。そのため、「そうだったんですね」のような的確な敬語で相槌をうつことができればそれだけで十分です。あまり深く考えるのはやめて、「そうだったんですね」を声色で使い分けてみましょう。

「そうだったんですね」の別の敬語表現例

敬語を使う場面で「そうだったんですね」という表現を多用してはいけないという話をしました。そのため、「そうだったんですね」のかわりに使える敬語表現を紹介します。

「そうだったんですね」のかわりになる敬語表現は、たくさん覚えておくほどいざというときに非常に役に立つためです。少しずつ使いながら覚えて、自然と口から出てくるようになると完璧です。

左様でございましたか

「そうだったんですね」にかわる非常に丁寧な敬語表現として、「左様でございましたか」という言い回しがあります。これはたしかに「そうだったんですね」と同じような意味がある敬語ですが、「そうだったんですね」に比べるとかなり堅苦しい言い回しです。

そのため、フランクに話しかけてきた相手に対して「左様でございましたか」という敬語表現をしてしまうと、少し変な空気になってしまう可能性もあります。そのため、「左様でございましたか」を使うのはかなりあらたまった場面や格式が高い相手のみにしましょう。

なるほどですね

「なるほどですね」も「そうだったんですね」と似た意味を表現することばです。しかし、「なるほどですね」に対してはあまりいいイメージをもっていない人もいるため、使うときは注意が必要です。相槌はそれぞれの言い方にも印象が大きく左右されるため、どんな言い回しを使うときでも丁寧に言うことを心がけるようにしましょう。

また、「なるほど」ということばは目上の人には使ってはいけないという敬語のルールが存在します。そのため、目上の人に対しては、いくら気心が知れた相手であっても使用してはいけません。

そうでしたか

「そうだったんですね」に近い敬語表現としては、「そうでしたか」という言い回しもあります。ただし、「そうでしたか」は「そうだったんですね」よりも少し冷たい印象が出やすい言い方です。実際に口に出して言ってみるとわかりやすいですが、「そうだったんですね」のほうが「そうでしたか」よりもポジティブで明るい発音がしやすいです。

そのような理由もあるせいか、「そうでしたか」と「そうだったんですね」はほとんど同じ意味ですが、「そうだったんですね」が使われるほうが圧倒的に多いです。「そうでしたか」を使うときは、印象が悪くならないように言い方に気をつけるようにしましょう。

はい、ええ

相槌としては「はい」「ええ」という言い方をすることも可能です。「はい」「ええ」は短いため、普段の相槌として使っている人も多いのではないでしょうか。

しかも、「はい」「ええ」は何度使っても気にならないことばです。「はい」よりも「ええ」のほうがより相手の話に馴染みやすいため、「ええ」を使えるようになるととてもナチュラルな相槌がうてるようになります。

「そうだったんですね」を駆使して相槌上手になろう

「そうだったんですね」は、敬語の会話なかで、相手との会話をよりスムーズに進めるために非常に役に立つ言い回しです。ビジネスの場では敬語を使うとはいえ、必ずしも堅苦しい話だけだとは限りません。ときには笑い声を上げて話をすることもあります。

「そうだったんですね」という相槌は、「話をきいていますよ」という合図であり、共感を表すフレーズでもあります。コミュニケーションを円滑にするためには、このように相手に配慮する気持ちが重要です。これは、普段敬語を使って相手へ配慮を示しているのとも同じことです。

仕事仲間と仕事以外の話をすることについて、はじめは違和感を感じることもあるかもしれません。しかし、それも仕事にとって必ずプラスに働くときがきます。「そうだったんですね」という敬語表現を活用して、円滑なコミュニケーションにつなげましょう。

初回公開日:2018年02月25日

記載されている内容は2018年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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