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「心に留める」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年04月24日

日常生活でもビジネスでも良く使う「心に留める」ですが、目上の人に対して使っても失礼にあたらない?目上の人に対して使うときには、別のふさわしい敬語表現がある?そんな疑問にお答えするため、「心に留める」の敬語表現などについて紹介します。

ご承知おきください

「お含みおきください」と同じような意味で「ご承知おきください」という敬語表現もあります。しかし、「ご承知おきください」は、敬語の中でも謙譲表現の「承知いたす」の印象が強いため、目上の人に対して使うと、失礼な印象で受け取られてしまうことがあります。

そのため、目上の人に対する敬語として使うときは、「ご承知おきください」ではなく、「お含みおきください」を用いる方が望ましいと言えます。

「心に留める」の同義語の類語

「心に留める」の類語には、さまざまありますが、「心に留める」の意味、「心の中で思っておく」「心の中で意識して忘れないようにする」の「心」を「頭」に変えると、「頭で思っておく」「頭の中で意識して忘れないようにする」となり、これは、「覚えておく」「記憶しておく」と言い換えることもできます。

そこで、「覚えておく」「記憶しておく」について見ていきましょう。

覚えておく

「覚える」には、記憶する、習得する、体や心に感じる、思われる、思い出して話す、自然と思い出す、似合う、他人からそのように思われる、分別するなどの意味がありますが、「心に留める」の類語として用いられるときは記憶する、つまりある事柄を心に留めるという意味で用いられます。

また、このときの「覚える」は、「記憶」「追憶」などで使われる「憶」を用いて、「憶える」と書き変えられることもあります。

記憶しておく

「記憶」には、一般的に使う、過去の経験を忘れずに心に留めておくことという意味のほかに、心理学では、生物に過去の影響が残ることを指し、情報工学などでは、コンピュータに必要なデータを蓄積することを指すなどの意味があります。

「心に留める」の類語として用いるときは、もちろん、過去の経験を忘れずに心に留めておくの意味が当てはまります。さらに、「~しておく」には、前もって何かをすること、そのままの状態で放置することの意味があり、「記憶する」が忘れず心に留めるという行為を指すのに対し、「記憶しておく」は心に留めたままの状態を指すことがわかります。

また、「記憶しておく」は、「記憶に留める」と言い換えることもできます。

心と気と意と内心

「心に留める」に似た表現に「気に留める」「意に留める」「内心に留める」「胸の内に留める」などがあります。「気」には、①心や意識、生命などの様子や働き、②自然現象、③雰囲気、④あるものが持つ独特の香りなどの意味があり、「気に留める」と表現するときは、①の意味で使われるため、「心に留める」と同義であると言えます。

また、「意」には、気持ち、考え、意見など、心の中に思うことを指したり、言動が示すことや、意味、わけを指したりする意味があり、「意に留める」と表現するときは、前者の意味で使われ、これも「心に留める」と同義であるということができます。

しかし、「内心」「胸の内」はともに「心のうち」を意味し、「内心に留める」「胸の内に留める」はともに、心に秘める、人には言わない、内緒にするなどの意味になります。同じ心でも、単なる「心」と「心の中(うち)」では、意味が大きく異なります。

心に留めておきたい名言

「心に留める」と言って思い浮かべるのは、心に留めておきたい言葉、つまり「名言」ではないでしょうか。名言は、仕事や日常生活などにおいて励みになったり、私たちの考え方や視点を変えたりするなど、多くの影響を与えてくれます。

もちろん、人によって良いと思う名言や、影響を受ける名言は異なります。しかし、長い人生を生きていく中、待ち受けているだろうさまざまな困難を乗り越えていくとき、心の支えとなる名言があれば、人はどんなに強くなれるでしょうか。

名言は書籍や有名な人の言葉にだけあるのではなく、いつもそばにいる人の言葉の中にあったり、ふと耳に入った言葉の中にあったりすることもあります。何気なく過ごしている日常にも、素敵な名言があふれています。素敵な名言に出会えるよう、少し意識してさまざまな言葉に耳を傾けてみませんか。

初回公開日:2018年02月28日

記載されている内容は2018年02月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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