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「書く」の敬語表現・書くの使い方と例文・別の敬語表現例

更新日:2024年03月21日

ビジネスシーンに置いて、メールの作成や書類へのサインなど書く動作というものは付きものです。この「書く」ということを目上の人にお願いする場合、皆さまはどのような敬語を使っていますか。今回は「書く」をテーマに敬語の種類や使い方、別の表現方法についてご紹介します。

「書く」の敬語表現

「書く」というものは、人に何かを伝えるときや記録に残しておきたいときなど、人生に置いて必要不可欠な動作のひとつです。小さいころから自然と行ってきたであろうこの書く動作は、大人になった今でも使うことが多いことかと存じます。

では皆さまは、この「書く」という言葉を目上の人が行っていた際はどのように表現するのかご存知ですか。敬語を使う機会の多いビジネスの場に置いて、単純で簡単な動作の敬語表現を間違って使ってしまわないよう、今回は「書く」をテーマに敬語表現や他の表現方法について考えていきます。

ではまず始めに敬語の種類とそれぞれの定義や使い方についておさらいしていきましょう。すでにご存知の方もいらっしゃることかと思われますが、間違った認識をしたまま敬語を使うことを防ぐために一緒に見直しましょう。

尊敬語

敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つに分けられています。その中でもビジネスの場に置いてもっとも使う機会の多いであろう敬語は尊敬語です。この尊敬語は目上の人の行動や言葉を表現する際に使う敬語だからです。目上の人の言動を高めて表現することで敬意を示すことができます。

「言う」を「おっしゃる」、「来る」を「いらっしゃる」というように言葉そのものを変化させて表現したり、「聞く」を「お聞きになる」というように「お・ご~になる」という形にして表現するという使い方をします。「着る」を「お召しになる」、「見る」を「ご覧になる」など変化させたうえで「お・ご~になる」という形にするものなど言葉によってさまざまです。

謙譲語

次に謙譲語についてです。これは、謙譲という名前からもわかるように、へりくだった表現をする敬語をいいます。謙譲語を使う際に気を付けるべきことは、へりくだった表現をする対象は自分や自分の身内・組織の言動に限られていることです。

自分側の言動を下げて表現することで相手を高め、敬意を示すことのできる敬語ですので、間違っても目上の人の言動について言うときに謙譲語を使ってしまわないように注意しましょう。

「言う」は「申す・申し上げる」、「来る」は「参る・伺う」など謙譲語も言葉そのものを変化して表現するものが多いです。「~させていただく」という表現もありますが、これは相手からの許可を得た場合のみに使うことができる表現方法ですのでむやみやたらに使うことは避けましょう。

丁寧語

最後に丁寧語についてです。物や人に対して丁寧な言葉遣いで話すことで成り立つという、敬語の中でも最も簡単に表現することのできる方法です。丁寧な表現方法としては、文末に「です・ます」を付けることや単語の頭に「お・ご(御)」を付けることです。

他の敬語との違いは敬意を示す相手の有無が問われないことです。ですので同じ目線の人に対しても目下の人に対しても用いられることがあります。逆に敬意を示すべき目上の人との会話にはあまり用いるべきではありませんので言葉を選ぶ際に気を付けましょう。

「書く」の敬語での使い方

敬語の種類や使い方、用いるべき場面はお分かりいただけましたでしょうか。これらを把握したうえで、次に今回のテーマである「書く」の敬語での使い方について考えていきます。何かと物を書くことの多いであろうビジネスの場で正しい敬語の使い方をできるようにしましょう。

敬語の種類

もう一度おさらいがてら敬語の種類についてまとめましょう。敬語というものは大きく3つに分けられています。1つ目は相手の言動を高めて表現することで敬意を示すことのできる尊敬語。2つ目は自分や自分の身内・組織の言動をへりくだった表現をして言うことで相手を必然的に高め、敬意を示すことのできる謙譲語。そして3つ目が、物事を丁寧な言葉遣いで言うことで成り立つ丁寧語です。

話す相手と自分の間柄やそのときの状況によって、用いるべき敬語表現は変わってきます。臨機応変に使い分けられるよう、それぞれの違いを忘れないようにしましょう。

使い方

目上の人の「書く」動作を言葉で表現する際に用いる敬語は尊敬語です。そのときは「お~になる」という形式に沿って「お書きになる」という表現をするのが正しいといえます。自分側の「書く」動作について言うときは謙譲語を用い、「お書きする」という表現をします。「書く」動作を丁寧に表したいときは、語尾に「ます」を付けるだけなので「書きます」となります。以上が「書く」の敬語表現の使い方になります。

メールでの使い方

ビジネスの場においてメールを書く機会というものは少なからずあります。皆さまも一度は経験したことはあるのではないでしょうか。パソコンなどで電子メールを作成することがほとんどかと思われますが、この場合もメールを「書く」と表現します。

自分自身がメールを書く際は「(私がメールを)お書きします」というように謙譲語を用いて表現することができます。ご存知のとおり、文面からは感情やイントネーションは伝わりませんので、受け手が目上・目下に関係なく丁寧な表現をした言葉を送ることに気を付けてメールを書きましょう。

依頼する時

次に考える使い方は、「書く」ことを依頼するときの敬語表現方法についてです。目上の人に対して何かをお願いするということはとても伝えづらいものだとは存じますが、言葉の使い方を考えれば失礼になることはありません。

目上の人の行動を表現するには尊敬語を用います。何かを書くことをお願いするとき、「書いてほしい」という気持ちを敬語で表現するときは「お書きいただけますか」となります。「書いてください」という言葉は命令語に受け取られやすいので使わないようにしましょう。

次のページ:「書く」を敬語表現するときの例文

初回公開日:2018年03月14日

記載されている内容は2018年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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