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「いくら」の敬語表現・いくらの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年01月18日

今回は予算や金額、値段の交渉時に使う「いくら」についてお伝えしています。「いくら」を敬語で表現するとどのようになるか、「いくら」の使い方と例文、敬語表現に直した時の「いくら」の使い方と例文、また別の表現でどのように使うかをご紹介しています。

ビジネスシーンにおいて相手の顔が見えない分、言葉の選び方ひとつで誤解を招いてしまったり、自分の印象が悪くなったりする可能性を秘めているのがメールでのやり取りです。この「いくら」という表現方法もしかり、メールを読む人の気持ちに立って言葉を選択してきましょう。

対面や電話での場合は「おいくらでしょうか」という表現を使っても失礼には当たりませんが、メールで使うと冷たく聞こえてしまいます。どのように変換すればよいのでしょうか。

メールでの使い方は何に気を付ければいいの?

予算や値段を聞く場合に「お値段はいくらでしょうか」「予算はいくらくらいでしょうか」と言うと、冷たい印象やあまりにも砕けすぎているので相手に不快感を与えてしまいかねません。

相手の顔の表情や声のトーンが分からないメールでは丁寧な表現を使いましょう。「お値段はいかほどになりますか」「予算はいかほどになりますか」と同じ言葉でも文頭に「お」を付加し、語尾の「でしょうか」を「になりますか」に変えることでさらに丁寧な表現になります。

また、メールではさらにひらがなを漢字に変換することでさらに上品な表現にすることもできます。例えば先の例に倣って、「お値段はいかほどになりますか」を漢字を使って書き換えてみましょう。「お値段はいかほどになりますか」という具合になります。上品な感じを受けます。

「いくら」を敬語表現するときの例文

では、実際に「いくら」を敬語表現するときの例文をシーン別にピックアップしてお伝えしましょう。ここでは、金額、予算、値段の3項目分けます。実際のシーンに当てはめてこの時はこのように使えばよいのだということを記憶しておけば憂いなしです。

金額を尋ねたい時はどう表現するの?

「いくら」を敬語表現するときはどのようなシーンが多いでしょうか。これまでショッピングや商談時に金額を知りたいけれどもどのように聞けばよいのかわからなかったといったことはないでしょうか。単刀直入に「これいくらですか」と言えば社会人としての礼節がなっていないと自分の印象が下がってしまいます。会社にとってもマイナスのイメージがついてしまいます。

また、使い慣れていないと言葉が出てこないという場合もあります。その時は「いくら」の前と後ろに言葉を付けるだけでグンと丁寧な敬語表現になるということを覚えておくとよいでしょう。

商談時の「いくら」はこう変換する

商談時に取引先の商品の金額を尋ねたいときは、「先ほどご説明にありました商品〇〇の金額は、おいくらになりますでしょうか」「先日お伺いいたしました時にご紹介いただいた商品〇〇の金額はいかほどになりますか」「この商品のお値段はいかほどと考えられていますか」「これは一ついかほどですか」と使います。

新入社員であっても会社の一員には変わりありません。きちんとした敬語表現で商談に臨めば、できる社員として評価も上がります。

予算を聞く場合はどのように聞けばいいの?

例えば自宅のリフォームを考えているお客様や住宅の購入を考えているお客様、あるいは結婚式の二次会を考えているお客様に対して予算を尋ねる場合があります。相手が自分よりも年上もしくは年下といった年齢においても、年齢のカテゴリーに縛られずに丁寧な対応が必要です。

「ご予算はおいくらぐらいだと考えていますか」という表現はよく耳にしますが、この表現だと相手に対して失礼に聞こえてしまいます。「いくらぐらいだと」という表現はあまりにもフレンドリーすぎて逆に丁寧語だとは言えません。

予算を尋ねるときの敬語表現にはどのようなものがあるの?

予算を尋ねるときは、相手の懐を探るので、なるべく丁寧な敬語表現が望ましいです。いきなり、「お考えになっているご予算はおいくらくらいでしょうか」と言うと、かえって何かを売りつけられるのではないだろうかと身構えてしまわれることもなきにしにもあらずです。その場合は次のように言うとよいでしょう。「お考えになられているご予算はいかほどでしょうか」と言うと、上品な感じがします。

値段を聞く場合はどのように聞けばよいの?

値段を聞く場合はビジネスシーンでよくあることです。しかしいきなり値段を教えてくださいという表現はスマートではありません。「いくらですか」と聞いてしまうと、後々値切り交渉に入れない場合もありますので、「この商品のお値段はいかほどでしょうか」と聞くとよいでしょう。

「この商品のお値段はおいくらくらいですか」と聞く場合もありますが、間違いではありませんが「いかほどでしょうか」に変えたほうが上品な表現です。

「いくら」の別の敬語表現例

「いくら」を丁寧な表現で言いまわしたいけれども、咄嗟のことや使い慣れていない言葉だとなかなか出てきませんし、かえって不自然な使い方をしてしまい惨めな思いをしてしまうこともあります。そんなときのために「いくら」の別の敬語表現を自分のワードポケットに入れておくと慌てずに済みます。相手に値段を尋ねるときに気を付けたいのが不躾な表現になっていないかということです。

「この商品のお値段はおいくらでしょうか」を別の敬語表現で表してみましょう。おすすめの表現は次のとおりです。「この商品のお値段をお伺いしたいのですが」という表現です。「いくら」の丁寧語である「いかほどでございますか」がどうしても思い出せない時に、値段を相手から聞く、尋ねるという行為に着目し、「いくら」を含ませた表現方法に置き換えます。ぜひ、覚えておきたい表現です。

「いくら」の敬語表現で気を付けたいこと

あまりにも丁寧語を気にしすぎて、「この商品のお値段はおいくらになりますか」と聞くところを「おいくらくらいになられますか」と表現をされる方がいらっしゃいます。「おいくらになりますか」はすでに敬語表現で成立していますので、さらに「なられ」を付加することで二重敬語になってしまいます。これではせっかくの丁寧語も意味をなさずかえって失言になってしまいますので注意してください。

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初回公開日:2018年03月20日

記載されている内容は2018年03月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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