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「言っておきます」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年09月15日

仕事で相手に「〇〇に言っておきます」と伝えたいときに、そのまま使ってしまってもよいのでしょうか。「言っておきます」の敬語表現は何でしょうか。今回は「言っておきます」の敬語表現や使い方についてご紹介します。仕事で使うときの参考にしてみてください。

「言っておきます」を敬語表現するときの例文

それでは、「言っておきます」の敬語表現を使って、いくつか例文をご紹介します。仕事の場面では「言っておきます」の敬語表現を使う機会が多く発生します。仕事や接客など、「言っておきます」と相手に敬語で伝えたいときに参考にしてください。

担当に伝えたいとき

例えば、お取引先様より問い合わせがありました。しかし、担当者は不在です。このようなときには「(担当の者より)〇〇様へすぐご連絡するように申し伝えますので、少々お待ちください」とこちらがへりくだって伝えます。

電話で取り次いだときには「かしこまりました、担当の者へ申し伝えておきます」と、この場合もこちらがへりくだった謙譲語を使って対応します。このように、敬う対象から伝聞を預かったときには「言っておきます」の敬語表現は謙譲語の「申し伝える」を使います。細かなことですが、敬語を正しく使い分けることで、しっかりした人と相手に印象付けることができます。

上司に伝えたいとき

例えば、上司に仕事のことで伝えたいことがあった場合、「〇〇課長、お伝えしておきたいことがあるのですが、少しお時間割いていただけないでしょうか?」と、上司に対して敬語表現を使います。

このように、「言っておきます」を上司に対して使うときの敬語表現は、聞き手に敬意を表す謙譲語である「お伝えする」を使います。

会社の上司は普段お世話になっている相手であり、部下の評価をつける立場の相手でもあります。失礼のないように言葉選びをしましょう。

メールで伝えたいとき

メールで「言っておきます」を伝えるときは、取引先やお客様に対して使うことが多いです。そのため、相手を立てるために、こちらがへりくだった言い方の「申し伝える」を使います。しかし、上司に対してもメールで「言っておきます」を使うことがあります。

例えば、会社で上司に会う機会がなかったり、忙しくて仕事の報告ができなかったときなど、メールで伝えることがあります。そのときは敬意の対象は上司になるので、自分をへりくだって使う謙譲語の「申し伝える」ではなく、聞き手に敬意を表す謙譲語の「お伝えする」を使います。

相手によって「言っておきます」の敬語表現を使い分けるのは大変ですが、スムーズに仕事を進めていくためには、こういった気遣いが大切です。

「言っておきます」の別の敬語表現

「言っておきます」の敬語表現は他の表現として、「申し伝えておきます」という表現と、「お伝えします」という表現があります。また、「お伝えになる」「お伝えなさる」という尊敬語の表現も調べてみました。それぞれの使い方と、使うときに気をつけたい点についてまとめました。

申し伝えておきます

「申し伝えておきます」はこちらがへりくだって使う謙譲語の表現です。この表現は会社内の人に対しては使いません。敬意の対象の相手(取引先など)から自分以外の他の者(担当者など)への伝聞を承ったときに使います。敬意の対象が誰なのかをしっかり考えて使いましょう。

お伝えする

「お伝えする」も謙譲語ですが、「申し伝える」とは使い方が異なります。「お伝えする」は聞き手に対して敬意を表す謙譲語です。

ビジネスの場では、上司や先輩など、社内の人に対して使うと覚えておきましょう。取引先に対して「お伝えする」を使ってしまうと敬意の対象が変わってしまうので気をつけましょう。

お伝えになる、お伝えなさる

「お伝えになる」は「伝える」の尊敬語です。「お伝えになる」を使うときは、こちらから目上の人に発信したときに使うのではなく、目上の人からこちらへ発信してきたときに使います。今までと少し使い方が違うので注意が必要です。

例えば、「上司が(自分に)会議の内容をお伝えになられた」というように、上司から伝えられたときに使います。「(自分が)上司にお伝えになる」と使ってしまうと、敬意の対象が自分になってしまいます。

敬語表現を上手に使い分けよう

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初回公開日:2018年03月05日

記載されている内容は2018年03月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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